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相互情報量について

1,2,3,4が等確率で現れる確率変数をA, それが偶数か奇数である確率変数をBとします. 相互情報量I(A|B)を求めましょう. という問題です. これを求めていく際に必要となるP(A∧B)が分かりません. それ以前に,相互情報量が何なのかもよく分かっていないと思います. どうかご教授お願いいたします.

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  • stomachman
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回答No.1

 回答が付かないのは、宿題の丸投げっぽく見えるからなのか、あるいは解説できる人が見ていないからなのか。  ご質問に「P(A∧B)」とお書きですけれども、Aは「1」~「4」という記号、Bは「奇数」か「偶数」という記号ですから、記号同士のandを取るなんて式には意味がありません。andを取る対象は命題(論理式)でなきゃ駄目です。で、計算に必要なのは P(A=1 ∧ B=偶数), P(A=1 ∧ B=奇数), P(A=2 ∧ B=偶数), P(A=2 ∧ B=奇数), …  それぞれの値です。 > 相互情報量が何なのかもよく分かっていない 教材、あるいは講義(授業?)で説明しているのと同じ説明しかできないと思いますが、 [1] 「Aが1から4のどれであるかは知らないが、1から4のの生起確率が皆同じだとだけ知っている」ものとします。なので、この時点で分かっているのは P(A=1) = P(A=2) = P(A=3) = P(A=4) = 1/4。 ということだけです。さて、この状況で、もし「A=1」だと知ったとすると、それによって得られる情報量は -log(P(A=1)) = 2 [shannon] (A=2,3,4についても同様) です。 [2] Aを知らなくても、Bを知っているとAがどれであるかが絞れる。たとえば「(Aが何であるか知る前に)「B=奇数」と知っている」のなら、「B=奇数」であるときのAの確率分布(すなわち条件付き確率分布)は P(A=1|B=奇数) = P(A=3|B=奇数) =1/2, P(A=2|B=奇数) = P(A=4|B=奇数) = 0。 です。この状況で、もし「A=1」だと知ったとすると、それによって得られる情報量は -log(P(A=1|B=奇数)) = 1 [shannon] である。 [3] 従って、「(Aを知る前に)Bを知っている」ということが担っている情報量は、 -log(P(A=1)) - (-log(P(A=1|B=奇数))) = 1 [shannon] である。この式の左辺はベイズの定理より 左辺 = log( P(A=1|B=奇数) / P(A=1)) = log( P(A=1 ∧ B=奇数) / (P(A=1)P(B=奇数))) とも書けます。 P(A=1 ∧ B=奇数)というのは、「「A=1であり、しかもB=奇数である」ということが生じる確率」です。 [4] この、「「あらかじめBがある値bだと知っているときに、Aがある値aだと知った」という状況において、「あらかじめBを知っていた」という事実が担っていた情報量」を、そういう状況が起こる生起確率P(A=a ∧ B=b)で重み付けして平均したもの、(つまり期待値)が相互情報量I(A; B)です。

china4000y
質問者

お礼

stomachmanさん,ご回答ありがとうございます. 遅くなってしまい申し訳ありません. >andを取る対象は命題(論理式)でなきゃ駄目です。 おっしゃる通りですね. 丁寧な解説ありがとうございます. 相互情報量は,事前条件がわかっている時の情報量の変化量ということですね.

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