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ジアミン類の危険性

化学系の会社に所属しているのですが、私自身は専門外です。 ジアミンは危険だと聞いたのですが、具体的にどの程度の危険性があるのでしょうか。 よろしくおねがいします。

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  • elpkc
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回答No.1

例えば、エチレンジアミンでは、 危険有害性の要約 GHS分類 : 引火性液体:区分3 皮膚腐食性/刺激性:区分1A 眼に対する重篤な損傷/眼刺激性:区分1 急性毒性:経口:区分4 急性毒性:経皮:区分3 呼吸器感作性:区分1 特定標的臓器/全身毒性(単回暴露):区分1(血液系、腎臓、呼吸器) 特定標的臓器/全身毒性(反復暴露):区分2(肝臓、腎臓、視覚器) 皮膚感作性:区分1 水生毒性(急性):区分2 GHSラベル要素 : 危険 危険有害性情報 : 引火性液体および蒸気 重篤な皮膚の薬傷・眼の損傷 重篤な眼の損傷 飲み込むと有害 皮膚に接触すると有毒 呼吸するとアレルギー、喘息、または呼吸困難を起こすおそれ 臓器の障害(血液系、腎臓、呼吸器) 長期又は反復暴露による臓器の障害のおそれ(肝臓、腎臓、視覚器) アレルギー性皮膚反応を起こすおそれ 水生生物に毒性 注意書き : [安全対策] この製品を使用する時に、飲食または喫煙をしないこと。 火災を発生しない工具を使用すること。 換気が十分でない場合には、呼吸用保護具を着用すること。 環境への放出を避けること。 取り扱い後はよく手を洗うこと。 静電気放電に対する予防措置を講ずること。 熱/火花/裸火/高温のもののような着火源から遠ざけること-禁煙。 ガス/ミスト/蒸気/スプレーの吸入を避けること。 保護手袋/衣類および保護眼鏡/保護面を着用すること。 防爆型の電気機器/換気装置/照明機器を使用すること。 容器および受器を接地すること。 容器を密閉しておくこと。 [応急措置] 飲み込んだ場合:口をすすぐこと。無理に吐かせないこと。気分が悪い時は、医師に連絡すること。 眼に入った場合:水で数分間注意深く洗うこと。次に、コンタクトレンズを着用していて容易にはずせる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。 気分が悪い場合:医師の診断/手当てを受けること。 吸入した場合:空気の新鮮な場所に移動し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。 呼吸に関する症状が出た場合には、医師に連絡すること。 口をすすぐこと。 皮膚(または毛)に付着した場合:直ちに汚染された衣類をすべて脱ぐこと/取り除くこと。 皮膚に付着した場合:多量の水(流水/シャワー)と石鹸で洗うこと。 皮膚刺激または発疹が生じた場合は、医師の診断/手当てを受けること。 暴露した場合:医師に連絡すること。 汚染された作業衣は作業場から出さないこと。 汚染された衣類を再使用する場合には洗濯すること。 [保管] 施錠して保管すること。 涼しい所/換気の良い場所で保管すること。 [廃棄] 内容物/容器を適切な焼却炉で焼却するか都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄物処理業者に委託処理する。 上記で記載がない危険有害性は分類対象外または分類できない。 有害性情報 急性毒性 : 吸入ーヒト TCLo:200ppm 感覚異常 吸入ーマウス LC50:300mg/m3 経口ーラット LD50:500mg/kg 腹腔ーマウス LD50:200mg/kg 皮膚ーウサギ LD50:730mg/kg ラットに対する経口投与のLD50=637、1,500、1,850 mg/kg (SIDS (2003))、1,160 mg/kg (ACGIH (7th, 2001)) に基づき、計算式を適用して区分した。LD50 (計算値)=860mg/kgから、区分4とした。 ウサギに対する経皮投与のLD50=560 mg/kg (SIDS (2003))、657 mg/kg (ACGIH (7th, 2001)) に基づき、低い値のLD50=560 mg/kgから、区分3とした。 皮膚腐食性・刺激性 : 皮膚刺激ーウサギ 450mg 解放系 中程度 皮膚刺激ーウサギ 10mg/24時間 解放系 重度 CICAD 15 (1999)、SIDS (2003) のウサギに対する皮膚一次刺激性試験結果の記述「70% (6~12分間)及び100% (24時間) のエチレンジアミンの皮膚適用で皮膚の壊死がみられている」から、4時間適用試験結果ではないが、皮膚腐食性を有すると考えられる。 眼に対する重篤な損傷・刺激性 : 眼刺激ーウサギ 675μg 重度 ACGIH (7th, 2001)、CICAD 15 (1999)、SIDS (2003) のウサギに対する眼刺激性試験結果の記述「100%エチレンジアミンの点眼で永続的な眼損傷を生ずる。」から、エチレンジアミンは眼に対する非可逆的作用を有すると考えられる。 呼吸器感作性又は皮膚感作性 : 気道感作性第2群(日本産業衛生学会) 皮膚感作性第1群(日本産業衛生学会) 呼吸器感作性:既存分類として、日本職業・環境アレルギー学会特設委員会 は呼吸器感作性物質に分類している。また、CICAD 15 (1999)、SIDS (2003) のヒトの呼吸器感作性に関する症例報告の記述「エチレンジアミンの職業暴露によって喘息を発症している」からも、エチルベンゼンは呼吸器感作性を有すると考えられる。 皮膚感作性:既存分類として、日本職業・環境アレルギー学会特設委員会 はエチレンジアミンを皮膚感作性物質に分類している。また、CICAD 15 (1999)、SIDS (2003)、環境省リスク評価書第3巻 (2004) のヒトの皮膚感作性に関する症例報告の記述「皮膚炎患者のパッチテストの結果、エチレンジアミンに陽性を示した。」と、CICAD 15 (1999)、SIDS (2003) のモルモットを用いた皮膚感作性試験結果の記述「陽性の結果を得ている。」からも、エチレンジアミンは皮膚感作性を有すると考えられる。 生殖細胞変異原性 : データなし 発がん性 : データなし 特定標的臓器・全身毒性、単回暴露 : ヒトについては、「顔のヒリヒリ感、眼、鼻粘膜に軽度の刺激」、「眼、皮膚、気道に対して腐食性を示し、蒸気あるいは煙霧を吸入すると肺水腫を起こすことがある。」(環境省リスク評価 第3巻 (2004))、「紅斑、無尿、頻脈、血中のカリウム濃度上昇、痰を伴う刺激性の咳と下痢を伴う腹痛、嘔吐、溶血と無尿を伴う腎症、致死的な高カリウム血症」(CERIハザードデータ集 99-20 (2000))等の記述がある。 特定標的臓器・全身毒性、反復暴露 : 実験動物については、「肝臓の混濁腫脹、曲尿細管の混濁腫脹」、「白内障、結膜炎、網膜萎縮などの眼の傷害」(環境省リスク評価 第3巻 (2004))等の記述がある。なお、実験動物に対する影響は、区分2に相当するガイダンス値の範囲でみられた。

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質問者

お礼

知らない指標もいくつかありましたが、だいたい理解できました。 回答、ありがとうございました。

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