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確率論
確率論の内容ですが、任意のε>0に対して P(lim |X_n-X|>ε)=0 が言えるのであれば P(lim |X_n-X|=0)=1 となるのを厳密に示したいです。この場合どうすればいいのでしょうか? ご教授お願いします。
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P(lim |X_n - X| > ε) = 0 を厳密に書くと P({ω∈Ω; |X_n(ω)-X(ω)| > ε}) = 0 となり,補集合を取れば P({ω∈Ω; |X_n(ω)-X(ω)| ≦ ε}) = 1 となります.集合 A_k を A_k = {ω∈Ω; |X_n(ω)-X(ω)| ≦ 1/k}) と定めると (1) P(A_k) = 1 (2) A_1 ⊃ A_2 ⊃ ... が成り立つので,測度の単調収束性から 1 = lim P(A_k) = P(∩A_k) が成立します.よって ∩A_k = {ω∈Ω; |X_n(ω) - X(ω)| = 0} を示せば主張が示されたことになります. この等号を ⊃ と ⊂ を示すことで示します. ⊃ は各A_kが右辺を含むので成り立ちます. ⊂ について,任意の左辺の元ωは |X_n(ω) - X(ω)| ≦ 1/k (k ≧ 1) を満たすので,|X_n(ω) - X(ω)| = 0 となり, ωが右辺にも含まれることがわかります.
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回答No.2
No.1へのコメントに対して: lim[n→∞] は書き落としただけで,全部に必要です. ただ,あってもなくても証明は全く変わりません.
質問者
お礼
納得しました。どうもありがとうございましたm(_ _)m
補足
P(lim |X_n - X| > ε) = 0 を厳密に書くと P({ω∈Ω; |X_n(ω)-X(ω)| > ε}) = 0 となるのでしょうか? {ω∈Ω; |X_n(ω)-X(ω)| > ε}の事象と{ω∈Ω; lim |X_n(ω)-X(ω)| > ε}の事象は同じなのですか?