• ベストアンサー

キリスト・仏陀

キリストの考える愛とブッダの考える愛の違いは 何なのでしょう? 一般的にキリスト教は愛の宗教と言われ、 仏教ではあまりよろしいものではないと言っている本を読みましたが…

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • kequ
  • ベストアンサー率62% (76/122)
回答No.2

最初に何ですが、キリスト教と仏教を、イエスと釈迦の思想に還元してしまうのは×です。 歴史的に形成されてきたキリスト教と、イエスの思想(と思われるもの)は かなり乖離してますからね。これは、もうパウロの時代から起こっていることです。 因みに、批評家の林達夫は、聖フランチェスコのみが、 唯一イエスの教えを実践していた人である、と言っています。 これは仏教も同じです。私は読んでいませんが、司馬遼太郎は、 釈迦の死後、殆ど釈迦の教えが正しく理解されることはなかった、 みたいなこと言ってるらしいですよ。 pinetree さんは、質問をイエスと釈迦の思想に限定されている、と理解して よろしいでしょうか。キリスト教にも無数の教派があり、仏教にも無数の 宗派があるので、「愛」に関する考えも無数にあるわけです。 因みに、「キリスト教は愛の宗教と言われ」たのは、近世以降のことでして、 それ以前には、裁きの面が強調される、大変におっそろしい宗教だったようです。 私は仏教には通じていないので、とりあえず、イエスの思想にだけ意見してみます。 実は、新約聖書の福音書というのは、形成・成立時にかなり脚色されておりまして、 イエスが本当の言葉がどれであるのか、というのは新約学に一大論争なのです。 まあ、そういうことは煩瑣な問題は措いておきまして、福音書におけるイエスの愛に 関する考えを要約してみましょう。 1.神は、我々皆を愛している。 2.神を愛しなさい。 3.隣人、弱き者、敵を、わけ隔てなく愛しなさい。 これだけです。これを、色々の比喩を用いながら、何度も繰り返しているわけですね。 では、どういう風に繰り返しているのか。 難しいことは抜きにして、参照URLに推薦したのは、Q1と呼ばれるもので、 大体ここに、イエスの思想の核が要約されていると考えて良いでしょう。 (わずか、15分足らずでイエスの教えの全てがわかる!!  ついでながら言っておくと、先述の林達夫は、イエスの教えは一分間で説明出来る、 といっておりますが、その通りですね)

参考URL:
http://www.asahi-net.or.jp/~zm4m-ootk/qsiryou.html
pinetree
質問者

お礼

大変分かりやすい回答をありがとうございました。 私の質問の趣旨もその通りです。 一つのものがずっと変わらず続くと言うのは なかなかありえないものなのでしょうね。 再度、ありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • postpapa
  • ベストアンサー率41% (27/65)
回答No.3

キリスト教は一神教で、仏教はてんこ盛の仏,菩薩がいます。 まさに仏のデパートみたいなものです。 私仏教徒ですので、キリスト教に造詣が深くありませんので間違っていたら何方か訂正して下さい。 キリストが与える愛は無償の愛、隣人愛、兄弟愛等等 仏教は慈悲の心です。 愛欲、我愛等何かに囚われる場合に使われます。 慈悲とはいつくしみ、あわれむ心であり仏が衆生に与えるものです。 悩み苦しむ凡夫(ぼんぷ)、つまり我々俗人間にです。 当初仏教(釈迦の)は偶像崇拝はなかったのですが、凡夫はやっぱり何か目に見える対象が欲しかった模様で、現在の仏像の形になりました。 日本では数限りなく宗派がありますが、それだけ解釈が多種多様に出来る宗教なのでしょうね。 対してキリスト教は幾つかの宗派はありますが、やっぱり神との契約で成り立った『愛』の宗教だと思います。 これを機会に勉強されたらいかがですか? 結構人生に役に立ちますよ、仏に帰依しなくともキリストに信仰しなくともいいとこどりでも、良いと思います。 私が思う信仰はそんなもんですけど。 若干文章が乱れすいませんでした^。;

pinetree
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 みなさんのアドバイスをみていると、 宗教について勉強しようかなという気がわいてきました。 ありがとうございました。

回答No.1

キリスト教と仏教のはじまりを考えると何か見えるかも。 キリストはユダヤ教の形式主義を批判してはじまった宗教らしいです。 仏教の開祖のガウタマシッダールタは国王の息子で 安定された生活が待っていたにもかかわらず 悟りを開いてはじまったらしいです。 ここはちょうど世界史で勉強したので書きました。 僕が思うキリスト教と仏教のイメージは 両方とも像に向かって拝むのは同じ。 でもキリスト教は聖職者も信者も一緒になって拝んで祈ってるけど、 仏教は厳しい修行を行ってある境地に達した人が 仲介役として真中に入って、お経を唱えて、仏様と普通の人の橋渡しをしている。 キリスト教はユダヤ教とは別路線だってんでできた宗教で、 ユダヤ人って昔から迫害がすごかったらしいから、 他人を愛しましょうっていう心があるんだと思う。 仏教は八正道って言って、 こういうことをすると死んだ後地獄に行かずに天国にいけますよ、って言って みんながいい行いをするようにさせようとしている気がする。 思ったことをばー、と書いてみました。 考えの参考にでもしてみてください。

pinetree
質問者

お礼

こんな夜遅くまで 答えていただける方がいるなんて… なるほど、歴史から分かることも多いですね。 ありがとうございました!

関連するQ&A