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法人の経理 伺書と仕訳帳について
- 仕訳帳と総勘定元帳は主要簿ですが、仕訳帳なしで振替伝票だけでは不十分です。
- 収入伺書や支出伺書に振替伝票の内容を盛り込んだ形式がありますが、伺書だけでは駄目です。
- わかりやすさのために仕訳帳と伺書を組み合わせて使うことは可能です。
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質問者が選んだベストアンサー
(1) 主要簿は仕訳帳と総勘定元帳ですが、仕訳帳はなしで振替伝票だけでは駄目ですか? 振替伝票を完全に整理して保管すればそれで仕訳帳の代わりにできます。 伝票番号順、日付順など一定の分類をしたほうが良いでしょう。 (2) 収入伺書・支出伺書に振替伝票の内容を盛り込んだ形式を経理をしています。 「伺書の発行をもって、振替伝票の発行とする」や「この伺書は振替伝票を兼ねる」では、駄目ですか? それに勘定科目、金額、日付が記載されていれば可能でしょうが、目的が仕訳とは違うので、使いにくいのではないでしょうか。 また、必ずしも収入・支出を伴わない取引も多くありますので、それを考えるとあまり良い方法とは思えません。 (3) たくさんの帳簿をつけずに、わかりやすいものとするため(1)と(2)のことを合わせて、 各伺書と総勘定元帳だけでやっていきたいのですが、どう思いますか? (2)の答のとおり多分それは無理があるように感じます。 貴社が何かPCの会計システムをお使いならば、各伺書とシステムを連動させる形で可能とは思います。 ただし、帳簿組織は要するに元の取引と仕訳と総勘定元帳の関係が明確で、元のデータが間違いなく総勘定元帳に記帳されていることがわかれば、それはそれで有効だと思います。 貴社の企業規模がどの程度か不明なのでこれ以上はいえませんが、普通にイメージする会社ではこういう方法はあまりききませんね。 (4) 総勘定元帳の現金科目だけで現金出納帳は作らない方法も大丈夫ですか? 可能ですが、相手勘定への転記を考えると果たして合理的でしょうか。普通に現金出納帳をつけたほうが簡単では無いでしょうか。 (5) 現金と別に小口現金を作った場合、残高試算表に現金と小口現金の科目をつけることになりますか?数字を合わせたりはしませんか? この場合は、総勘定元帳の現金とその相手勘定へは、小口現金出納帳から合計仕訳で転記をします。試算表には直接転記することはしないで、あくまで総勘定元帳の「科目ごとの残高を試算表に転記します。 そうしないと、たとえば貸借の不一致や科目残高が合わないような場合に非常にめんどうなことになります。 私は、多少の手間を考えても、仕訳伝票、総勘定元帳、試算表というオーソドックスな帳簿体系をしたほうが結果的には間違いがなく合理的だと思います。 この方法は長い歴史で最も簿記に適しているということで出来上がったものです。素人考えよりはその歴史の重みのある方法のほうが多分良くできていると思いますよ。
その他の回答 (1)
基本からやり直し 複式帳簿の原則に法って処理してください
お礼
さっそくのご回答ありがとうございます。 やはり、そうですよね… ネットなどの書込みで創意工夫をしている様子を参考にして考案してみました。 どこに相談していいかわからなくて困っていました。 どうもありがとうございました。 (1)~(5)まで具体的に問題点・解説をいただけたらとっても勉強になります。
お礼
詳しく回答してくださり本当にありがとうございました。4月から採用してくださった職場は小規模な社団法人で前任の引継ぎがなく、また上司も経理未経験者。前年度の帳簿が足りなかったり、つけていなかったり…困惑しました。法人経理が始めての私には何がわからないのかもわからない状況です。回答で教えて頂いたように私の経理からは基本的な形式で仕訳帳を作りたいと思います。それから、上司から緊急時用に現金を渡され悩みました。前例にない小口現金を作るよりも現金出納帳一本で出来るよう相談したいと思います。ちゃんとした帳簿を作って、私を採用して良かったと思ってもらえるように頑張りたいです! 反応が怖くて質問をひかえていましたが、思い切って良かったです。言葉足らずな質問にもかかわらず丁寧な回答ありがとうございました。明日から職場に行くのが楽しみですっ!!