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損益計算書について、売上高の計上基準である実現主義
損益計算書のテキストを説いているのですが、 よくわからないことだらけで、困っています。 売上高の計上基準である実現主義についての○×問題で、 「製品は完成していないが、代金が送金されてきたので売上高に計上した」 というのは×でよろしいのでしょうか?
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×でOKです。 実現主義における収益の計上要件は次の2つです。 1.相手商品を販売したり、役務を提供する。 2.その対価としての現金同等物をもらう。 今回の場合製品が相手の手に渡っていないのでもらった金額は売上高でなく前受金で処理するのが妥当です。
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- ok2007
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テキストの問題であれば、会計諸則に従った回答をする必要がありましょう。 この点、現金主義は会計諸則では売上高の計上基準たりえませんから(企業会計原則 第三 3 B参照)、回答はひとつに絞られるものと思われます。 なお、回答を記さないのは、この掲示板では問題の丸投げが禁じられており、回答を直接記すとご質問文ごと削除されるおそれがあるためです。詳しくは、この掲示板の禁止事項をご参照ください。
お礼
大変参考になりました。 掲示板のルールについては不勉強でお恥ずかしい限りです。 今後はルール通りに利用させていただきます。 ありがとうございます。
- hinode11
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企業会計原則第二損益計算書原則の三(営業利益)のBに、「売上高は、実現主義の原則に従い、商品等の販売又は役務の給付によって実現したものに限る。」とあります。しかし、決められているのはここまでで、実現主義のうちの、どの計上基準を採用するかは、各社に任されています。 (1)出荷基準……完成した製品を自社から出荷する時点で売上計上 (2)納入基準……完成した製品を得意先が指定する場所へ納入する時点で売上計上 (3)検収基準……完成した製品が得意先によって検査され、検査合格になった時点で売上計上 さて回答ですが、 ◎もし会社が発生主義会計を採用している場合は、例えば(1)出荷基準なら、 代金が入金した日に、 〔借方〕当座預金◇◇◇◇/〔貸方〕前受金◇◇◇◇ 完成した製品を自社から出荷する日に、 〔借方〕前受金◇◇◇◇/〔貸方〕売上高◇◇◇◇ ◎もし会社が現金主義会計を採用している場合は、 代金が入金した日に、 〔借方〕当座預金◇◇◇◇/〔貸方〕売上高◇◇◇◇ ですから設問は、現金主義会計を採用している会社なら○になります。発生主義会計(実現主義も発生主義の一つ)を採用している場合は、×です。
お礼
本当に詳しくご説明いただきまして、ありがとうございます。 理解できました。
お礼
なるほど!前受金で処理するのが妥当ってことですね。 非常によくわかりました。 ありがとうございます。