国は、自国が有利となるよう世界の国々と付き合います。
他国との友愛なんて言うのは日本(の一部)くらいなもので、ほとんどの国は、世界への影響力、発言力を高め、他国に勝ち、ひいては自国の国益を高めようとします。
そのためには、どの国と付き合い、どの国と対立するかが非常に重要となります。
現在の状況はもちろんですが、過去の歴史にもよります。
あなたのおっしゃる、ソ連崩壊前は、東西冷戦でしたよね。
東西とは、ヨーロッパの東と西で、共産主義と資本主義です。
世界の多くの国が、東西いずれかに属して、反目しあいました。
ただし、中国は、東から出てしまい、独自路線でした。
ソ連と中国は仲良しではなかったのです。
ソ連崩壊後は、アメリカの一国覇権時代となり、今に至ります。
アメリカが事実上世界を牛耳っており、そのあとに、EUや、ちょろっとASEANなどが並ぶわけですが、最近では中国が台頭してきています。
事実上、アメリカはズッコケましたので、この後は、中国やインドなども加わった多極化時代になるのでしょう。
誰と仲良しになるか、選びがいのある時代になる訳です。
>ロシアと中国が仲良し
上にも書いたように、ソ連時代も仲良しではなく、今でもけっして仲良しではありません。
しかし、反米では、一致しますので、この件については、仲良しになるのです。
たとえば、貿易に今の基軸通貨のドルでなく、元とかルーブルを使いましょうね条約を結ぶます。
ドル以外の基軸通貨が世界中にどっと広がると、ドルは暴落です。1ドル10円とか。
とたんにアメリカは破綻ですね。
>ロシアは北朝鮮と仲良し
上記と同じく、反米では一致します。
また、ロシアにとって北朝鮮は、昔の子分のようなものです。
その子分に、中国がチョッカイを出すので、その牽制の意味もあると思います。
世渡りの上手い将軍様は「たくさん援助してくれた方の子分になるもんね」ってロシアにも中国にも言っているんでしょう。
>共産主義はどうにもならん~
その通りですね。それでソ連は崩壊しました。
だから、共産主義の結び付き以外の権益での仲良し関係です。
お礼
大変詳しい解説をありがとうございます。 僕の大好きな宇喜田直家公の姿と、 金正日さんがダブって見えます。 日本ももっといろんな国とネットワークをつなげた方が良さそうですね。 僕はアメリカと心中するのは嫌です。