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原口背唇部の範囲について

タイトルにあるとおりなんですが, シュペーマンの実験で有名な原口背唇部ですが, 私は,予定脊索域とその周辺を原口背唇部というと理解しています。 発生学的にここからここまでが原口背唇部というのは決まっているのでしょうか? どうかよろしくお願いします。

みんなの回答

  • otx
  • ベストアンサー率44% (256/576)
回答No.2

簡単に。 そもそも、生き物ですので、こっからここまでと線引き難しいです。 およそこの辺りと言うほかないです。 ヒトの「おなか」はどこからどこまでか?という質問に対して、 こっからここまでと線引きして答えるのは難しいと思いませんか?

  • suiran2
  • ベストアンサー率55% (1516/2748)
回答No.1

原口背唇(上唇)とは、原口が陥入していきますその背唇です。あなたの上唇はあくまでも口の中から外への折れ曲がりの部分を言うと思いますが、原口背唇も同じです。原口の内部から外への折曲がり部分を言います。極めて狭い範囲を指し示す言葉です。 原口背唇が予定脊索域であると言うことは、一部正しいですが完全ではありません。正しくは予定脊索域の狭い部分です。これは胚のステージがどの段階かにより変化します。初期原腸胚ならば予定脊索域の原口よりですし、後期原腸胚ならば反対側になります。ですから実験がどの時期に行われたのかによりまして、初期原腸胚ならば二次胚に頭部が出来ますが、後期原腸胚ならば尾部が形成されるわけです。 今我々の顔の皮膚が口から流れ込む場合に例えますと、初めは上唇が流れ込み、次に鼻が流れ込み、眉間が流れ込んでいきます。鼻が流れ込んでいく場合には鼻が上唇です。眉間が流れ込んでいく場合には眉間が上唇です。時間により上唇部の位置は変化します。そしてオタマジャクシの頭が上唇にあり、尾が眉間にある状態を想像してみてください。次々に変化していくことが理解できると思います。 原口背唇部を胞胚腔内に移植する方法は、シュペーマンではなくマンゴールドが行いました。実際に実験してみますと原口背唇は大変狭く、顕微鏡下でその部分だけを摘出することは困難です。ある程度広く摘出せざるを得ませんから多くのものが形成されるわけです。何かの参考になりましたでしょうか。

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