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特殊商品売買についての勉強方法と解き方
- 特殊商品売買は簿記の難易度の高い論点の一つで、日商簿記一級や全経上級などの試験で出題されます。
- 特殊商品売買について独学で勉強している方の中には、他の論点は理解できても特殊商品売買だけが苦手という人も多くいます。
- 特殊商品売買の解き方や勉強方法について詳しく紹介します。個数ボックスと金額ボックスを別々に書く方法や教材の選び方なども解説します。
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特殊商品売買は特殊というからには一般商品売買と異なる取引形態をしているわけです。 まず一般商品売買を極めて欲しいと思います。そうでなければ特殊商品売買は途中でつまずくと思います。 まず一般商品売買とは普通に商品を仕入れてそれを普通に販売する売買取引を広く意味するものですが、その仕入れ→販売という単純な取引でもいろいろな会計的な描写方法があるのです。その描写方法は特殊商品売買でも変わりませんので、絶対にマスターしてください。一般商品売買と特殊商品売買を別の学習項目とは捉えないでください。 ○処理方法(描写方法) (1)分記法 (2)総記法 (3)三分法 (4)売上原価対立法 (5)売価還元法 があります。 まずこれらを確実に理解しマスターしてください。なぜなら特殊商品売買でも各特殊商品売買ごとにこれらの描写方法が可能だからです。 さらに割賦販売などでは独自の描写方法(未実現利益控除法、対照勘定法等)があります。 次に特殊商品売買が一般商品売買と何が違うのか、何が特殊なのか理解してください。特殊商品売買には (1)未着品取引 (2)委託販売 (3)試用販売 (4)割賦販売 がまずはメジャーでしょうからこれらについて簡単に。 (1)~(4)の中で一つだけ趣の違うもの、分かりやすく言うと仲間はずれがいます。それは未着品取引です。 良く考えてみると、委託販売も試用販売も割賦販売も商品を仕入れるときは普通に一般商品と同じように仕入れてきています。ただ単に売り方が違うだけなんです(遠くの取引先に積送して売る、お試し期間を設けてから売る、分割払いで売る)。でも未着品だけは仕入れ方自体が一般商品と違うのです。なぜなら遠くから仕入れるからです。これは特商を理解するうえで重要です。確かに未着品も転売したりしますがあくまで仕入れ方なのです。だから未着品は仕入れ勘定の借り方に拘ってくる分ほかとは違います。 これらのことをまず念頭において、一般商品の仕分け処理から特殊商品売買へと先ずは基本の仕分けをマスターしてください。原価率算定などのテクニック的なお話はそれらをマスターした後になります。 各取引の勘定の流れが分からないと、分析も何もありませんので。
お礼
回答ありがとうございます! 良く問題集などを解いていて、解説を見ると、いつもボックス図の分析から 入っての解説になっていたので、特殊商品売買=ボックス図を書いての分析。だと思っていました・・・ やはり仕訳が完璧でないと特商は解けないのですね。 分かりやすい説明でした!ありがとうございます