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シュタイナーについて
いろいろ調べているのですが、いかんせん、関心領域が広すぎて うまく全体像をつかむことができません。 1.この人をいくつかのキーワードで表せるとしたら、どんなものが あがるでしょうか。 教えてください。 よろしくお願いします。 神秘思想? 2.現代においてこの人を研究することにより、生じる利益とは なんでしょう。 教えてください。 よろしくお願いします。
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耐力のある思想家。決して幸福に恵まれたわけではないが、幸福の約束を漕ぎ着けた。魚そのものよりも魚釣りの方法を求めた人って感じかなあ。 両方求めればよかったのですが、彼が満足に魚を得ることを、社会が許さなかったのかもしれません。 >2.現代においてこの人を研究することにより、生じる利益とは なんでしょう。 シュタイナーは、現代にはちょい古いと感じます。現代には現代の活のいい新鮮な思想を生かすべきです。それは、古きが進化したものだからです。 あえて、シュタイナーの語られている生涯から学ぶなら、こういうことです。 方法はみなが知るべきで、現代のように偏り、独占されるべきでない。 また、方法の提供者をないがしろにしない、社会的な一体感を意識すべき、といえるのではないでしょうか。現代は、大人が子どもに、泣きつく時代です。多数派が少数派に、露骨に助けを求めます。国家が民間にSOSを出しています。 子どもは「いまさら何?」とは言わずに、はじける笑顔で、大人たちを安心させているし、大人たちは、社会的に彼らを同等と認め、彼らをささえるべきです。大人も、自ら殺してきた自分自身にある子どもっぽさを大事にしようと、露骨に叫んでいます。社会全体が、生き方のバランスの取れていないことに、気づいたのです。 シュタイナーが現代にもたらした道具は、巨視的な整合性であると思います。多次元から見た、単一的な次元での異存在の許容(自他を許す、現われの説明)など。神秘思想、宗教家、教育観念などに働いたと思います。ですが、効果的に働いたかどうかはわかりません。神秘思想家は、公に出るのが苦手で、まるで中世と逆です。今は科学者が幅を利かせています。昔、科学が宗教哲学(科学の前身)を実利をもって圧倒したように、今の科学が前身となって、新しい何かが、現代の実利(今みなが求めているもの)をもって、科学を圧倒するのかなと思います。現代の実利とは、あらゆる展望であると思います。個人から社会から取り巻く環境からの、ヴィジョンそのものを、新しい何かは提供するのではと、思いました。今まで個人、社会とありましたが、新しい種族?が現れると思います。今までのような社会でもなく、全く個別の個人でもない。国家でもなく民間でもない、血縁といったような家族でもない。兄弟とも言い切れるが、割り切れない友だちでもない。大人でもなく子どもでもない。昔からもいたのですが、数が増え、表立ってくるということです。定住もしないが、難民でもない。 つまり、地球人類を構成する機体がもう一つ増え、多様性も3乗倍になると思います。ですから、個人は精神的にも肉体的にも居場所に不自由することはなく、社会も肥大化や弱体化などの偏りに悩まされることはなくなります。新しい形態が、そのときにはもうあるのです。 無論、さらに次の時代の種も、同時に蒔かれるでしょう。 シュタイナーのことは、地元以外の市外局番並みに知らないので(笑、大阪と東京ぐらいで)あまり話せませんでしたが、シュタイナーの夢見た未来のかけらを含んだ巨視的な未来を、われわれが生きており、さらにそこで未来を語っているといえます。 ローカルなシュタイナーは、語るまでもなく、しっかりと今の思想の命に組み込まれているはずです。