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試薬 無水物と結晶水を含むものの用途の違い
試薬で、例えば硫酸銅その他多くのものが、「無水物」 と「結晶水を含む」ものがあります。それぞれ使用目的 の違いはありますか?「こういう場合は無水物でなくて はダメ」みたいなことはあるのでしょうか? よろしくお願いします。
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水溶液にする場合は、No.1の方の回答にもあるように、 滴定の標準溶液など、溶解した時点で精密な濃度が必要 →潮解/風解しないもの 濃度の精度が不要、もしくは標定によって濃度決定が可能 →使い分けは不要 ということになるかと思います。 (標準溶液:他の溶液の濃度を確認する際に、基準となる溶液) (標定:作成した溶液の実濃度を、標準溶液を使用して決定すること) また、「無水塩/水和物」で色変化をするもの、例えばご質問で 挙げられている硫酸銅(無水=無色/五水和物=青色)のような ものには、「水分の検出」という用途もありますので、こういった ときは「無水塩が必須」ということになり「ます。 また、何らかの反応の触媒に使うようなもの(フリーデル・クラフツ 反応での無水塩化アルミニウムなど)にも、「無視塩が必須」と なる例があります。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%87%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%95%E3%83%84%E5%8F%8D%E5%BF%9C
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noname#160321
回答No.1
空気中での安定度の高い物の方が「使い易い」、潮解性のある物は「標準物質」には使えません。 特に定容分析の第一次標準にする場合非常に重要です。
質問者
お礼
回答ありがとうございます。 納得です。
お礼
詳細な回答ありがとうございます。 非常によくわかりました。