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現代芸術の方向性(理性から動物へ)

諸所の近代現代芸術、文学美術音楽など、18世紀19世紀の半ばくらいまで、もっぱら理性均整明晰な雰囲気が主流であり常識だったと思われます。それがなぜ19世紀後半から特に20世紀前半に加速が掛かって、動物がかった野性的本能的自然回帰的な動向になって行ったのでしょうか。どういう芸術意識の変化があったのでしょうか。またなぜ、近代芸術、いわば18世紀あたりからの形が整ってきた段階で、どうして野生や自然回帰の方向性に芸術は向かなかったのでしょうか?

みんなの回答

  • damdamdam
  • ベストアンサー率71% (10/14)
回答No.1

諸所の近現代芸術、といいましてもそれほど大雑把にくくれる物でもないとは思いますが、ヨーロッパ絵画史の観点でお答えします。 宗教画は別ですが、絵画とはもともと写実性、記録的な要素が非常に大きかったのです。 肖像画などはその際たる物ですし、風景画は牧歌的な自然に対する憧れからそのような絵を室内にかけていました。つまり今で言う写真と役割はほぼ同じです。 それが写真が発明され、記録としての役割を終えてその性質を大きく帰ることとなりました。表現する手段としての絵画が誕生し、その中で印象派やキュビズム、フォービズムなどが生まれてきました。 もちろん野性的本能的自然回帰的な動向が全てではなく、古典回帰もありましたが、一度手に入れた感情の開放、という命題を表現者が見捨てる筈はないでしょう。 音楽も絵画史とリンクして変遷していきますが、こちらは私では分かりません。申し訳ありません。

noname#41852
質問者

お礼

絵というものは、まったく大衆とはなれた、写真代わりの貴族階級限定のものだったのですね。それなら大変納得いきます。結局特権階級の手を離れるということが、芸術を開放することなのかもしれませんね。

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