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溶解度積とは…??
毎度お世話になっております。 質問の方はタイトルそのままなのですが…溶解度積とはいったいなんでしょうか…?? 溶解度ならわかるのですが、積…とは。。。と悩んでおります。 問題の解説にポンポン出てきて、サッパリです^^; 検索などもしてみたのですが、どれもやっぱり解説に使っているだけで、定義などは載っていなくて…。 どうか、ご返答お待ちしております。
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「水のイオン積が一定」という現象をご存知でしょうか? [H+]×[OH-] = 10^-14 mol^2 dm^-6 という関係式ですね。これ以上 H+ や OH- を溶かそうと思っても, H+ + OH- → H2O の反応が進んでしまい,水分子になってしまいます。水のイオン積が一定だからです。次に,AgCl の溶解について考えてみます。AgCl についても,両者のイオンの積が一定になっており, [Ag+]×[Cl-] = ? mol^2 dm^-6 となっています。これ以上 Ag+ や Cl- を溶かそうと思っても, Ag+ + Cl- → AgCl↓ の反応が進んでしまい,沈殿にしかなりません。先ほどの水と全く同じように考えることができます。水ではイオン積と呼ばれる [H+]×[OH-] の値のことを,塩では「溶解度積」と呼びます。つまり,AgCl の溶解度積は飽和溶液における [Ag+]×[Cl-] です。分子性結晶など,溶媒中でただ分散するだけのものは「溶解度」のみで沈殿生成濃度などの議論ができますが,イオン性結晶など電離して複数の種になるものは「溶解度」だけでは十分な議論ができないのです。 一つ例をあげると,水に対する AgCl の飽和濃度と塩酸に対する AgCl の飽和濃度は異なります。後者の方が溶けにくく,飽和濃度は低くなります。溶媒中に塩酸由来の Cl- が既に存在するため,AgCl の電離が起こりにくくなるからです。AgCl の沈殿生成濃度は,Ag+ の濃度と Cl- の濃度との積で表されるため,例えば Cl- が二倍の濃度で存在すれば,Ag+ は二分の一の濃度までしか存在できないのですね。 ちなみに,なぜ和でなく積なのかは,大学へ進学されたら習うでしょう。 > 定義などは載っていなくて…。 ネットで探すと言うこと自体,考え方が間違っています。以後,化学辞典(東京化学同人),理化学辞典(岩波)などで調べてください。また,化学便覧(丸善)も参考になるでしょう。信頼できる媒体でちゃんと調べる努力を惜しんではいけません。
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- yum_p
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答えになってないかも知れませんが、 辞書で調べれば、いちおうの解説は出てきます。
お礼
ご解答ありがとうございます! ううん…辞書では話が要約されるせいか内容が難しくて…^^; またいろいろなモノで調べていきたいと思います。
お礼
詳しいご説明からその例まで挙げて下さり、丁寧なご解答ありがとうございました!! そうですか…イオン積と同じようなコトだったのですね。 よくわかりました!!^^もっと勉強いたします! >ネットで探すと言うこと自体,考え方が間違っています。 は、はい!!…これからはしっかりとそれ専門の本等でじっくりと調べたいと思いますm(_ _)m 載ってることが難しくとも、やっぱり信頼できるもので調べるべきでしたね; 色々なものを教えてくださりありがとうございます!!探してみます^^