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8bitPCの用途について
8bitのパソコンは、何に使われていたのですか? 日本では、御三家やMSXなど、欧米ならAppleII、コモドール64やZXなどありますが、その時代を知らない身としては、ゲームマシンとしての側面が強かった気がします。 実用的な面では、主にどのような人に、主にどのような用途で使われていたのでしょう? 欧米なら文字数が少ないからワープロなんかも可能でしょうけど、日本だと難しそうな気もします。 その辺の国による違いもあったんでしょうか? そもそもあの時代のパソコンとはどういうものだったのでしょう? 敷居は高いけど、今と同じ便利な道具? 高い金を払って未来的浪漫を買うもの?
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>8bitのパソコン BASICを利用できるものは、それでソフトを購入したり、自分で本を購入し、打ち込んで使っていました。日本語の表記の出来るタイプも後期には結構多く、初期はカナ程度でした。 会計ソフト、在庫管理、年賀状作成、成績管理、統計処理、科学計算など、結構、今の基本的な部分はこのころの遺産とも言えます。 もっとも、高速で利用するには、マシン語、アセンブラを打ち込み、実行させ、円周率を求めてみたり、テクニックをマスターする道具として利用した人も少なくありません。 MSXなどは、ゲームソフトが販売されていた関係でゲームをする人が多かったのですが、外付けで漢字ロムなどを使い、ワープロみたいに使っていた人もいます。専用のディスクシステム、MSX-DOSを利用できたので、フロッピーにデーターを書き込むこともできました。 私も、フォートランなどでたくさんの計算ソフトを作りましたし、それを投稿する雑誌も売れていました。太陽高度を時間、緯度、経度から計算するものなどは瞬時に計算してくれますので、モーターと連動させると、太陽電池パネルを正確に垂直に向けることも可能にしてくれました。 表計算も簡単ですので、学校の個人の成績を打ち込むことで、瞬時にその人の偏差値や成績の管理もできますし、8ビットでも十分に利用されていたのです。誰でも使えるとは言えないし、マウスも無いし、専門のディスプレーでない、テレビ画面を利用などでしたので、細かい表現はできませんでしたが、それなりに工夫することで利用したものです。 使いこなした人、ゲーム以外では少数派かも知れませんが、不便だったからこそ使いやすく進化したのだと思います。私も、アセンブラを使うことで、プログラムの基本を覚えることができたし、サブルーチンを沢山用意することで、その組み合わせで短時間に大きなプログラムを動かすことができるようになりました。 自分でプログラムを打ち込む、そんなことをする必要が今はほとんどない、プロでもアセンブラで細かいことをしない現在では手作業での細かい関数作りなどは想像できないかも知れません。しかし、関数を一つ一つ作った人はその原理を知っているので、その応用も簡単にできるのです。職人芸といわれればお終いですが、そういう時代でした。 使える人にとっては、便利な道具、カメラでいうと、マニュアルだけのもので、シャッターの時間も絞りも、すべて指定、オートではなかったので、使うことに疲れきるユーザーも多かったと思います。その代わり動いたら、感動です。
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- ASIMOV
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>アセンブラでプログラミング、ってのは今ではもうあんまりしないんでしょうか 実用プログラムを作るという目的では、あまり使われなくなったのではないでしょうか 今使われているのは、制御系と言われる分野くらいでは? もともと、アセンブラを使う理由は、 1.少ないメモリーを有効に使う 2.実行速度を速くする でしたので 当時の、メモリーは64KByteしかなく、速度も2MHzでした その条件で実用プログラムを作るにはアセンブラしか選択肢は無かったのです 今なら、タップリのメモリーと信じられないくらい速いCPUが有るので、C言語で十分以上のプログラムが作れます ただ、制御系では、そうも行かない場合が有るので、まだ、アセンブラが使われる場合が有ると思います
お礼
再度の解答ありがとうございます。 なるほど、確かに今のマシンと比べると桁がいくつか違いますね。 今は、Cで組んだインタプリタの上で更にソフトを動かしたり、 別のマシンを丸ごとソフトウェアで再現したりしていますし。 そう考えると、現代ってのは凄い時代ですね……。 当時から現代までを知る人はその驚きも一入でしょう、ちょっと羨しいです。
- ASIMOV
- ベストアンサー率41% (982/2351)
実用的な目的でも使っていましたよ 職場でNECのPC-8001Mk2にADコンバーターを着けて 現場で測定してきたデーターレコーダのデーター解析をしてました 当時は読み込みプログラムは自作でZ80のマシン語をハンドアセンブルして作ってました(懐かしー) 当時の取説にはちゃんとマシン語の解説が付いていました
お礼
解答ありがとうございます。お礼が遅れて申し訳ありません。 なるほど、どのような分野かは分かりませんが、 やはり然る可き場所では活用されていたんですね。 アセンブラでプログラミング、ってのは今ではもうあんまりしないんでしょうか? 素人ながら、珍しいんじゃないかと思ったんですがどうなんでしょう。 ただ、今のCや他の言語よりは敷居は高そうです。 やっぱり、選ばれたエキスパートの道具、って感じで今とは大分違いますね。
私の場合は、アセンブラ等のプログラミングの勉強に大いに役に立ちました。実用的といえばたしかにそうでした。 ただし、実用的に使っていた人は少数派だと思います。 むしろ、パソコンで何が出来るかを模索していた時代だと思います。 皆が、パソコンで何かを試してみて、こんなことが出来た!と喜んでいたのではないでしょうか。 例えば、円周率1万桁を何時間も掛けて計算したり、(現在ではコンマ何秒ですが)、3D画像(レイトレーシング)1枚を数十分掛けて描画したり、家電製品をプログラムで操作したりと、実験的な要素が強かったと思います。 現在、私はPICマイコンでその楽しみを継続中です。 http://ja.wikipedia.org/wiki/PIC_(%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%A9)
お礼
解答ありがとうございます。 今のパソコンは当時に比べて随分万能になってきているので、その分『開拓精神』的なものは失われつつあるように感じますね。 当時の資産に触れる度に、そのような時期を過ごせなかったことが惜しまれます。
- asaasa1961
- ベストアンサー率31% (129/411)
No.3です。 申し訳ありません、「未来的浪漫」を「未来的浪費」と読み違えて、 書き込みをしてしまいました。 この場をお借りしてお詫び申し上げます。
- x530
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今でも、現役で使用しています。 シャープのポケコン「PC-G850V」 現在の使用用途は、熱帯魚水槽の水温やpHの管理。 また、以前は鉄道模型の自動運転で遊んでいました。 この程度ならば、8BitCPUで十分です。 シャープのPC-G850Vは、工業高校生向けに数年前に発売されていた教材です。 現在は、一般販売もされています。 http://www.sharp.co.jp/calc/lineup/education/ Z80(8BitCPU)が使用されています。 アセンブラやBASICで、外部機器のコントロールが出来ます。 基本的な回路を組むことにより、光センサーや磁気センサー、リレーをコントロール出来ます。 ポケコンUSBアダプターを使用すれば、パソコンでプログラミングできます。 http://www.sunhayato.co.jp/page_detail.cfm?id=732 安価で、いろいろと楽しめますよ。 PC-G850V http://bb.watch.impress.co.jp/stapa_blog/archives/2008/08/pcg850v.html
お礼
なるほど、私の家にも水槽があるので、そういう使い方はちょっといいなと思いました。 ただ、それは私の疑問の主旨とはちょっと違う気もしますが、でも用途によって違うパワーのマシンを使い分けるのはいいですね。 ちょっと欲しくなってきました。
- asaasa1961
- ベストアンサー率31% (129/411)
プログラミング(私の場合はBASIC)の勉強がメインでした。 つまらないソフトでも、自分で作ったプログラムが動いたときの達成感は、気持ちよかったです。 ちょっと高等な計算機まがいのプログラムを作って、家で仕事に使用した事もあります。 あとは、雑誌のゲームプログラムを入力してゲームしたり、 後半は市販のゲームを買ってきてゲームをしました。 ファミコンが発売されるまでは、ゲームと言えばゲームセンター もしくは、喫茶店でしか出来ませんでしたので、家でゲームが 出来るのも感動物でした。 確かに高いお金を払いましたが、未来的浪費とは思っていません。 今のパソコンに比べれば、貧弱に思いますが、 その時には、十分満足し、その時に出来る最高の使い方をしていたと 思っていますので、満足してました。
お礼
解答ありがとうございます。 質問内容に誤解を招く表現があったみたいですみません。 『未来的浪漫(ロマン)』は、今後のコンピュータの成長に思いを馳せる、的な意味のつもりです。 私も初めてパソコンに触れて、思い通りの結果を導けた時は妙に感動しました。 自分はインベーダー世代ではありませんが、『家でゲームが出来る!』って時代を想像してみると、何か心にくるものがありますね。
- violet430
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ゲーム以外では、プログラミングの勉強ですね。 マシン語の解析なんかも流行っていました。 OSは未だ確立していなくて、BASICインタプリタを使うケースが多かったので自然とそうなりました。 ワープロや表計算ソフトが出始めたのは16ビット機になってからですね。
お礼
解答ありがとうございます。 なるほど、やっぱり本格的に事務用途に使われるのはPC98くらいからですか。 私が触り始めたのも精々がその時期からですね。
お礼
早速の解答ありがとうございます。それもかなり詳細なものを。 おかげで、少しですけど当時のイメージがつかめた気がします。 なるほど、やはり活用する人はいつの時代もいたのですね。 現在の『誰でもコンピュータを扱える』状況しか知らない私には想像し難い時代ですが、そのフロンティア精神にはかなり憧れます。