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前と先の概念について

「自分の前」と「自分の先」って同じ方角を指しますよね? しかし、1ヶ月前と1ヶ月先は全く逆のことを指してしまいます。 これは日本語特有の現象だと思っていたのですが、ドイツ語など全世界でこのようになっていると聞きました。 これが本当なら人間の根本として何か別の概念のことを指しているのかなと思うのですが、皆さんはどう考えますか? ご意見待ってます。

みんなの回答

noname#79662
noname#79662
回答No.10

No.3、5です。 「前(まへ⇒まえ」)という言葉は、「目(ま)の向いている方」だと思います。目の無い物体ですと表側を指すことになります。 「後ろ」はお尻の方向でしょう。お尻の無い物体ですと裏側のことです。    ↓↓↓↓ ♪箱根の山は天下の嶮・・・・ 前に聳(そび)へ、後方(しりへ)にささふ♪ 「あと」は「跡」が大もとだと思います。 あとに残っている部分でしょう。 No.7さんの『「さき」は「先」「咲き」「裂き」「崎」の字に当てられ、その共通点は「鋭角」だということでした。』は、おっしゃる通りだと思います。 そして、その「鋭角」は槍の穂先のように自分の手元(近くや中心)ではなくて、遠いところ、端っこにあるものです。 「鏡の前に立つ」ということは、鏡に目は付いていませんが、目が付いていると仮定したら、うつる方が前で壁に面した方が後ろですから、鏡にうつるように鏡の正面に立つんでしょうね。 あとさきがややこしい例を挙げます。 例:推理小説を読んでいて、早く「先(さき)」を読みたくなった。 この「さき」はあとに続いている部分です。 あとに続く部分がどうして先か? (時間)未来←←←←←←←←←←現在→→→→→→→→→→過去  (例)○20年先○○10年先○○○○○○○10年前○○20年前○○ 将来のことは「あと」からやってくることです。 現在の位置で、未来を見たとしたら、遠い未来ほど「さき」にあります。 前にも申しましたが、「さき」「まえ」「うしろ」「あと」なんて和語は、漢字や仏教伝来のはるか前から存在している言葉だと思います。 中国や印度の儒教仏教の概念、そして文明開化以降の西洋の科学の概念で考えると、わけがわからなくなります。 ◎ヤフー辞書で【さきの世】 を引いたら次のように出ていました。 1 前世(ぜんせ)。 ・ 「あてもなく憧れて―の魂を追い」〈杢太郎・緑金暮春調〉 2 死後の世。後世(ごせ)。 ・ 「―にもあれの魂に仕合せがありますように」〈中勘助・菩提樹の蔭〉 前世も後世も和語では「さきの世」です。 「さきに済んでしまった世(前世)」と 「これからさきに到来する世(後世)」ということでしょう。 要するに現在地からみると過去も未来も「先の方」にあるということです(^ー^)。

  • kwan1234
  • ベストアンサー率18% (111/603)
回答No.9

話題をさらに混雑させる方向なのですが、 少なくとも幕末・明治期には「・・・あと」が「・・・年前」の意味で使われていました。円朝の速記録本や戯作本で確認できるだろうと思います。 「前」「後」の関係は深いものがあるように思います。

  • P-Tech
  • ベストアンサー率54% (144/262)
回答No.8

前の反対概念は「後」、先の反対概念は「後」。 前と先は侃々諤々なのに、「後」は結構淡泊なんですね。 面白いもんですね。

  • OKAT
  • ベストアンサー率38% (247/639)
回答No.7

「前後」「先後」(あとさきもありますし、うしろまえもあります。)これらを空間的に捉えるか、時間的に捉えるかも問題ですね。No.1の方、No.2の方のご意見を併せ読むと、大変おもしろいですね。  かつて「nifty」にフォーラムというものがあり、その日本語フォーラムの中で議論されたのを思いだしました。いまここで議論されているのと同じような話でした。要するにかなり感覚的な概念で、簡単には結論は出せないでしょう。  本質は違いますが、鏡の前(この前って何?)に立つと左右は反対に映るのに、どうして上下は反対に映らないのか、というように難しい話ですね。  「日本語の語源」(?)という本を読んだのを思い出しました。その筆者によれば、「さき」は「先」「咲き」「裂き」「崎」の字に当てられ、その共通点は「鋭角」だということでした。単なる参考です。

noname#194289
noname#194289
回答No.6

「お先にどうぞ」というのもありますね。

noname#79662
noname#79662
回答No.5

「さっき」は「さき」の「さ」と「き」の間に「っ」が入ったものですね。促音添加というそうです。 「先にやっておく」の「さき」について ケーキと饅頭がそれぞれ目の前に1個ずつあったとします。 そして、ケーキを先に食べる場合は、ケーキを先に自分の身体に引き寄せてパクリとやります。 たしかに、「先に」は、自分に近いように見えます。 しかし、これは自分の手前へ引き寄せるという行為に惑わされています。 「先にやる」というのは「時間的に先にやる」ということです。 また「槍」の話に戻りますが、槍の先端は「さき」です。 槍を構えて前へ進めば、穂先が一番「さき」になります。 槍の体で、自分から見て一番遠い穂先が、敵の身体に【時間的に一番先に】刺さります。 長い新幹線列車が大阪へ向かったとき、先頭車両が【時間的に一番先に】新大阪に着きます。列車の中心から見て、先頭車両が一番遠いです。

noname#194289
noname#194289
回答No.4

「さっき」という言葉がありますね。この言葉は先と関係があるのではないかと思いますが、すでに指摘されているように確かに過去の遠い方ですね。また「こちらを先にやっておこう」という言い方もあります。こういう場合は自分から見て近いようにも思えますが、あるいは私の誤りかもしれません。

noname#79662
noname#79662
回答No.3

哲学的ことはわかりませんので、「先(さき)」という言葉の国語的観点から・・・。 「さき」というのは、物の先端のことです。 槍を持ったと思ってください。 「さき」というのは、自分から遠いところの穂先(突き刺す部分)を指します。 ★自分から見て遠いところが「さき」なんです。 (時間)未来←←←←←←←←←←現在→→→→→→→→→→過去 (A列)○○○○○○○○○○○○○○○○○○B○○A○○○○ (B列)○20年先○○10年先○○○○○○○○○○○○○○○○○ A列を見てください。 「Aという事件は、Bという事件より、さきに起きた」という言い方は成り立ちます。 これはAのほうが古いということです。 古ければ古いほど「さき」です。 現在の自分より遠いところです。 B列を見てください。 20年さきは、10年さきよりもさらに「さき」です。 現在の自分より遠いところです。 確かに過去と未来とは逆方向のように見えます。 現在の位置で、未来を見たとしたら、遠い未来ほど「さき」です。 現在の位置で、過去を見たとしたら、遠い過去ほど「さき」です。 「さき」は「地点」にも使えます。 東京に住んでいる人が「僕は広島より先へ行ったことがない」 これは広島より遠いところという意味です(山口とか九州)。 いずれにしても「さき」とは「自分から遠いところ」です。 過去にも未来にも、東にも西にも使えます。 古文では「前の大臣」とあったら「さきのおとど」と読みます。 よく知りませんが、「さき」という和語は、最も古い言葉の一つなんだろうと思います。応用範囲が大変広いです。 過去や未来なんて概念が生まれる前から、存在していたんだろうと思います。

  • P-Tech
  • ベストアンサー率54% (144/262)
回答No.2

> 人間の根本として何か別の概念のことを指しているのかな そうでしょうか? 少なくとも、「根本的に別のこと」ではないように思います。 実際、「まえ」を漢字で書くには「前」しかありませんが、「さき」は「前(さき)」「先(さき)」と両方とも当てることができます。 記憶があいまいですが、百人一首の中に、「前太政大臣」と書いて「さきのだじょうだいじん」とかなが振られていたのを覚えています。「御京極摂政前太政大臣」だったかな? 忘れました。すみません_(_^_)_ どちらも概念の前提(対象)となるものが広いので一概に言えないと思いますが、時間軸について考えてみると、 ◆前=過去から現在 ◆先=過去・現在・未来 と、「先」の方が広がりがあるような気がします。 ◆前:この前・前日(過去)/目前(現在)…未来を表す「前」は、思いつきません。 ◆先:先日(過去)/目先の仕事(現在)/この先が思いやられる(未来) ただ、「過去を振り返らず、前を向いて生きていこう」などの「前」は、未来を表しているような気もしますね…。 う~む、難しい。面白い。

  • k-5ya8ro
  • ベストアンサー率32% (21/64)
回答No.1

物理的・空間的なもの(前方)と時間的・概念的なもの(前日)との違い

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