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「危険」ってどれくらい?
薬関係の会社に勤めはじめて少したちます。 私自身は別の分野が専門なので、化学の知識は大学の教養レベルの知識しかありません。 毎日のように劇物などを扱っているのですが、このままこの仕事を続けていくと体に害が出たりするのでしょうか? たとえば、硫酸などは、手につけば危険というのは分かります。 怖いのは、目に見えないものです。天秤室では、目に見えない粉が舞っていると思いますし、活性炭の布マスク程度で防げているのか良く分かりません。 ヒ素試験などではヒ素が衣服についているのではという不安もあります。(衣類は家で洗っています。これも不安です。) 仕事場では、「危険らしいよ」と噂を聞くのですが、とにかく知識がないので、危険と聞いても具体的にどの程度の危険性があり、どういう影響があるのかということが分からず不安です。 それに関する本を読めば、普段平気で使っている薬品について、やたら恐ろしいことが書いてあって、どこまで気をつければいいのかが分からず余計不安になります。 また、特に気になっているのは、抗がん剤です。 ホルモンに作用するからよくないと聞くのですが、目の前で抗がん剤の実験をしていたりします。入社してしばらくしてからそのことに気づいたのですが、それまで誰からも抗がん剤についての説明を聞かなかったので、普通にしていました。でも周りにきくと「やばい」んだとか・・・そんなに「やばい」のですか? とにかく分からないことだらけです。上司に聞いても「大丈夫だよ」の一言で終わるのですが、上の方々は実験現場にはいないのでなんとでもいえるな・・と思ったり・・。 また、妊娠に影響があると聞いたのですが、子供を作る前から部署を変えたほうがいいのか子供が出来てから変えても大丈夫なのかも気になります。 詳しい方、教えてください。よろしくお願いします。
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質問者が選んだベストアンサー
こういったご質問は、物質名と量、 具体的な作業の環境(部屋・設備・機器など)や操作方法(保護具・操作マニュアルなど)、 がある程度詳細にわからなければ(実際に現場を見なければ)、お答えが困難です。 お勤めになっていらっしゃる会社では、配属の際に安全教育はなかったのでしょうか? 例えば、酸やアルカリなどの刺激物を扱う際はゴーグルを着用するとか、 粉や揮発性の毒劇物のハンドリングはドラフト内で行うとか、 安全上の「決まりごと」はないのでしょうか? もしこういったことがあるのなら、多少面倒でも指示にそのまま従ってください。 もしないのでしたら、会社の体制にかなりの不安を感じます。 すぐに上司の方に相談してください。 具体的な現場をご存知の方のほうが、より適切な判断ができるはずです。 >ヒ素試験などではヒ素が衣服についているのではという不安もあります。 ヒ素試験は、普通ヒ素が無いことを確かめる試験です。 ただし、対象物質としてヒ素も扱っているなら注意してください。 >衣類は家で洗っています。 会社では作業着が貸与されていないのでしょうか? 普通は、薬品を扱う際の作業着は会社の責任でクリーニングするものだと思うのですが? >やはり子供はまずいのですか・・。 よほど毒性と蓄積性が高い物質でもなければ、 妊娠前の薬物がこどもに影響するようなことはめったにありません。 ただ、薬物によっては不妊の原因になるようなものはあるかもしれません? >抗がん剤は、そんなにやばいのですか・・。 これは種類と量によります。 化学療法剤などには、発がん作用を持つものも珍しくありませんが、 ホルモン系の薬剤でしたら、微量ならそれほどの危険はないかもしれません? また、操作時に粉が舞い、それを吸い込むようなことがあるとリスクになりますが、 溶液の操作でしたら、水滴が飛んでくるようなことでもなければさほど心配はないでしょう。 ただ、うっかりこぼした後きちんと清掃されていないと、 乾燥して粉になったものが、知らないうちに舞っているようなことはあるかもしれません。 >現場では誰も気にせず素手で扱っている感じなので、 現場を見ていませんので、本当にラフなのか、要所はおさえてのことなのか不明ですが? 一昔前はそんなものでした。 私も以前の職場(医薬品の研究所)に配属された頃(20年以上も前)は、 似たようなことをやっていましたが、その後まもなく改善されました。 人は慣れてくると(実質問題のないレベルで)手抜きを覚えますが、 常に完璧な操作ができるわけではありません。(時に失敗もあります。) また、質問者の方のような、実験に不慣れな新人に対する見本としても好ましくありません。 このあたりにも、会社の体制に疑問を感じます。
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- debukuro
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子孫への悪影響となると 放射性物質:長い世代にわたって影響する HIVなど治療法がない病原体:胎内感染する 有害重金属:体内に残存して子孫にも影響する 芳香族炭化水素:これも残存するので子孫に影響するらしい このようなものを扱う事業所は保護処置を充実させなければなりませんね。 素人に濃縮ウランを取り扱わせるなんてような事業所からは逃げるが勝ちでしょうね。
お礼
再度ご回答いただき本当にありがとうございます。 重金属・芳香族炭化水素は使っていると思います。 物質を勉強しなくてはと思っていましたが、回答を見ていると、むしろ会社の体制や保護処置について勉強しないといけないのかも・・と思いました。
理学部化学科卒です。抗がん剤は正常な細胞を癌化させるらしいです。 参考書 実験を安全におこなうために 続・実験を安全におこなうために 化学同人 私もガラス細工でやけどをしたり、有害物質や放射能に誤って触ったことがあります。
お礼
ありがとうございます。 抗がん剤は、そんなにやばいのですか・・。 「実験を安全におこなうために」は持っているのですが、実際に毎日使っている薬品がものすごく危ないように書かれています。 現場では誰も気にせず素手で扱っている感じなので、実際の雰囲気と本の中にギャップが大きく、どう判断していいのか困っています。 本が正しいということでしょうか・・。
補足
抗がん剤について知っている方がいらっしゃったら、もう少し詳しく教えていただきたいです。 目の前で実験していても癌化するのでしょうか? どの程度なのかが気になります。
子供をつくる決断をしたら直ちに別の部署に移るべきです。 日常もマスク以外にメガネ(素通しでイイ)、使い捨て手袋、を使用しましょう。 作業着は別の洗濯物とは別に洗いましょう。
お礼
ありがとうございます。 やはり子供はまずいのですか・・。 あと、2~3年はこの部署で働きたいのですが、その年数働いてから、子供を作った場合も危ないのでしょうか?
- debukuro
- ベストアンサー率19% (3634/18947)
そのような危険は化学に携わる者の宿命です。 交通機関の運転手なら交通事故 航空機の乗員なら墜落 船員なら海難 どのような職業にも業種や職種に特有の危険が存在します。 自宅でさえ 調理で怪我をする 階段から落ちる ドアで指を挟む 掃除で埃を吸い込む 宇宙全域に危険はあります。
お礼
ありがとうございます。 分野は違うものの大学院で研究をしていたので、それは私も承知しているつもりです。 ただ、自分の危険は仕方ないと思いますが、子供の障害に影響することとはまた話が違うと思います。 別に航空機・船員だからといって、子供に障害が出るわけではないですし、自宅での怪我は少し違いますよね・・。 ほかの会社に比べ、対策が不十分で非常に環境が危険であるらしいと聞いたので、不安になりました。 もしそれらについて何か詳しく知っていらっしゃるなら、ぜひ教えていただきたいのです。よろしくお願いします。
お礼
詳しい回答ありがとうございます。 参考にします。 おっしゃるとおりで確かに実際の環境を見ないと分からないですよね。 安全教育はないですね。正社員ではないので・・。 でも、危ないものを使用するときはゴーグルをつける、ドラフトで行う、などは常識的にみな自分の判断でやっています。 私はびびりなので、ゴーグル・マスク・手袋はずっとつけっぱなしでかなり浮いていると思います。 作業で実際にヒ素はよく使っています。(書き方が悪くてすみません) でも有機溶媒などの方がきっと危ないですよね。 制服は貸与されていますが、クリーニングはしてもらえないので、毎週持って帰って自宅で洗濯しています。 抗がん剤は、操作時には、粉が舞っていると思います。 何の抗がん剤でどういう試験をしているかは私は全く知らされていません。 う~ん、吸い込んでる気がしますね。 そもそも制服のまま昼食を取っているのが危ないような・・。 こういう仕事では、誰がどういう試験をしているというのは、どこの企業でも把握し合わないものなのでしょうか。 自分が危険なものを扱っているときは分かっている分まだいいですが、隣で試験をしている人がどんな薬物を使っているのか分からないというところが怖いと思っています。 >人は慣れてくると(実質問題のないレベルで)手抜きを覚えます 本当にそうですね・・。 初心者の私でも、はじめの頃は劇物・毒物に緊張しましたが、毎日使っているとだんだんなんとも思わなくなってきています。 でも現場ではそう思っても家に帰ってから、改めて思い返してやっぱり怖いなと考えたりします。 勤めて長い方は、ゴーグルやマスクはほとんどしてませんね。 yoishoさんのおっしゃるように初心を忘れず、つけ続けようと思います。 会社の体制は、ほかの企業を知らないので比べようがないのですが、もう少しちゃんと知らないといけないですね・・。 基準が分からない分、どの程度なら「まぁ大丈夫」といえるのか分からないところが難しいですね・・。