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軍艦、戦車にはよく人名がつくが航空機にはつかない。なぜ?
日本では皆無ですが、欧米の軍隊では昔から軍艦の名前や戦車の愛称に人名を用いることが多いです。しかし、航空機にはそうした例が全く見られないように思います。これは偶然なのか必然なのか、もし理由があるなら知りたいと思い質問させていただきました。よろしくお願いします。
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軍艦に付いている名前って、海軍の有名な提督(例えばニミッツ)か大統領(アイゼンハワーとか)がほとんどですよね。 同様に、戦車でもパットンやエイブラムスといった有名な将軍ですよね。(戦車でなく歩兵戦闘車でブラッドレーなんてのまであります) ところが空軍には、有名な将軍がいない気がします。皆が名前を知っているとすればヘルマン・ゲーリングくらいでしょうか。 海軍や陸軍の場合は、提督や将軍が艦隊や郡を率いて戦闘します。一方空軍の場合は、多くが戦術戦闘で、部隊単位の集団戦というより個人の技量による所が大きいため、エースと呼ばれる“空戦職人”は多数輩出しました。しかし、そのほとんどは体力的な衰えや政治的配慮(撃墜されると士気が落ちる)・物理的な理由(単純に死亡)などで将軍になる前に戦場から去ってしまうので、航空機に名を残せるような有名なエースで将軍になった人はほとんどいないはずです。従って、航空機には人名を愛称とするものがほとんどないのでしょう。その代わり、航空機の機動にはそれを得意とした“職人”の名前が付いていますよね。
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- Pinhole-09
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No.5です。 今度は理由について。 軍艦、戦車など、どっしり感のあるものには、偉人(将軍、宰相など)の名前が合いますが、飛び回り、宙返りをする飛行機に偉人の名はしっくりしないからでしょう。 キャピキュピガール調の名なら兎も角。 当然鳥、飛ぶ虫、俊敏な他の動物、虫や天空(気象も含め)に関するものが多くなります。
お礼
ありがとうございます。 そうですね、やはりイメージの問題もありそうな気もします。
- greias
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会社名や、固有機体への愛称は別として、若干の例外はありますが確かに人名をペットネームに持つ機種は少ないですね。 例外について私からも挙げさせていただきますが、太平洋戦争期の日本機に対して、アメリカで付けていたコードネームは人名(特定の誰か、というのは少ないですが)になっていましたね。 一式単戦「隼」=オスカー、二式単戦「鍾馗」=トージョー(東條) 三式単戦「飛燕」=トニー、四式単戦「疾風」=フランク などなど
お礼
ありがとうございます。 そうですよね、人名がつかない傾向が軍艦、戦車に比べ明らかに顕著なので、偶然とは考えにくいです。 なるほど敵機の愛称とは盲点でした。特定の人物ではないにせよ人名をつけているということは、擬人化する傾向はそれなりにあるんですね。ちなみに鍾馗がトージョーと名づけられたのは何故なんでしょうね…
- k16399638
- ベストアンサー率33% (342/1035)
会社の創立者の名前が入っていると(ソ連では、設計局のボス)、そこの飛行機には人名がつくことが多いですね。 カーチス、グラマン、ポリカルポフ、なんてそうです。 愛称はまた別物ですが。 日本だと、中島、川西なんてそうです。中島は三菱より巨大なメーカーでした。英語のウィキでキ43(一式)を引くと、Nakajima Ki-43とでてきます。隼ですね。
お礼
ありがとうございます。 私の質問の仕方が悪かったですね(汗)。NO.3様、NO.4様と同じですが社名設計者名により間接的に人名がついているものは考慮外でお願いします。
- phantom1
- ベストアンサー率24% (184/748)
飽くまで推測ですが、各国の空軍が比較的に新しい兵科で、他兵科よりもシステムによる戦力構築を重視する傾向の強い組織文化を持っているからではないでしょうか。 しかし、政治レベルの意向が働く場合は人名が付く事もあるようです。現用の戦闘機ですが、台湾空軍の経国が人名ですね。
お礼
ありがとうございます。 つまり、非個人的な性格が強いから特定の人物の名前をつけたがらないといったニュアンスでしょうか、なるほど。 おおー!経国のことは全く知りませんでした、安易に皆無なんていっちゃダメですね(汗)。にしても東アジア文化圏にあるとは意外でした。こういっちゃ失礼ですがマイナーな国だと結構あるのかもしれませんね。
同型のものが大量に制作されるものには人名がつけにくいのではないでしょうか。現在の工場のロボットでも同型のものがずらりと並んでいる場合には○○子ちゃんというような愛称をつけにくいこととも重なるように思います。
お礼
ありがとうございます。 同じく大量生産品である戦車には各国で人名がつけられていることから言って、その理由は当てはまらないように思います。アメリカに至っては過去から現在に至るまで全機種に人名がついているといっていいくらいです。
- Pinhole-09
- ベストアンサー率46% (597/1294)
米空軍の「ノースアメリカンB-25ミッチェル」爆撃機があります。 東京を始めて爆撃した憎い奴ですが、ヤンキー魂を見せつけた天晴れな奴でもあります。 探せばほかにもあるかも知れません。
お礼
ありがとうございます。 おおー、言われてみれば!完全に度忘れしていました。皆無ではなかったですね。 wikipediaによると「アメリカの軍用機のうち個人名が愛称として採用されたのはこのB-25「ミッチェル」のみである」そうです…。
- aburakuni
- ベストアンサー率30% (470/1562)
社名=人名と言う意味ではメッサーシュミット
お礼
ありがとうございます。 ドイツだとメッサーシュミットやハインケル、ユンカース、ドルニエなど社名=人名が多いですね。 NO.3様へのお礼と重複しますがそういう例ではなく歴史上の偉人や著名な軍人の名前をその栄誉を称える意味で航空機につけた例はないのでしょうか。ないとしたら何故でしょうね。やっぱり人は飛べないからかな。
- sudacyu
- ベストアンサー率35% (687/1961)
旧ソ連は、設計者の名前を付けるのが普通でした。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%84%E3%83%9D%E3%83%AC%E3%83%95 http://ja.wikipedia.org/wiki/MiG
お礼
ありがとうございます。 ご指摘のように設計局が人名になっている場合は間接的に人名がついている理屈になるんですが、軍艦や戦車のように偉人や著名な軍人の名をつけるのとは性質が違いますよね。そういう例がないのが不思議だなと…。
広島に原爆を落としたB29爆撃機「エノラ・ゲイ」は人名だそうですよ。
お礼
ありがとうございます。 確かにエノラ・ゲイがありましたねー。ただその例は(軍艦の固有名とは違い)無名の一機体として作られた後に現場でつけられた固有の愛称ですよね。今は歴史的名称になっていますが。 機種自体の公式の愛称、B29でいえば「スーパーフォートレス」にあたる部分が人名である例は知る限り皆無のように思います。それが何故なのかな~と思っています。
- tomban
- ベストアンサー率26% (2616/9771)
「ロンメル」もそうだったっけ?。 あまり詳しくは無いので、あてずっぽうです(笑)。 これまた想像ですが、人間は「飛べない」からじゃないですかね?。 兵器に名前をつけるときに「擬人化」するのは「同士」としてそう思いながら戦いたいからじゃないかな?と思うんです。 だって戦場で「いけぇ!MM-GHI!!」とかいうよりは「いけぇ!マチルダ(…さぁん)」とかのほうが気合が入ると思いますし。 でも飛行機に人名がつくのは良いんじゃないですかね?。 航空自衛隊にも「竜馬」だの「信長」だのつければ面白いんじゃないか(そういう問題じゃないか?)。
お礼
ありがとうございます。 ロンメルの名がついた航空機があるんですか?田宮模型でロンメルという商品(突撃砲か駆逐戦車だったかな)があったのは知ってますが(笑)。 なるほど…人間は泳げるし走れるけど飛べないから、と。言われてみれば根本にはそれがあるような気もします。 日本で兵器に人名をつけないのは恐らく「忌み名」の文化によるものだそうです。確かに「信長10機撃墜!」などと言われると信長に申し訳ないです(笑)。 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa4722641.html 今回の質問は以前に私がしたこの質問↑から派生した疑問です。
お礼
ありがとうございます。 ご回答が非常に説得力のある理由だと思いました。 陸軍軍人が戦車の愛称になっており海軍軍人が軍艦の愛称になっている、という至極当然の事実が頭から抜け落ちていました(汗)。空軍の将軍は地味+戦車と同じく大量生産品だから偉人や高名な政治家の名前には馴染みにくい ということなんでしょうね。
補足
でもチャーチル戦車、スターリン戦車があったか…。