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拡声器の起源を教えてください。
大声を届かせる拡声器が19世紀前半にはあったと聞いたのですが、どういう形状のものですか? 多分電機では無いと思うのですが、今のようにラッパのような形のものが使われていたのでしょうか?もしくは伝声菅のようなものでしょうか?当時なんと呼ばれていたのかも教えていただければ助かります。7
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- buchi-dog
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回答No.2
野球場で「メガホン」と言う名前のプラスチックの応援器具が売られていますが、あのような形状の「ラッパの形の道具」は、それ自体で拡声器の効果を持ち、より遠くに声を届かせることができます。 こうした道具は、記録が残らないくらい昔から使われていました。例えば、帆船の士官がマストに登った水夫に号令するような場合です。 今存在するような電気を使った拡声器は、真空管が発明されて「電流の増幅」が可能になるまでは製作できませんでした。20世紀になってからでないと存在しえません。 「伝声管」というのは、長い金属の管の片側から声を送るともう一方で聞き取ることができる、というもので、200メートルくらいなら十分実用になるようです。これは、電話が普及してきた昭和10年代になっても海軍や商船関係者には「電話より慣れ親しんだ伝声管の方が使いやすい」ということで、当時建造された軍艦、例えば戦艦大和にも多数の伝声管が設置されていたそうです。真空管が振動や衝撃に弱く、肝心な場合に壊れる可能性があることもあります。 戦後になって真空管がトランジスタに置き換わり、伝声管は完全に過去のものになりましたが、「科学館」の類に行くと「伝声管」を実際に使ってみることができます。