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「が」と「それでも」について
頭にきているが、それでもまだ弟は小さいからと思って何も言わないことにしました。 この時の「が」は、なんの「が」でしょうか? 頭にきているしかし、それでも・・・・ のように逆接のしかしに置き換えると、「それでも」も逆接の意味な気がして あれ?って思ってしまったので。 無知ですみませんが、助けていただければと思います。 「が」と「それでも」の意味を教えてください。 よろしくお願いします。
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当方、素人の前提で聞いてください。 「頭にきているが、それでもまだ弟は小さいからと思って何も言わないことにしました。」 この文から、「それでも」を取ってみましょう。 「頭にきているが、まだ弟は小さいからと思って何も言わないことにしました。」 意味は変わりましたか? 変わりませんよね? 今度は、「が」を取ってみましょう。ただし、時制の関係で一部修正します。 「頭にきてい『ました』。それでもまだ弟は小さいからと思って何も言わないことにしました。」 やはり、意味は変わりませんね? つまり、「が」も逆説、「それでも」も逆説です。重複して使っているのです。 他の例でいえば、「…。だが、…」「…。しかし、…」という文があります。これに対して、「…。がしかし、…」という文を見たことはありませんか? これも重複です。 なぜ重複させるのか? 時と場合によって理由は異なるでしょうが、多くの場合、「重複は意味を強める」ものです。 「頭に来ていた。ぶち切れそうだった。その気持ちはとても強かったのだけれど、一方で、弟はまだ小さいのだから仕方がないという自制心も同じように強く働いた。だから、頭には来たけれども、それでもなお自制心が強く働いたので、何も言わなかったのだ」 こうした、筆者の心の葛藤が、「が、それでも…」という重複表現から読み取れるように、ボクは思います。 口語だと、こういうことはもっと頻繁にありますよね。たとえば、こんな感じです。 「だけどさ、おまえはそう簡単に言うけどさ、みんなはそれでいいかもしれないけどさ、少しはオレの立場にも立ってみてくれよ。そしたらさ…」みたいな・・・。 言葉というものは、思いを伝えるものですから、思いが強ければ強いほど、それを強調したい、強調するには、手を変え品を変えながら、同じことを繰り返して口にする……それが「言葉」というものだと思います。 以上、素人考えでした。
お礼
なるほど、言われてみると ・・・が、しかし・・・って言葉を使うこともありますね。 逆接が重なって意味を強めているんですね、 ありがとうございました。