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沸騰石の仕組み
「沸騰石を入れて突沸を防ぐ」とよく聞きますが、理屈が分かりません。 なぜ多孔質の小片を入れておくと突沸を防げるのですか
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質問者が選んだベストアンサー
こんにちは。 下記サイトを参考にしてください。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AA%81%E6%B2%B8 では。
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- ORUKA1951
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Wiki( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AA%81%E6%B2%B8 )に書かれているそのままですが、 もう一点、要素があってそれはしばしば忘れられている現象があります。 それはガラス棒を入れておくだけで突沸がある程度防げる現象です。あるいは、石ころでも・・ 容器とガラス棒で、液体が溶液との移動が少なくなり、容器外部からの加熱がその、なかば密閉された部分だけを加熱・・対流や伝導によって熱が奪われないために、その部分の溶液が高温になり気化し始める現象。 金属のやかんなどで、底や周囲の付着物から泡が発生するのは、沸石に含まれる気体の膨張とは異なるものでしょう。
お礼
ありがとうございます。何度も読みました。少し難しいですが、視野が広くなった気がしてうれしいです。
- Kemi33
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以前にも類似の質問が何度かありました。その中から1つご紹介しておきます。 ・http://oshiete.eibi.co.jp/qa221588.html QNo.221588 沸騰石はなぜ突沸を防ぐのですか? 如何でしょうか。
お礼
ありがとうございます。初心者なので(言い訳ですが)、過去の質問を検索するということを思いつきませんでした。読んで勉強します。
「沸騰」とは液体の「内部」からも「気化」が起きる現象です。 しかし、泡のように凹型の表面での平衡蒸気圧は飽和蒸気圧より低くなる事が知られています。(計算するとそうなる) そのため沸点より高い温度でないと「沸騰」は起きにくいのですが、一旦泡ができるとその曲率半径(r)が大きいほど上記の「不利」が解消されるため、急激に泡が発達し「突沸」が生じます。 そこで非反応性の多孔性素材を沈めておくと、温度上昇に伴い孔の中の空気が膨張して微細な泡を生じます。この泡は潰れないので沸点で沸騰する場合の核になります。 さらに多孔性素材の空気中への液体の気化が起き連続して泡が生産され、なめらかな沸騰が維持されます。 なお、一度使った沸騰石は多孔質内部が液体で満たされてしまうため再び使用することはできません。
お礼
まったく思いもよらなかった視点からの解説をいただいて、感激しています。「核」という言葉の意味が分かりませんが、そのほかは理解できたつもりです。ありがとうございました。
お礼
ありがとうございました。難しくてところどころ消化不良気味ですが、概略は飲み込めた気がします。 「wikiは使える」ということも学びました。