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戦後の世界

歴史の論文で出題された問題についてアドバイスがほしいです。戦後の世界は共産主義と資本主義の対立によって形作られた、ということを前提にして書いていかなければなりません。説得力のある論文にしたいんですが、どうのようにして書いていったらいいでしょうか。知識もそうですが、説得力のある、一貫性のあるロジカルな論文を書くということが目的なのでみなさんならどう書いていきますか。どの国から書いていけばいいのか、なにについて書いていけばいいのかなど。米ソが世界が二極化したことを序論として話して、米ソ対立の最中、資本主義と共産主義によって影響された各国について話せばいいでしょうか。ベルリンの壁、朝鮮38度、その他具体例があれば教えてほしいですが、国ごとに書いていってもつまらないし、トピック的な出来事などを中心にして書いて行った方がいいともってるので。。。またこんな書き方がいいとかあったら教えてほしいです。

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回答No.2

 歴史論文として戦後をイデオロギー闘争史観で表すことは比較的頻繁に行われるものですが、説得力のあるものは数少ないと言えるでしょう。  同じような歴史論文を一度「中央公論」に上梓しようとしたことがありますが、文章量と前提になる歴史知識の絶対量の問題で、不適切な論文になってしまったので、上梓頓挫した記憶があります。  プロット程度ででよければ回答させていただきます。  まず、冷戦構造から論じてみる必要性がありますが、「共産主義とか何か?」という大前提で説得力に問題が発生します。  そこで、ユーロコミュニズムを共産主義としてイタリア・フランスの左派政治情勢を記述するのがいいでしょう。  資本主義陣営を象徴させるにアメリカを記述するのが多いようですが、アメリカは全体像としては特殊で、成功例すぎる部分が欠陥になります。  共産主義を象徴させるにソビエト・中国がありますが、これらはむしろ資料不足・独裁政治の視座が強くなってしまいます。  以上のような理由から、ユーロコミュニズムの歴史で記述することをお勧めします。  ユーロコミュニズムは思想対立しながらも資本主義と共存した部分で比較論を行ないやすい長所があります。  その後、「改良社会主義」へシフトする部分などの説明も可能ですので、ユーロコミュニズムと資本主義(マーシャルプラン体制)の対立構造を説明することも有益でしょう。  可能ならば、ユーゴの社会主義体制についても説明できれば、左派的歴史観の人には驚きと斬新さで迎えられます。 (ちなみに、ユーゴ政治の文献集めが楽しくなって文章量が増えすぎたのが失敗の原因です)  平行して、反帝国主義に走る南米の社会主義の記述も重要でしょう。  ただ、前述したように、「共産主義とは何か?」という根本的な命題を抱える論文になるのは避けられないでしょうから、その部分について文章を裂く必要性もあります。    お手本的に国際政治の視点だけでダレス外交を主軸にした歴史も妥当なのですが、ニクソンショック当たりが障害になります。  是非に各国史として記述してほしい国を提示しておきます。 ギリシャ・トルコ・フランス・イタリア・イギリス キューバ・エストニア・ベトナム・ユーゴ・ポーランド そして、資本主義・共産主義の対立構造から別世界の所属した国々も記述するといい論文になると思います。 スウェーデン・スイス・タイ  最後に、私見というか、結論に近いものとしてお勧めしておきたいのが、 資本主義・共産主義ではなく、世界は混合経済体制である、という認識を提示することです。 二つのイデオロギー対立の時代は本質的には近視眼的であって、本質的には両社とも共存しえるものであって、市場原理主義・計画経済はトレードオフではなく玉石混合である、という結論です。  提出される相手の問題もありますが、私が指導教諭ならば、そのような結論がもっとも妥当として評価します。  つまり、もっともバツとできない結論を提示したつもりです。 

その他の回答 (1)

  • aburakuni
  • ベストアンサー率30% (470/1562)
回答No.1

テーマがあまり当たり前過ぎて、無難な形であれば特に問題ないと思います。 個人的なアイデアとしては、分裂国家(朝鮮・ベトナム・ドイツ)で起きた事柄と東西対立の潮目、中国(含む台湾)に絞った修正主義の消長といったテーマがある様な気がしますが・・・。

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