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病気で「ふせっている」と言う?
「病気で伏(臥)せっている」という言葉を聞きますが、正しい日本語ですか?
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yahoo!辞書(小学館『大辞泉』)には、 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%81%B5%E3%81%9B%E3%82%8B&dtype=0&stype=0&dname=0na&pagenum=1&index=17916716114900 > ふせ・る【×臥せる】 > [動ラ五(四)]横になる。特に、病気で床につく。ふす。「熱を出して―・っている」 とあって、「ふせっている」の用例も載っています。 同じく『大辞林』(三省堂)の方にも、 > 風邪で―・っております という用例が(「~いる」じゃないけど)載っております。 いずれも、「熱を出して」「風邪で」と病気の場合の用例です。 現代語の「臥せる」はラ行五段活用の動詞ですので(辞書に[動ラ五(四)]とあります。)、「ふせ・ら(ない)」「ふせ・り(ます)」「ふせ・れ(ば)」というような形に活用(形が変化)します。(←それぞれ未然形・連用形・仮定形) このうち、連用形の「ふせり」は、昔(平安時代など)は普通「ふせり」という形でしか使われませんでした。 たとえば、「ふせり・たり」とか、「月のかたぶくまで ふせり・て」(=『伊勢物語』)とかです。 ところが、現代語の場合、「て」や「た」が付く場合は、発音が訛(なま)って、「ふせりた」「ふせりて」ではなく、「ふせった」「ふせって」という形になります。 このような音の変化を「音便(おんびん)」と呼び、「っ」になる促(そく)音便、「ん」になる撥(はつ)音便、「い」になるイ音便などがあります。 他の動詞でも、同様の例があります。 走る……「走り・ます」に対して「走っ・て」(促音便) 「回り・ます」に対して「回っ・て」( 〃 ) 「止まり・ます」に対して「止まって」( 〃 ) 飛ぶ……「飛び・ます」に対して「飛ん・で」(撥音便) 、このときは「て」も「で」と音が変わります。) 聞く……「聞き・ます」に対して「聞い・て」(イ音便) したがって「病気で臥せっている」は文法的にも何の問題もない、正しい言い方です。
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- juko7
- ベストアンサー率38% (296/772)
伏せている(臥せている)は、正しいと思います。 小さい『っ』が不要かもしれませんね。
お礼
「臥せている」とは言いませんね。 みなさんの回答で「臥せる」が五段活用の語だということがはっきりしたので、「臥せっている」です。 「臥せる」は「焦る」と同じ活用の語なので未然形が「臥せらない」「焦らない」になり、 「褪せる」「載せる」とは違います。「褪せらない」「載せらない」とは言いません。 回答ありがとうございます。
- light_shadow
- ベストアンサー率50% (6/12)
そう言います。正しい日本語です。 「病気で臥している」という言い方をすることもありますね。
お礼
「臥している」なら、基本形は「臥す」なので「臥せる」と言葉が違ってきますね。 回答ありがとうございます。
- cskhc528
- ベストアンサー率25% (5/20)
正しいですよ☆ 『伏(臥)せる』=横になって寝る 「病気のため、横になって寝る」ということになります。
お礼
「臥せる」が五段活用なら、「臥せらない」「臥せっ」て、となりますね。「臥せない」とは言いませんね。 つまり「臥せっている」が正しいということになります。 回答ありがとうございます。
- hunaskin
- ベストアンサー率30% (1854/6060)
病に臥せる、なんてよく聞きますね。 臥せる、と言う場合、慣習的に「病気で寝込んでいる」というニュアンスを含んでいるので「病気で臥せっている」というとややくどい感じですが誤りというわけでは無いと思います。 もともとは臥せっている理由について限定する言葉でもないでしょうし。
お礼
回答ありがとうございます。 説明不足でした。質問の意図は「臥せている」なのか「臥せっている」なのか、なのです。
お礼
理解しました。おっしゃる通りだと思います。 「臥せ」ない、「臥せ」ている、とは言いませんね。