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死刑制度の添削について

大学で死刑制度についてのスピーチをすることになりました。原稿を作成したのですが、内容にあまり自信がありません。そこで、興味のある方に原稿を添削してもらいたいと思い、投稿しました。少し厚かましいと思いますが、よかったら添削お願いします。 内容は主に大学で配布されたプリントから抜き出し、自分なりにまとめました。 ▼死刑制度は存続か撤廃か 死刑制度は以前から大きな議論を呼んでいましたが、いずれも水掛け論に終わるばかりで結論がなかなか出ません。なぜなら、人権や哲学といったものが複雑にからみあった問題だからです。今回私は死刑制度に賛成という立場でスピーチしたいと思います。 今、世界では死刑廃止が主流になりつつあり、多くの先進国も死刑廃止に切り替えています。そのために日本も世界に遅れをとらないためにも、「死刑廃止」の声が大きくなっています。しかし、多くの国が死刑廃止にしたからといってそれが正しいわけでもないし、その国の状況に合わせた制度作り大切です。 内閣府が行った世論調査では常に死刑賛成という意見が過半数を超えています。さらに、凶悪犯罪が増加している近年では、死刑賛成意見がうなぎ上りに上昇しました。その結果、2005年の行われた最新の世論調査ではついに80%を超えました。このように、死刑制度は国民と大きく密接している問題なので、より国民の意思を取り入れるべきです。 ほかにも死刑反対派は、憲法25条の「すべての国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」という条文のように死刑賛成は憲法に反していると主張したが、昭和33年の最高裁の判決で、違法ではないことが証明されました。 憲法13条の一部に、「国民の権利は公共の福祉に反しない限り、最大限の尊重を必要とする」という条文があります。それならば、大きな犯罪を起こした人は公共の福祉を反しており、その人の権利が否定されるのは当然です。 国民の80%以上が死刑に賛成。憲法でも死刑が認められている。これらの二つの理由から、私は死刑制度に賛成です。

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回答No.1

こんばんは、 スピーチの骨子を 読まさせていただきました。 スピーチでのポイントは、 1)結論が明確である事 2)その結論に至る論理構成が簡素で分かりやすい事。 3)論理構成の元になっている原来の根拠が共感を呼ぶ事。 この三点であると考えます。 1),2)はOKです。 ただし3)に少し問題が あると思います。 3)で貴方が根拠にしているのは a)国民の80%以上が死刑に賛成。 b)憲法でも死刑が認められている。 ですが、この二つとも根拠としては弱いです。 例えば反論としては、国民の80%が賛成しているからというけれども それは国民の意見であり貴方の意見ではないですね。わたしは貴方の 意見を聞きたいのであって世論調査の意見を聞きたいのではありません。 憲法違反でないからといて、それが正しいとはなでいえるのですか? 法律違反でなくてもよくないことは沢山あります。 死刑が憲法違反でなく、 また死刑をしない事も憲法違反ではないとおもいます。 それでは死刑制度に 賛否を言う理由にはなっていません。 以上のような反論が容易に聞こえてきます。 根拠を切り替えた方がいいと思います。 例えば 死刑制度を維持することの最大のメリットは、殺人等の犯罪の抑止効果である。これにより善良な市民の生命が守られる。 現在の日本の制度では、犯罪者によって殺される命と犯罪者の死刑で奪われる命の数は相応していない。 現在日本では死刑制度では、一人の人間を殺しただけで死刑になることはまずない。 少なくとも数人の人間を殺した際にその犯人に死刑が言い渡される。こ守られるべき善良な市民の命の数と殺人犯の命の数が相応していない。 これは死刑制度があってもその運用がや判断基準が甘いために、命を守るとの観点では不十分であることを意味している。 死刑制度を維持するにしても廃止するにしても、その最大の判断ポイントは 社会全体として考えたときの命の大切さです。 それは犯罪者個人の命の大切さではありません。 法律は社会の制度ですので、この社会全体の視点で物事を 考えれば、生命を大切にする視点でも死刑制度の維持は必要と考えます。 先ほども述べましたが根拠を、切り替える事をお薦めいたします。

sea1sea2
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 確かに、回答者様の反論を聞き自分の根拠は非常に弱いように感じました。もうスピーチは終わってしまって変えようがありませんが、根拠を考える際はその根拠の反論も考えていきたいです。

その他の回答 (2)

  • hakobulu
  • ベストアンサー率46% (1655/3578)
回答No.3

【なぜなら、人権や哲学といったものが複雑にからみあった問題だからです。】 :という箇所は全くその通りで理想的な導入部と思います。 しかし、 【国民の80%以上が死刑に賛成。憲法でも死刑が認められている。】 ことを賛成の結論的理由にしているのは竜頭蛇尾という印象を受けますね。 多数決や法律というものは人権や哲学とは大体違う方向を向いているものですから、それらを対比しつつ切り込む必要があるでしょう。 また、 【世論調査では常に死刑賛成という意見が過半数を超えています。】 と多数意見を重視しつつ一方では、 【多くの国が死刑廃止にしたからといってそれが正しいわけでもないし】 と言っています。 一貫性がありませんし、その一貫性を崩すだけの根拠が明示されていないので弱いと言えるでしょう。 論理構成面では大体以上のとおりです。 ◇ 以下は蛇足ですが何かのご参考になればと思い、個人的な感想を少し述べてみます。 【内閣府が行った世論調査では常に死刑賛成という意見が過半数を超えています。】 :死刑賛成が過半数という点についてですが、これは、今の日本では最高刑、いわゆる極刑がたまたま死刑ということになっているから、という要素を相当加味する必要があるのではないでしょうか。 死刑賛成を口にする人の中には、現在の極刑が死刑だから、という理由で賛成している人も多いような気がします。 社会的に許される範囲で最高の償いを求めるのは被害者として当然です。 しかし、極刑が死刑である必要性があるかどうか、という今回のテーマとは切り離すべき視点でしょう。 八つ裂きにしてやりたいとか、目の前にいたら殺してやる、などといった感情に囚われても不思議ではないような状況もあるはずですが、それを社会的に許容していくべきかどうか、ということになると思うのです。 このへんを両者の人権的側面から考察されてみてはいかがでしょう。 【大きな犯罪を起こした人は公共の福祉を反しており、その人の権利が否定されるのは当然です】 とおっしゃるのは全くそのとおりですが、どのように否定されるべきか、ということは熟慮されるべきことではないかと思われます。 個人的には恩赦なしの終身刑というのが理想と思っています。 加害者の人権を尊重するということではなく、人間を殺すことに対する後味の悪さ、あるいは、無意識的な(しかも無用の)罪悪感を植え付けてしまう危険性があるのではないか、と考えるからです。 さらに言ってみれば、このような感覚に全く囚われないとすれば、それはそれでまた問題ではないかと思われます。 しかし、被害者が納得できないという感情も重視する必要はあります。 このあたりに関しては哲学的に思考してみるのも面白いと思います。  

sea1sea2
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 確かに根拠が矛盾しています。これからは一貫性のある文章を書いていきたいと思います。

  • phj
  • ベストアンサー率52% (2344/4489)
回答No.2

死刑制度の廃止が世界的な論調なのはたしかですが、それは「近代法」を整備した、近代法治国家に限っての話です。イスラム法を主体とする国家では死刑の廃止はほとんどありませんし、石投げによる死刑なども残っています。 「~多くの国が死刑廃止にしたからといってそれが正しいわけでもないし~」などの文章を入れたいなら、世界各国の法体系をきちんと認識すべきでしょう。 また「凶悪犯罪が増加している近年では」と書いておられますが、きちんと事実を調べていますか? 一般刑法犯は平成15年をピークに減少傾向にあり、少年犯罪に至ってはずっと減少傾向にあります。 ニュースに出るような特異な犯罪は増えているように見えますが、だからといって「凶悪犯罪が増加している」というのは事実に反します。 犯罪統計:http://members2.jcom.home.ne.jp/tatsuno8/crime/doukou.htm 少年犯罪統計:http://kangaeru.s59.xrea.com/

sea1sea2
質問者

お礼

最近、よく凶悪犯罪がニュースなので放送されているで、ついそれに流されていましこのような記述をしてしまいました。ご指摘、ありがとうございます。

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