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ラテン語が分かる方、いらっしゃいますか
今、とある英文を読んでいるのですがその途中で HEC CUM SUPERBA, &c. と出てきました。&cは、英和辞書をひいたところ、ラテン語のエトセトラ(等)の略らしいので、その前のHEC~もラテン語だと思うのですが、さっぱりわかりません。 ラテン語がお分かりになる方、辞書をお持ちの方、いらっしゃいましたら、お手数ですがぜひ和訳をお教え下さい。
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>HEC CUM SUPERBA, &c. HecはおそらくHaecでしょう。英語圏の書籍でたまに見られる綴りのバリエーションです。 haec この(女性/もの)は cum ~と共に superba 尊大な、傲慢な(女性/もの) ラテン語には一般的な名詞にも男性女性中性の文法上の「性」の区別があるのでhaecが「この女の人は」なのか女性名詞を受けた「この物」なのかはわかりません。「この女は尊大な女と共に」「この物は尊大なあ物と共に」あたりだと思います もしかすると Haec cum superba (ハエク クム スペルバー)はどうも詩の一節という可能性もあります。後ろもっと続きがあって省略されているという意味の et cetera かもしれません。 前後の英文の文脈はどうだったでしょう。何かの引用を導入するような流れでしょうか。 もうすこし調べてみます。明日の夕方までお時間いただけますか。
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なるほどやはりボエティウスでしたか。検索してもその関係ばかり出てきます。 http://books.google.co.jp/books?id=pra4zVEpFiYC&pg=PA104&dq=%22hec+cum+superba%22&as_brr=3 今日出かけて確認しようと思っていた本がなんとGoogle Book Searchでも見ることができました。便利ですね。ボエティウスの「哲学の慰め」をチョーサーが中英語訳したものをもとに、現代英語訳されています。Hardyさんもこれをお読みですか。 HEC CUM SUPERBA ETC はそのあとにあるWhen Fortune with a proud right hand~ という文章の元のラテン語詩そのものの冒頭です。原文を参照したいと思う人のためにこのような形を取ったのでしょう。
お礼
英訳ですが、教えてくださったリンク先とは翻訳者が違うようで微妙に英文が異なりますが、これはこれで参考になります。 どうもありがとうございました。本当に助かりました。
- Big-Baby
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>HEC CUM SUPERBA, &c. これだけで意味がわかる人などひとりもいません。ただ、これが哲学者Boethius(ボエーティウス)の作品の一節だということがわかれば、検索することですぐにわかります。ボエーティウスのDe consolatione philosophiae「哲学者の慰め」(On the Consolation of Philosophy)の2巻の冒頭に近い部分、韻律で書かれた最初の箇所だということがわかります。次のサイトのMetrum 1のところです。 http://www9.georgetown.edu/faculty/jod/boethius/jkok/toc2_t.htm haec cum superba uerterit uices dextra ここの意味は 「誇り高き女神が右手で運命の歯車を回したとき、」という意味です。 「哲学者の慰め」は英語との対訳などもありますから、必要があれば参照ください。 http://www.amazon.co.jp/Boethius-Theological-Tractates-Consolation-Philosophy/dp/0674990838
お礼
リンクまで貼ってくださって、どうもありがとうございました。 大変助かりました。
お礼
詳しい御回答、どうもありがとうございます。本当に助かります。 実はこの一文は、ボエティウスという哲学者(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%82%A8%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%A6%E3%82%B9)の『哲学の慰め』という書物を英訳したものでして、haecは物語中に何度も登場する女神のことだと思います。 そしてこの一文の後には、仰るとおりで韻律の詩のようなものがあります。果たしてそれが、この詩に続く一文なのかどうかはよくわかりませんが…。 御回答下さった情報だけで十分ありがたいです。図々しいのですが一応まだ締め切りにはせずにしておきます。 もし何かわかりましたらまたよろしくお願いいたします。ですが、本当にこれだけでも十分ですので、どうぞあまりお気になさらず…。