太平洋戦争
太平洋戦争は 歴史の流れをみれば、避けられなかったと思います。
もし、ハル・ノートを日本が受け入れていれば、もちろん、避けられたとは思いますけど、それは戦って負けたのと同じ結果を受け入れることでしたからね。
たとえば、「おまえらの自宅をタダでよこせ。おまえら全員出て行け!」と暴力団に要求され、そのとおりにすれば、もめ事は起きません。
でも、それに抵抗すれば、いろんな暴力沙汰が起こるでしょう。
暴力団は、自分たちが暴力をふるいながらも「お前らが自宅から出て行かないから、怪我人が出たんだ!責任はお前たちにある!」と言うでしょうね。
泥棒たちから、自分たちの財産を守ろうとすれば、どうしても戦いが起こります。泥棒に財産を素直に渡せば、争いは起きないかもしれません。(全部奪われたあとで、殺されるパターンもありますけどね)
今の世界は、日本を除いて「地政学」という学問で外交・軍事戦略を決めているといえます。この地政学は、ドイツで発祥し、国家を生物(有機体)のように考えます。そして、その生物学はダーウインの進化論が取り込まれています。
つまりは、弱肉強食、適者生存の考え方です。
また、生物は生きるために、食物をとり、そして成長してゆきます。弱い生物は食物となり、強い生物の食物になります。
もちろん、現在は若干の修正が入っているでしょうけど、太平洋戦争当時は、この考え方が世界標準でした。つまりは、戦いは避けられなかったといえるでしょう。
ちなみに、中国は、「大中華帝国の建設」を目標にしていて、現在も、太平洋戦争前の「地政学」の考え方で行動していますし、尖閣や南シナ海での中国の横暴ぶりがそれを証明しています。
みなさんは どう思いますか?