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日本の戦後文学を詳しく紹介しましょう。
日本の戦後文学を詳しく紹介しましょう 論文のことなんです。もし良かれば、「ノルウェイの森」はその中の地位を紹介します。 ありがとう
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- easy_all
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回答No.1の考え方で、正しければ、・・・ですが 私の考えを書いておきます。 村上春樹は、戦後まもなくに生まれた、ベビーブーマー世代だ。 敗戦によってボロボロになった後、 日本は、高度経済成長によって、急激にアメリカ化した。 戦前までの、男女の関係・あるべき家族の姿、そんな人々の生き方、 つまり社会の文化が、アメリカの真似をして、急速に変化した。 物質は豊かになり、男女は自由に恋愛し、何の不満があるのか?と、 日本を復興させるため、必死に働いた親の世代の者は言う。 だが青年の心は、物質でも、恋愛でも、満たされない。 日本で初めて、豊かな物質・自由な恋愛が、社会で当然とされるようになった時代の、 孤独な青年の心。「ノルウェイの森」の文学的地位は、そこにあると思います。 なぜ孤独なのか?それは、伝統の民族のアイデンティティを捨て去り、 アメリカの真似をしたからだ。 村上春樹の作品が、アメリカ文化に染まって行く国・自国の伝統が失われれ行く国でよく読まれるのは、 このためだ。
- easy_all
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日本文学を勉強している、学生からの質問でしょうか? 「日本の戦後文学の中で、『ノルウェイの森』が、どんな地位にあるか?」という質問ですね。 まず、↓この本を読んで下さい。図書館にあると思います。 「国文学」村上春樹特集、1995年3月号、学灯社 あなたの感覚に合う研究者が、この本から見つかると思います。 新しい研究書は、 http://www.shibundo.co.jp/cgi-bin/menu.cgi?ISBN=037180108 だが、これ↑は、相当むつかしそうです。 研究書の一覧は、 http://www.geocities.jp/yoshio_osakabe/Haruki/Kenkyusho-J.html http://www.geocities.jp/yoshio_osakabe/Haruki/Kenkyusho-E.html 論文で、私が良いと思ったものは、 http://ir.lib.hiroshima-u.ac.jp/metadb/up/kiyo/AN00065309/kbs_29_59.pdf この↑、最後の所が、参考になると思います。 http://www.humanities.uci.edu/eastasian/japanese/Courses/Jp101ABC/Jp101C/MurakamiHaruki/Ronbun_Excerpt.html これは↑5章・6章が、あなたのテーマに近いのでは?と思います。 日本の戦後文学を、系統だてて論ずる事は、ほとんど不可能と思います。 特に、昭和50年以後は、まったく・・・無茶苦茶だと、私は考えています。 村上春樹は、若い人々に広く読まれていますが、40才を超しても読む人は、少ないのでは?と思います。 村上春樹が、作家としてデビューする時、丸谷才一が強く推薦しました。 まったく新しい、それまで読んだ事のない、美しさ・さみしさが描かれて、まさに若い時代に、ぴったりの作品だと思います。