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零式水上観測機について

非常に優秀な機体なのはたしかですが、 (1)本来想定された任務(艦隊戦闘時の弾着観測)につかわれたのは何回くらいあったんでしょうか? (2)そんな優秀機なのに後継機が開発されていないのは何故ですか?水上機の限界を認めて空母機にスイッチさせたのでしょうか? (3)三座水偵と複座水偵の運用法の違いはどんなとこでしょうか?

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回答No.1

(1)わかりません。 (2)原因は様々です。  ・元々、弾着観測機としては優秀な機体であり、後継機の開発の必要がなかった。  ・艦隊決戦が起こりにくい戦い方になってきたために、弾着観測機そのものの必要性が低下した。  ・戦局の悪化により、新規の航空機を開発する余力がなかった。(開発の主力が注がれた戦闘機さえも、モックアップまで作られながら、開発中止になった機体もあるくらいです。) (3)本来、航空機の開発は、運用法を決定した上で作られるものですので、それぞれの運用法は、機体開発が開始される前から既に決まっていました。(現実にその通りに運用されたわけではないですが・・・。)  ・三座水偵は、長距離索敵を目的に、専門の航法員が搭乗するために三座とされ、また、航続距離も長く作られていました。(当時の日本海軍の搭乗員は、欧米に比べ、かなり優秀とはいえ、航法員無しではすぐに迷子になる怖れがあり、零戦等単座機が遠方の基地へ長距離移動をする時には、陸攻(乗員7~10名ですから、その中には当然航法員もいます)が誘導していたようです。)  ・複座水偵は、元々は弾着観測が主目的の機体で、艦隊至近を飛ぶだけということで、航法員席のない複座とされ、航続距離も短く作られていました。