- 締切済み
確率論の命題の証明
長文で恐縮ですが、以下の命題の証明に手間取っております。よろしければお力添え願えないでしょうか。 {X_i}を独立な確率変数列、A>0を定数(ただし、値は必ずしも同じでなくても良い)、Λを|Λ|<=Aを満たす定数、Pを以下のような確率であるとします。 P= K(n) × 1 / {log(s_n)}^{1-δ} -Λ×Γ_n / (s_n)^3、 K(n) = 1/ √{4π(s_n)^2 (1-δ) loglog(s_n) } ただし、s_nはΣX_i(iは1からnまで)の標準偏差、Γ_nをΣX_i(iは1からnまで)の三次絶対モーメントです。s_n >=自然対数eで、n→∞のときs_n→∞となります。 このとき、0<ε<1を満たすあるεについて、 Γ_n / (s_n)^3 <= A / {log(s_n)}^{1+ε} (1) を満たすとき,0<δ<εを満たす任意のδについて P >= A / {log(s_n)}^{1-(δ/2)} (2) が成り立つことを示したいのですが、証明が上手くいきません。 不等式(1)を用いて P = K(n) × 1 / {log(s_n)}^{1-δ} -Λ×Γ_n / (s_n)^3 >= K(n) × 1 / {log(s_n)}^{1-δ} -|Λ|×Γ_n / (s_n)^3 >= K(n) × 1 / {log(s_n)}^{1-δ} -|Λ|×A / {log(s_n)}^{1+ε} というようにやっていくと思われますが、下から押さえることが中々できません。 ちなみに、テキスト (A Course in Probablity Theory, ChungのP244-245) では、 「Pは確率であるから、|Pの第二項|<=|Pの第一項|となり、ゆえに(2)が成り立つ」という内容しか書いておりませんでした。 ご教授よろしくお願い致します。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
みんなの回答
- ramayana
- ベストアンサー率75% (215/285)
ANo.1です。 見当違いかも知れませんが・・・ K(n)の式を眺めると、重複対数の法則に関する議論に関係がありそうに見えます。すると、 P= K(n) × 1 / {log(s_n)}^{1-δ} +Λ×Γ_n / (s_n)^3 の式が、すごく怪しく感じられます。例えば、P = Pr(右辺≧0)とかいう式だったら見慣れた形です。しかし、上のように、標準偏差や3次絶対モーメントを含む式がむき出しで、ある確率になる、という式は、Xiが一様分布であるなど極めて特殊なケースを除き、私の経験では見たことがありません。 あるいは、Pの定義が別にあって、上の式を満たすようにΛを定める、という話なら、まだ分かります。 上の式が誤植ではないか、という発想も含めて、この式がどんな文脈で出てきたのかを吟味すると、途が開けるかもしれません。ANo.1でも書いたように、今の形のままで(2)式を証明するのは、無理です。
- ramayana
- ベストアンサー率75% (215/285)
条件が足りないように見えます。 Aに関する条件には、「Aが何か以上」というタイプのものしかありません。これらの条件から、(2)式のように、「Aが何か以下」という結論が導かれることは、ありえないように思われます。
お礼
私も確かに条件がたりないと思いますが、これ以上の条件は記載されておらず、 テキストでも「(1)より、Pの第一項は第二項より絶対値の意味で大きいから、(2)がいえる」としか書いておりませんでした。 第一項が第二項より(絶対値の意味で)大きいのは確率の定義より当たり前なので、このようなことを言っているかわかりません...
補足
Pの定義にミスがありました。 P= K(n) × 1 / {log(s_n)}^{1-δ} -Λ×Γ_n / (s_n)^3 ではなく、 P= K(n) × 1 / {log(s_n)}^{1-δ} +Λ×Γ_n / (s_n)^3 でした。失礼致しました。
お礼
わかりました、もう少し考えてみます。どうもありがとうございました。