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The pictures were shown (to) me by him.
The pictures were shown (to) me by him. という文において、toが省略可能なのはなぜでしょうか? 私は普段toを入れて使っているので、省略可能なことも存じませんでした。 ご教授宜しくお願い致します。
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>(1) He showed 【me】 the pictures. 補足です。上記の英文をもとにした受動態は2通りできると前回述べました。 >(1)→(3)a. I was shown the pictures (by him). >(1)→(3)b. The pictures were shown 【me】 (by him). 上記の英文は両方とも文法的には正しいものなのですが、通常は(3)b.ではなく(3)a.の方が好まれます。そのような状況には、やはりそれなりの理由があります。 まず、英語では「相手にとって古い情報をできるだけ前に、相手にとって新しい情報をできるだけ後の方に置くという原則」があります。したがって「SVOO」の英文では前の目的語が「相手にとっての旧情報」であり、後の目的語が「相手にとっての新情報」であることが多いのです。「He showed 【me】 the pictures.」という英文では、「me」が旧情報で、「the pictures」が「新情報」です。 そして、その英文を受動態にする時も「旧情報」ができるだけ前に、「旧情報」ができるだけ後に置かれます。したがって「旧情報」である「I」が主語となるケースは数多くあっても、「新情報」である「the pictures」が主語になるケースはあまり多くはないということになります。 その結果「その写真が私に見せられた。」という意味を表すものとしては、「He showd the pictures 【to】 me.」という英文の方をもとにした受動態である「The pictures were shown 【to】 me.」という英文が好まれるようになったと考えられます。こちらであれば「the pitures」が「旧情報」なので違和感なく主語として用いることができます。 「The pictures were shown me.」という英文に何となく違和感を抱く人がいるのは、上記のような理由があるためではないかとも思われます。しかし、両者とも文法的には問題のないものであることは、前回述べた通りです。もっとも「to」をつけて間違いだと言われることはありませんので、自分が使う時には「to」をつけるようにした方が良いでしょう。
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- googoo1956
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>The pictures were shown (to) me by him. これはなかなか難しい問題で、Native speakerでもよく理解できていない人がいるのではないかと思います。何となく理解はできていても説明できない人もいることでしょう。 結論を先に述べておきます。上記のような英文においては、「人」を表す語が「名詞」であれば「to」をつけなければなりませんが、「人」を表す語が「代名詞」であれば「to」をつけてもつけなくても構いません。 この問題を考えるためには、基本的なことをいくつか確認しておかなければなりません。まず、「~に・・・を見せる。」という日本語を表す英文は、通常「SVOO」という文型か「SCO+to+人」という文型で表します。ここでは「人」を表す語を「代名詞」にして考えてみます。 (1) He showed 【me】 the pictures. (2) He showed the pictures 【to me】. そして、(1)と(2)の英文を受動態にすると、それぞれ次のようになります。(1)は目的語が2つありますので、2通りの受動態が考えられますが、(2)は目的語が1つしかありませんので、受動態は1つしかできません。 (1)→(3)a. I was shown the pictures (by him). (1)→(3)b. The pictures were shown 【me】 (by him). (2)→(4) The pictures were shown to 【me】 (by him). (3)b.を見れば「人」の前に「to」を置かない理由が、(4)の英文を見れば「人」の前に「to」を置く理由が理解できることだと思います。したがって「人」を表す語が「代名詞」であれば、その前に「to」をつけてもつけなくても良いことになります。 今度は、(1)と(2)の英文の中の「人」を「名詞」に、「物」を「代名詞」にしてみましょう。 (5) He showed Tom them.(×) (6) He showed them to Tom. (5)の語順は通常「不可」とされます。「SVOO」という文型では最後に「代名詞」を置くことはできませんので、「SVO+to+人」という文型にして(6)の語順にしなければなりません。 上記の例文をもとに考えると、「不可」である(5)の英文からできる「Tom was shown them.」という英文と「They were shown Tom.」という英文はどちらも当然「不可」となり、(6)の英文からできる「They were shown 【to】 Tom.」という英文のみが「可」となります。すなわち、「名詞」の場合には「to」をつけなければならない、ということになります。 以上のことから「人」を表す語が「名詞」である場合と「代名詞」である場合で、「to」を置いたり置かなかったりする理由が理解できるのではないでしょうか。 【番外編】:ただし、「show」、「give」などのような「間接目的語(人)」との結びつきが強いとされる動詞と異なって、同じ「~に・・・を○○する」という意味を持つ「make」、「find」、「cook」などのような動詞を用いた英文を受動態にする場合には、「人」を表す語が「代名詞」であっても必ずその前に「for」という前置詞をつけなければなりません。それは、このような動詞が「間接目的語(人)」との結びつきが弱いからだとされています。 (5) This book was bought 【for】 Tom. (6) Dinner was cooked 【for】 us. 「give」系と「make」系の動詞の違いについても説明をしたいところですが、大変長いものになってしまいそうです。これらの2種類の動詞の使い方が理解できれば十分ではないかと思います。 ご参考になれば・・・。
お礼
お礼が遅くなってしまい、申し訳ありません。 なるほど、非常に理論的でためになりました。下手な英語の授業よりよっぽど素晴らしいです! このあたりの文法って比較的曖昧ですよね、しょっちゅう悩まされています。 ありがとうございました!
- P-Tech
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第4文型における「物の目的語」(ここではthe pictures)を主語にして受動態の文を作るとき、「人の目的語」(ここではme)を目的語のまま残しても文法的に誤りではないが、現実的にはほとんど使われない。その場合は、toなどの前置詞を使用する(つまり第3文型に転換する)のが通例だ。──何の本だったか、英文法の本に書いてあった記憶があります。 この解説を読む限りでは、要するに理屈の問題ではない、ネイティブが言わないのだからガイジンであるわれわれも使うのは控えよう…そういう感じのようです。
お礼
お礼が遅くなってしまい、申し訳ありません。 確かに言語ってそもそも理屈的に生まれてきたものばかりではないですものね。ありがとうございます!
- duosonic
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こんにちは。 1. 結果を先に申し上げます。 この文を能動態に戻してみます: ・He showed me the pictures. 、、、ですよね。さらに完了形にします: ・He has shown me the pictures. 、、、です。これならOKですよね。「過去分詞+me」の箇所は、受動態であるご質問文と全く同じです。だから to がなくても良いようです。given や sentも同じですよね。 2. 、、、と説明するしかありません。僕も英語は長いですが、ご指摘の「to なしバージョン」、すなわち: ・The pictures were shown me by him. 、、、には強烈な違和感を感じます。上述完了形の時の「過去分詞+me」にはそれほど感じない違和感を何故か受動態モードでは強く感じます。何故だかは分かりません。 3. この点、僕自身も気になったので、ネイティブ数人に聞いてみましたところ、皆一様に「自分にも awkward に聞こえる。でも受動態で shown me とする、すなわち「to なしバージョン」が正しいとする人も少なくなく、実際に使われている」とのことでした。つまり、ネイティブ間でも意見が分かれるところで、「正解であるのは正解だが、実際に聞いてみるとどうしても違和感がある」ということですね。正にasuoiさんがおっしゃるところと同じ見解です。 いずれにせよ、「省略できる ⇒ あった方が正式」ということですから、僕は今後も shown to me とします。その方が文が完成されているような気がします。 今回は大変興味深いご質問、誠にありがとうございました。これは僕も考えたことありませんでした。ご参考までに。
お礼
お礼が遅くなってしまい、申し訳ありません。 ありがとうございます、わざわざお知り合いにも聞いてもらって助かりました。>「省略できる ⇒ あった方が正式」僕もこの考えで行きたいと思います。過去分詞のことなどを鑑みると、単純に口にしやすいかどうかによって派生してきたように思えますね。 >今回は大変興味深いご質問、誠にありがとうございました。 嬉しいです。ありがとうございました!
show は、「誰に」と「何を」の2つの目的語をとれる動詞だからだと思います。能動態に戻してみれば、おわかりになると思います。 1. He showed the pictures to me. 2. He showed me the pictures. 1は、The pictures were shown to me by him. に、 2は、The pictures were shown me by him. となります。
お礼
お礼が遅れてしまってごめんなさい。 なるほど、それなら分かりやすいです。 ありがとうございます!
お礼
そうだったのですか、英語では一番伝えたいことをまず言う、という印象があったので、新情報が先だとばかり思っていました。奥が深いですね…。 >英語では一番伝えたいことをまず言う お時間があればお伺いしたいのですが、これ自体私の勘違いでしょうか?