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トロツキーの「ロシア革命史」の現代的意義?

トロツキーの「ロシア革命史」をはじめとして主要著作が岩波文庫に納められましたが、ソ連が崩壊した今日、これらの著作を出版する現代的意義はなんでしょうか?

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  • Jun77
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回答No.1

ロシア系列のマルクス主義は、レーニン→スターリンと継承されるものと、レーニン→トロツキーと継承されるものの2系統に分かれます。ソ連が崩壊した今日、前者を出版する意義は、歴史的研究以外にないでしょう。(従って、文庫に収録する意味はありません)しかし、後者、つまり、マルクス→レーニン→トロツキーという路線は、歴史的には実現される事のなかった、ロシア的マルクス主義の正統路線なのです。そういう意味で、一つの社会思想、あるいは哲学体系としても、トロツキーの作品は意味を持つことになります。ただし、訳が難解過ぎると考えるのは、わたしだけでしょうかね。

trozky
質問者

お礼

非常に分かりやすい説明で、かつ、説得力もあると思います。ありがとうございました。

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