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日本語 「よう」の使い方
「よう」の使い方で同じ使い方のものを選ぶ問題の中で、 1. 彼の家は大きくて、お城のようです。と 2. 彼は日本人のように上手に話せます。が、同じ「よう」の使い方になっていました。1.は名詞+のようだ。 2.は名詞+のように+名詞or形容詞の使い方だと私は思うのですが......。1.と2.が同じ使い方になるのはどうしてなのでしょうか........?教えてください。
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コメントにお答えします。 まず、最初のご質問文の中にある誤りを指摘していませんでしたが、 2.は名詞+のように+名詞or形容詞 は誤りで、 2.は名詞+のように+動詞or形容詞or形容動詞 とすべきです。 では、本題。 >>>1.と2.の「よう」の意味は同じ、使い方は同じではないということですか??????。 問題は、解答者に対してこの2つの比較を求めています。 1「~のようです」(「ようです」の終止形) 2「~のように」(「ようだ」の連用形) あなたの考え方は、 1.は名詞+の+「ようだ/ようです(=終止形)」。 2.は名詞+の+「ように(=連用形)」+動詞or形容詞or形容動詞 となっているから、使い方は異なるのではないか、ということですよね。 しかし、 国語(日本語)の問題で「同じ使い方のものを選べ」という問題がある場合、 単に活用形が異なるだけの言葉同士を「使い方が違う言葉」として扱うことは、通常ありません。 「お城のようだ/ように/ようです」「日本人のようだ/ように/ようです」は、 A + の + ようだ/ようです = 「Aのようだ/です」 の形です。 つまり、「形として、使い方が同じ」です。 そして、どちらも ・「Aではないけれども、Aに似ている」 ・「Aではないけれども、Aの感じがする」 という意味になります。 つまり、「意味として、使い方が同じ」です。 ですから、1と2は、「形としても、意味としても、使い方は同じ」ということになります。 では!
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- sanori
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お礼のお言葉をありがとうございました。 コメントにお答えします。 >>>この場合は意味から判断しなければならないのですね。 いえ。それは違います。 私が言いたかったのは、ご質問の1,2のケースは、たまたま、どちらも同じ意味の「よう」だけれども、 「よう」の意味はそれ以外にもあるということです。 たとえば、 ・目標を表す「よう」 「試験に合格するように勉強しなさい」 ・自信がないので断言しないことを表す「よう」 「財布をなくしてしまいましたが、どうも自宅の中にはないようです」 という場合にも使われます。 >>>例えば文型から名詞の後に「よう」が来るからというふうな判断基準のようなものはないのでしょうか......? 実は、後ろに「だ」や「に」や「です」がつく「よう」というのは、 「よう」の2文字だけでは、文の中で1つの言葉(「品詞」と呼びます)としての役割を果たしません。 あくまでも、「ようだ」、「ように」、「ようです」の3~4文字があることによって、初めて意味を持ちます。 ちょっと難しくなりますが、 「ようだ」「ようです」は、助動詞という品詞で、その活用のしかたは形容動詞と同じです。 活用というのは、どういうことかと言うと、 わかりやすい例として、「読む」という動詞の活用をお見せしましょう。 読ま・ない 読み・ます 読む 読む・とき 読め・ば 読め 読も・う つまり、「ない」の前には「読ま」、「ます」の前には「読み」、「とき」(名詞)の前には「読む」が来るということです。 「ようだ」の活用は、こうです。 ようだろ・う ようで・ある ように・する ようだっ・た ようだ ような・もの ようなら・ば つまり、「する」(動詞)の前には「ように」、もの(名詞)の前には「ような」が来るということです。 「ようです」の活用は、こうです。 ようでしょ・う ようでし・た ようです つまり、動詞や名詞の前には、「ようです」や、その活用形は来ません。 上に、「活用のしかたは形容動詞と同じです。」と書きましたが、 形容動詞というのは、「変だ」「変です」「静かだ」「静かです」「自由だ」「自由です」「スリムだ」「スリムです」「国際的だ」「国際的です」などのことです。 一例として「変だ」「変です」の活用を書きます。 「変だ」の活用 変だろ・う 変で・ある 変に・する 変だっ・た 変だ 変な・もの 変なら・ば (「する」(動詞)の前には「変に」、もの(名詞)の前には「変な」が来ます。) 「変です」の活用 変でしょ・う 変でし・た 変です 「ようだ」「ようです」と同じ活用をすることが、おわかりいただけたでしょうか。 最後に。 名詞の前に来る活用形のことを、文法用語で「連体形」と言います。 (「日本人のような顔」「日本人のような考え方」) 動詞・形容詞・形容動詞の前に来る活用形のことを、文法用語で「連用形」と言います。 (「日本人のように話せる。」「日本人のように低い身長」「日本人のように勤勉だ/勤勉です」) では、ご質問への回答をまとめます。 1の「ようです」というのは、「ようです」という形容動詞型の助動詞の終止形(基本的な形)です。 2の「ように」というのは、「ようだ」という形容動詞型の助動詞の連用形です。
お礼
とても詳しく教えて下さってありがとうございました。ということは、私の判断の仕方はちがいましたけど、1.と2.の「よう」の意味は同じ、使い方は同じではないということですか??????。ゴメンナサイ使い方にこだわって......。
- kottinQ
- ベストアンサー率37% (220/587)
おはようございます。 1を、彼の家は大きくて、お城のように立派です。と言い換えると、2と同じです。 2を、彼の上手な話は、日本人のようです。と言い換えると、1と同じです。 あとは、#1さんの通り。
お礼
ありがとうございました。sanoriのお礼に書いたとおり文型で判断することはできますか?
- sanori
- ベストアンサー率48% (5664/11798)
こんばんは。 この場合の「Aのようだ/です」や「Aのように」の意味は、 「Aではないけれども、Aに似ている」 「Aではないけれども、Aの感じがする」 だと考えてください。 英語で言うならば、 like A とか、 as if ~ になります。 「お城のようです」=「お城ではないが、お城の感じがする」 「日本人のように・・・」=「日本人ではないが、日本人の感じがする」 以上、ご参考になりましたら幸いです。
お礼
早々のご回答ありがとうございました。この場合は意味から判断しなければならないのですね。例えば文型から名詞の後に「よう」が来るからというふうな判断基準のようなものはないのでしょうか......?
お礼
大変遅くなりましたが、度重なる質問にご丁寧にご回答くださいましてありがとうございました。とてもたすかりました。これからもよろしくおねがいします。