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このような状況を、わかりやすく、そしてできるだけ簡単に説明するには
お世話になります。 哲学カテで質問したところ、親切な回答者様から「カテが違うよ」 とご助言を頂いた為、改めてこちらで質問をさせて頂きます。 同じ人が同じ人に言う同じような内容の言葉であっても、 その言葉の目的が、必ずしも毎回同じとは限りません。 言葉の目的が変化する場合もありますし、 最初から複数の目的を持つ場合もあるかもしれません。 たとえば、小学生のA君が同級生のB君に 「校長先生の新車を盗んで来い」と言ったとします。 この言葉は元々『嫌いなB君を遠ざけることを目的とした、ムリな命令』だったとします。 しかし、同じ会話を繰り返すうちに、その言葉が別の目的を持つようになることがあります。 (たとえば、その会話自体が面白くなる等) そのように会話が別の目的を持つようになると、会話の表面的な内容も、 当初の目的とは矛盾した内容に変わることがあります。 たとえば「じゃあ、タイヤの空気を抜いて来いよ」等と言った、けっして無理とは言えない内容、 つまり当初の目的である『無理な命令』とは矛盾した内容に変わる場合等が、それに該当します。 その矛盾が、相手や第三者に誤解を与えてしまうこともあります。 たとえば、 「タイヤの空気を抜くのは無理な命令じゃないでしょ。 そんな風に無理ではない命令をしているんだから、 『嫌いなB君を遠ざけることを目的とした、ムリな命令』だなんて通用しないよ。 盗んで来いと言ったのも本気だったんでしょ。 あんた、とんでもない人だね!」 等。 そこで質問ですが、上記のような状況を、わかりやすく、そしてできるだけ簡単に説明するには、 どのような説明が適切でしょうか? 相手や第三者に与えた誤解を解くようなシチュエーションを想定して、ご回答を頂けたらと思います。 道理を弁えた人であれば、「言葉は多義的だね」「言葉が複数の意味や目的を持つことはあるよね」等で通用するのでしょうが、 あまり道理を弁えていない人の場合、それでは理解できません。 だからといって、前述のような説明では冗長ですし、それでも道理を弁えていない人であれば、理解できないかもしれません。 あまり道理を弁えていない人にも分かりやすく、そして、できるだけ簡単な説明があれば、教えてください。 ご回答の程、宜しくお願い致します。 【サイト管理者様へ】 当質問は他のカテにした質問と重複した質問ではありません。 宜しくお願い致します。
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同じ人が同じ人に言う、同じ内容の言葉であっても、その言葉の目的が、必ずしも毎回同じとは限らない。 同じ言葉を同じ人に言う過程で、その言葉の目的が変化する場合もあるし、その言葉自体、初めから複数の目的を持つ場合もある。 例えば、ある女性が、ある男性に、 『私の事、嫌いでしょ?』 と尋ねたとする。 そう尋ねた女性の当初の目的は、「好きな相手(その男性)に、自分への好意を確認する為」であった。 女性はその男性からは「No」(嫌いではない、好きだ)の返事がもらえると思っていた。 だが、男性は、軽い冗談で返してしまった。「そうだ、嫌いだよ(笑)」と。 そこから、二人の会話は白熱した。 女性:「ええっ本当に!?(泣く)」 男性:「嘘だよ、好きだよ」 女性:「嘘、さっき嫌いって言った!それに貴方昨日も・・・・だった」 男性:「ごめん」 女性:『(やっぱり)私の事、嫌い(なん)でしょ?』 と、会話が始まった時と同じ言葉で再び尋ねた彼女のその言葉の目的は、「好きな相手(その男性)に、自分への好意を確認する為」ではなく、「相手に、相手が自分を嫌いである事を確認する為」に変わっていた。 上記の会話を、相手の男性の立場から見てみると、彼女からはただ口論を仕掛けられただけと感じられるかもしれない。 この始終を見ていた第三者も、彼女は初めから男性の事が嫌いだったと感じるだろう。 この様に、一人の人が初めに言った言葉と後で言った言葉の内容が同じでも、その目的が変化してしまった場合、それは、相手や第三者に誤解を与える可能性がある。
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- ej_honyaku
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No. 1 です。 『嫌いなB君を遠ざけることを目的とした、ムリな命令』 の箇所だけをとって見ると、「レトリック」の部類でしょうか。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BF%AE%E8%BE%9E%E6%8A%80%E6%B3%95#.E5.8F.8D.E8.AA.9E 『私の事、嫌いでしょ?』の例にも見られるように、 受けた方はどこまで真に受けていいのかわからないことがありますね。 それで後の軌道修正が大変だったりして。 あと「状況」全体への感想ですが、 A君は悪気のない「言葉の綾」「戯れ言」「与太話」だと思っていても、 仲良しのB君ならともかく、嫌いなB君にはちょっとかわいそうなセリフです。 さらにその内容が悪事をそそのかす質のものであれば、 子供なら「タイヤの空気を抜く」など 人に実質的な迷惑をかける悪いいたずらに発展してしまったり。 (心理学カテとの関連はこの辺にもあるのでしょうか。) あとで弁解に困る誤解を生むような、 善悪の分別を疑われるような言辞には気をつけたいですネ。
お礼
二度目の回答、ありがとうございます。 レトリックの件、参考にさせて頂きます。 毎回、URLも貼って頂けるので助かります。 参考URL以下の回答についてですが、 A君B君の話は譬えとして用いた虚構ですので、 そんな風に言われましても^^; 質問の趣旨を理解して頂けたら幸いに思います。
「ジョークやユーモアや詭弁を楽しんでいたが、惰性に流れてくだらないことを言ってしまった」でよろしいのでは。
お礼
アドバイスありがとうございます。 人並みの道理を弁えた人であれば、それで理解できますよね。
- ej_honyaku
- ベストアンサー率24% (12/50)
おたずねの件にどこまで該当するのかよくわかりませんが、 「省略三段論法」の線では? http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9C%81%E7%95%A5%E4%B8%89%E6%AE%B5%E8%AB%96%E6%B3%95 下にリンクの抜粋をコピーします。 「タイヤの空気を抜くのは無理な命令じゃないでしょ。 そんな風に無理ではない命令をしているんだから、 →何をもって「無理」とするかの前提に 誤謬を招く曖昧さがあるようです。 できるかできないかの無理ではなく、 してはならないことを人に命じる行為そのものを無理と呼ぶなら、 タイヤの空気を抜くことも、もちろん無理な命令ですよね。 『嫌いなB君を遠ざけることを目的とした、ムリな命令』だなんて通用しないよ。 →私見ですが、通用しないでしょうね。なぜなら... 盗んで来い言ったのも本気だったんでしょ。 →(たとえば、その会話自体が面白くなる等)と説明があるように、 当初の命令よりもやりやすいものに ターゲットを調整する交渉にA君が参加してしまったわけですから、 乗り気だった、と見られても当然ですね。 あんた、とんでもない人だね!」 →ほんと。とんでもないですよ。これは誤解でもなんでもない。 省略三段論法の使いようによっては、 こんな風な結論も出せるのではないでしょうか。 上記リンクの抜粋: 省略三段論法(しょうりゃくさんだんろんぽう、または省略推理法、説得推論、ギリシャ語:ἐνθύμημα, enthýmema, 英語:enthymeme, エンテュメーマ)とは、(現代的な意味で)結論を導くために述べなければならない前提を述べない、略式の三段論法のこと。省略三段論法で、前提の一部を述べないのは、それが推定されるものだからである。「省略三段論法」という語は、より広義に、三段論法より不完全な形式の主張を指すことも時々ある[1]。『弁論術』でこの語を定義したアリストテレスにとって、「省略三段論法」はありそうなことに基づいた修辞的な三段論法で、科学的な三段論法とは区別される。科学的な三段論法は実証を目的とするが、省略三段論法は説得を目的とするものである[2]。
お礼
ありがとうございます。 >誤謬を招く曖昧さがあるようです。 そのような曖昧さが原因になることもありますね。 因みに、このケースでいう『無理』とは『行うのが難しいこと』と言うことであり、 それはB君や第三者も理解している状況を想定しています。 参考URLもありがとうございます。 >乗り気だった、と見られても当然ですね。 当然ではないですよね。 私はAさんの立場になったこともありますし、Bさんの立場になったこともありますが、 そのようなことがあるのを理解できる人であれば、 短絡的に「盗んで来いと言ったのも本気だった」等と考えませんよ。 >ほんと。とんでもないですよ。これは誤解でもなんでもない。 事実を誤って理解しているのだから、誤解ですよね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 やはり、そのくらい長い説明になってしまいますか。 まあ、この質問では『道理を弁えていない人』が相手ですから、仕方ないのかもしれませんね。 人によっては、おっしゃるような説明でも理解できないでしょうから、 そのような比喩を幾つか頭に入れておくのが良いかもしれませんね。 (このようなケースに限らず) 最初から、このようなケースに該当する比喩を募集した方が良いかもしれませんね^^ この文章を読んだ方で、該当する比喩をご存知の方が居られましたら、宜しくお願い致します(笑)