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磁化Mの変化による外部磁場Bによってなされる仕事と熱力学第一法則の関係
- 磁性体に外部磁場Bを印加すると磁化Mが変化し、外部磁場Bによりなされる仕事はdw=-BdMと表される。
- 磁性体の磁化Mはキュリーの法則M=CB/Tに従い、常磁性体の内部エネルギーUがU=αT^4で表されるとき、磁場B=0における常磁性体の温度T_1でのエントロピーS(T_1,0)を求める。
- 常磁性体の温度T_1で磁場B=0からB=B_0まで磁場をかける際に発生する熱量-Qを求め、熱力学的なエントロピーの変化S(T_1,B_0)-S(T_1,0)を求める。
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> ところで > C)なんですが、 > S(T_1,B_0)をだす積分範囲は{B:0→B_0}で大丈夫でしょうか? そりゃ,B がゼロから B_0 まで変化したのですから, そのとおりに積分です. つまり S(T_1,B_0) - S(T_1,0) = -∫{0~B_0} (C/T_1^2) B dB = -(C/2) (B/T_1)^2 です. ついでに b) は -Q = CB^2/2T_1 ですね.
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- siegmund
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a) [イ]の操作でもいいんですが, U = αT^4 から (1) dU = 4αT^3 dT とし, (2) S = α∫{0 ~ T1} T^3 dT の方が簡単でしょう. もちろん,答は同じです. b) korochin さんの方針の通りでOKです. ただし,dQ = dU - BdM と書いたときに,dQ は系に入ってくる熱なのか,出ていく熱なのか, は大丈夫でしょうね. 入ってくる熱です. だから,-Q が発生する熱で,これは周り(接触している熱源)に吸収されます. c) 温度T_1で等温(dT=0)準静的(dS=dQ/T) ですから (3) dS = dQ/T = (dU/T) - (B/T)dM = - (B/T_1)dM ∵(1) さらに,M=CB/T ですから,今の過程では dM = (C/T_1)dB です, あとは積分すればOKでしょう. 断熱消磁を題材に取った話ですね. c) のあと,断熱的に磁場を切ると,温度が T_1 よりも下がります.
補足
さっそくのご解答ありがとうございました! とてもわかりやすいです! ところで C)なんですが、 S(T_1,B_0)をだす積分範囲は{B:0→B_0}で大丈夫でしょうか?
お礼
ものすご・・・・・・・っく丁寧な解説ありがとうございました!! ちゃんと解けました! またよろしくおねがいします^^