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何故、資本主義は共産主義を嫌がる?

僕は、理系浪人生、世界史はセンターで9割程度の者です。 歴史をみると、共産主義を、資本主義は嫌がっていますが、何故でしょうか? シベリア出兵もそうですし、戦後の対立もあります。 よろしくお願いいたします!

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  • tyr134
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回答No.6

他の方の回答にもある通り、共産主義は資本主義に対抗するために作られた思想ですね。 英国を筆頭に、徐々に資本主義が確立していきました。 しかし、その発展と共にある問題が持ち上がってきました。 それは、貧富の格差です。 この貧富の格差に地方農民は含まれません。 あくまでも、都市生活者内での貧富の格差の広がりですね。 歴史の教科書なんかでは、資産家と労働者の対立として描かれてますね。 それに対する一つの解決策を示そうとしたのが、共産主義でした。 これは、私有財産を認めずに全ての利益は共同体の利益であり、それを平等に再分配する事で、貧富の格差を無くそうとする試みでした。 まぁ、それが失敗した理由はソ連の崩壊を辿れば分かると思います。 日本は一時期、一億総中流とも言われ、利益の再分配が最も成功した国として欧米に注目された事があります。 最近の日本は、格差社会が叫ばれ始めていますが、これは資本主義の宿命でもありますね。 とは言え、ソ連型の共産主義は実現不可能ですし。 「貧富の格差」から資本主義と共産主義を見るのも、面白い気がするこの頃です。 (蛇足ですが、個人的には日本は共産主義から資本主義に舵を切り始めたと感じています。もっとも、ソ連型の共産主義はではありませんが。)

coffeebeat
質問者

お礼

どうも有り難う御座います。 資本家と労働者、そして貧富の格差を無くすための再分配、ということに関して、簡潔に書いていただき、勉強になりました。 一億総中流ということから、貧富の格差が少ないということで、共産主義的、と見ておられると思うのですが、この点について、参考になりました。 歴史や社会をどう見るか、という点で、面白いと思いました。

その他の回答 (5)

  • kodon
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回答No.5

戦後の混乱は日本も中国も混乱した社会であったはずです。日本社会は中小都市まで全てが戦災都市です。中国が簡単に共産党支配の政府になったのに、日本は共産党支配にならなかった大きな原因は何故だとお考えですか。日本共産党の研究者が解説していましたが、共産党が天皇を排除すると掲げたばかりに日本人には全く相手にされないそうです。コミンテルンがもし天皇制排除を言わなければ、それと終戦間際に日本に戦争を仕掛けて日本兵何十万人もシベリヤに抑留しなければ、戦後アメリカと安保条約を結ばずソ連と友好的な関係を結び、共産主義に近い社会主義国家になっていた可能性があります。一般住民を60万人以上も虐殺した国とその戦争に関係ない国があれば国民感情としてソ連を支持するでしょう。広島、長崎で30万人以上も虐殺されたことを知ったのは、多分サンフランシスコ講和会議で独立した昭和27年いごです。それまでは言論統制で私信も開封され戦時中のこと等の情報はありません。 もし日本がソ連側の陣営に組み込まれていたなら世界は社会主義陣営の 天下になっていたかもしれません。白人社会、中韓は労働は苦痛と考えていますが日本人は働くことを楽しみと捕らえる事の出来る民族で、一時欧米に働きアリと馬鹿にされ、週五日制や休日を増やしたりして欧米 にちかずこうとしてきました。 戦前軍人が5,15事件や2,26事件などを起し、彼等は社会主義政府を目指し、戦時中には配給制度、公定価格制度を設けて戦後もあらゆる所に社会主義がはびこり世界で一番成功した社会主義国家と言われた 時代もありました。私の判断では日本人が世界で一番社会主義を受け入れやすい国民ではないかと考えます。しかし今の社民党の歴史認識や護憲では、また共産党の現代離れしている考えでは支持をえられません。 戦前の共産党の摘発はソ連のコミンテルンの天皇制排除の思想が日本に 進入するのを恐れたことであり、社会主義、共産主義でよい制度なら取り入れようとする姿勢は日本人は排除しないと思います。むしろ金利で 稼いだり、株でぼろもうけする社会を毛嫌いする民族ではあるでしょう。

coffeebeat
質問者

お礼

どうも有り難う御座います。 日本での、共産主義の浸透の可能性について、僕は民族の性質と合わせて考えたことはありませんでしたので、参考になりました。 また、終戦前後の状況とソ連との結びつきの可能性に付きましても、参考になりました。

回答No.4

質問者には、ちと誤解があるようです。 >歴史をみると、共産主義を、資本主義は嫌がっていますが、何故でしょうか? 別に嫌がってはおりません。 資本主義国家たる西欧諸国、そして日本にも共産党はあり、一部の国では共産党が国政を担任した事実すらあります。 日本のシベリア出兵は、白色革命に乗じて地歩の拡大を図ったものであり、共産主義を嫌ってのものではありません。 「共産主義を嫌う」というよりも、コミンテル、共産革命輸出の名のもとに、侵略行為を正当化したソ連邦を始めとする共産主義国家に対抗するための政策がそう見えたのであり、「ベルリンの壁」「朝鮮戦争」「プラハの春」等々の共産主義政府による一般市民への弾圧行為が、西欧諸国を始めとする民主主義国家国民に憎悪されたからです。 その証拠に、アフリカ諸国等、ソ連邦軍事顧問団を受け入れて、その援助を受けた国々は、独裁国家として有名な国が多く、今なお貧困と差別と紛争に苦しんでいます。

coffeebeat
質問者

お礼

どうも有り難う御座います。 ご教示のとおり、確かに共産主義を他国に押し付けようとしたようなところを、思い出しました。また、弾圧行為についても、僕のほうで、もう一度教科書を見て、知識の整理をしなければならない、と思いました。

回答No.3

世界史を勉強しているなら容易に分かることですが、共産主義の本質は私有財産性の否定です。これが資本主義と対立するのは当たり前ですね。 ちなみにナポレオンボナパルトがあれだけヨーロッパ各国で人気が高かったのは、(仲が悪いドイツやイギリスにおいてでさえ人気が高かった)、ナポレオンが私有財産性をいち早く認める宣言をしたからです。 私有財産性を否定すると一部権力者(有能とは限らない、大抵はコネで決まる)が、そのほか大勢の国民を奴隷化することになります。 旧ソ連、李氏朝鮮…、これでは国家が発展しないことは明らかです。 しかし日本では戦後長くに渡って教育者らに、共産主義が善だ、という信仰が根強くあったのです。これがゆとり教育はじめ、日本の停滞(失われた十年)の理由です。

coffeebeat
質問者

お礼

どうも有り難う御座います。 私有財産の否定から、国力が落ちた、という例は、ソ連の戦時共産主義からネップに至る所や、中国での毛沢東、文化大革命、などが思い浮かびます。 日本と共産主義のかかわりについて、僕は日本史を勉強していませんが、今後勉強したいと思いました。

回答No.2

自分の考えを正当化するのに、 自分とは異なった考え方を否定するのが、 簡単単純わかりやすいからでしょうね。 特に国家レベルでは、国の方針に向かって国民の足並みがそろわないことには、国が弱くなってしまいます。 また、『敵』を作ることで、味方内の団結が強まったり、士気が高まるというのも、古今東西よく使われる手段です。 共産主義も資本主義も、どちらも搾取するという点においてはさほど変わらないと思いますが…

coffeebeat
質問者

お礼

どうも有り難う御座います。 自己の正当化、また集団の団結力という点についてのご教示、勉強になりました。 搾取に関して、僕はもっと歴史を見直してみようと思います。

  • nebura71
  • ベストアンサー率23% (177/743)
回答No.1

 色々原因はありますが、大きな原因として、その社会における権力者層が自分たちの立場を脅かされるから、というのがあります。  そして、権力者層による扇動にのせられて(又は強制的に)、一般庶民層まで共産主義を嫌うようになります。  なお、近年においては、共産主義の失敗によって、「実は共産主義にはこんなひどい欠陥があったんだ!」というのが浸透していますので、誰も目くじらを立てない傾向にあります。  下手すると共産主義に巻き込まれそうな台湾などは事情が別ですが。

coffeebeat
質問者

お礼

どうも有り難う御座います。 権力者層が失脚したら、生きていけなくなるかもしれませんから、その点でも、立場を護らねばならない、ということでしょうか。 台湾については僕の勉強不足ですが、参考になり、世界史をまた見直してみようと思います。

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