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3級決算に関する問題の疑問
- 簿記3級独学初心者の質問。決算についての問題でよく飲み込めない部分がある。試算表を作成し、決算整理事項を加味して決算整理後試算表ができる、この流れの中に仕訳帳や元帳への記入をする作業は登場しないと思っていたが、テキストに「仕訳帳に決算整理仕訳を行い、元帳に転記して元帳記録を修正する」とあり疑問がある。なぜ修正仕訳を元帳にするのか、試算表や精算表に記入しないのか、振替は試算表作成の後に出てくる作業だと思っていたので混乱している。
- また、過去問の第107回第4問についても似たような疑問がある。問題には現金過不足勘定および引出金勘定の修正仕訳が求められているが、なぜ元帳に修正するのか、試算表に記入しないのか疑問がある。振替は試算表作成の後に出てくる作業だと考えていたため、演習問題との整合性が取れない。
- 質問者は長文で説明しながらも、自分が今どの段階の処理をしているのかがわからず、疑問を抱えている。教えてほしいという要望がある。
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質問者が選んだベストアンサー
疑問点がいまひとつ分かりませんので上記の流れを説明します。 (1)仕訳帳は個々の取引を記録 (2)元帳は仕訳帳に仕訳された各勘定科目を集計 (3)試算表は元帳で集計された各勘定科目を一覧表示 期中取引により、上記作業を行って作成された試算表が決算整理前試算表になります。この後に上記質問に書かれているとおり決算修正仕訳が行われますが、この仕分けも上記(1)~(3)の作業を行い作成された試算表が決算整理後試算表となります。 次に上記により確定した試算表を次期に繰越をする作業となりますが、その作業が「決算振替」となり以下の作業が行われます。 費用勘定・収益勘定を全て「損益勘定」に振り替える。 「損益勘定」を「繰越利益剰余金勘定(当期純利益)」に振り替える 資産・負債・純資産勘定を全て「残高勘定」に振り替える。 以上の作業を上記の(1)~(2)に行い、最終的に全ての元帳をゼロにして終了します。(次期の各元帳には「残高勘定」から同額が振り替えられてスタートします。) 上記質問の流れに実際の作業を入れると下記のようになります。 仕訳帳→総勘定元帳→試算表→ 決算整理(仕訳帳→総勘定元帳)→決算整理後試算表→ 決算振替(仕訳帳→総勘定元帳)→締切り 尚、「・・・引き出し勘定を資本金勘定へ振り替える決算仕訳を示しなさい。」の「振り替える決算仕訳」は、「決算振替」を言っているわけではありません。「振り替える決算(整理)仕訳」と読んでください。
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- fepfepfep
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簿記検定3級では、必要な仕訳分だけ試算表に空欄があると思いますので、別途計算用に仕訳やTフォームを作成する必要は無いと思います。また、解答欄も当然ありませんので作っても採点対象にはなりません。 ただし、試算表に直接記入する問題であっても、実質的に仕訳も元帳の集計も同時に行われていることになります。(仕訳帳記入・元帳記入が無いだけで、前述の流れ図で仕訳・元帳の次の段階に位置するため)
お礼
不明な点がだんだん理解できてきました。何回もご回答いただき感謝いたします。もっと勉強していこうと思います。
補足
経験者の方にとっては多分突拍子もない質問だったにもかかわらず、詳しくお答えいただき有難うございます。要するに、修正する場合は常に仕訳帳、元帳も修正しなければならない(試算表だけすればいいのではない)事がわかりました。 全体的にまだ勉強不足なのでしょう、テキストを一通りは通ったつもりでしたが…。この点が混乱した理由の一つとして、例ですが、ある月の試算表に翌月の取引を加味して修正するような問題で、仕訳は頭の中でして、Tフォームは作っても作らなくてもよいとする解説があったのです。これは実務では必ず作成するが、試験では時間節約のため、というアドバイスだったのでしょうか。この点をよろしければお教えくださいませんか。