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建築、美術に詳しい方へ
現在建築学科に通っています。建築を構造や材料の面だけでなく、美術や哲学、宗教、社会、歴史などと絡めて勉強したいのですが、大学にそれらしい研究室がないので独学しようと思っています。どなたか良い参考書のようなものを教えていただけると幸いです。 また、美術史等もちゃんと学んでおきたいので、こちらの方も宜しくお願いします。
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図書は学校の図書館の司書の方に相談してみてはいかがでしょうか。 西洋美術史はまずニューヨークのメトロポリタンと Museum of Modern Art (MoMA) に行ってメモをとリながら展示を見尽くして(3、4日あればなんとか)あとからキーワードにそって事典のたぐいで調べれば良いと思います。 MOMAにはプロダクトデザインのコレクション(椅子など)もありますよ。
こんにちは。 この方面の末端の仕事に携わっている者です。 以前にも似た質問がありましたので、重複するかもしれませんが、よろしかったら検索なさって見て下さい。 わたくしが所有している物の中から恐縮ですが。 ・『建築論辞典』日本建築学会編 ”建築”という観点から「(カント以降の)時間」「(ハイデッガーなどの)空間」などの概念に哲学的に触れ、”建築家としての思想”という観点から古今東西の建築家や「マニエリスム」「ロシア構成主義」などの芸術様式について記されています(全91項目) ・『美の歴史』ウンベルト・エーコ 西洋文明における古今のあらゆる分野の”美”に対し、豊富なカラー写真と引用文献がとても魅力的です。 新しいところでは、例えば建築における「有機的な美」として、ガウディのカサ・ミラやライトの「カウフマン邸」がカラー写真とともにコメントされています(P374-375)。 眺めているだけでも面白いです。 ・『建築の七燈』ジョン・ラスキン ・『ヴェネチアの石』ジョン・ラスキン ラスキン流の詳細で緻密な西洋ゴシック建築などの考察に驚嘆するばかりです。 でも、ちょっとゴシックが好きでないとつらいかも。 ・『都市の論理(権力はなぜ都市を必要とするか)』藤田弘夫 中公新書 こちらのサイトでご推薦いただいたものです。 「権力」の視点からいかに都市が形成されてきたか、また今後の展望をも含む「都市論」です。 ・『建築に夢を見た』安藤忠雄 NHKライブラリー 世界の安藤氏の「想い」をつづった文庫本です。 古今の日本にも当然触れているから読んでいて嬉しくなります。 ・『立原道造全集 第4巻 方法論』 角川書店 夭折した若き詩人で建築家の著作です。 珠玉の建築論のみならず、後半の数々の詩にも癒されます。 これ、セカンドハンドで1万円はしたかしら。 でも、手元に置けてよかったと思っております(笑) ・『ヴァレリー・セレクション 上 』 平凡社ライブラリー ヴァレリーも15~22頁の「建築家に関する逆説」において自身の建築論を述べています。 何故人は、詩人は、建築を目指すのでしょう? ・『諸文明の対話 マルロー美術論研究』 中田光雄 みすず書房 古今東西のマルローの多角的な芸術作品への考察です。 で、最後に。 『西洋建築様式史』美術出版社 『日本建築様式史』美術出版社 何故これを最後に据えたかといいますと。 以前こちらのサイトで「ネオ・ルネサンス」についての質問があった際、この著書を購入して回答したところ、とあるイギリスの代表建築事例が記されていた時代様式と食い違いがあり、散々な目に遭ったからです(笑)。 まあ、様式なんぞは研究対象として主観的な差異が存在するのかもしれませんが、これ以降あまりわたくしは鵜呑みにしておりません。 以上、ご参考になりましたら光栄です。 また、わたくしも諸先輩方からの推薦図書を伺いたいと願っております。 よろしくお願いいたします。
- FinePencil
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質問の範囲が広すぎて、答えようがありません。 一冊の本で、時間を掛けずすべての質問に答えられる スーパー参考書があるとよいのですが。 取り敢えず、下記参考書を紹介します。 100人の著名画家の紹介シリーズです。1冊ごとに作家の歴史と時代背景、作品の紹介と解説と内容は多方面に亘るものですが、要点をかいつまんで羅列してありますので、読みやすく短時間で大体の様子が把握できます。全部で100冊ありますが、知りたいテーマに絞って何冊かを選んで、範囲を絞る事を勧めます。 範囲を絞れれば、後は専門書はいくらでもありますので、時間を掛けて がんばってください。 ****************** 同朋舎出版「週間グレート・アーティスト」(定価500)円 尚,同シリーズの別冊(定価2,500円)もまとまっていて全体の見通しを立てるのに参考になります。