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熱化学方程式の書き方
たとえば参考書には H2(気)+(1/2)O2(気) = H2O(液)+286kJ とかかれています。 なぜ2H2(気)+O2(気) = 2H2O(液)+286kJ ではないのでしょうか? 係数は整数でそろえると最初のほうでならったとおもうのですが
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#1、2の回答と同じですが。 まずは定義から・・・ 燃焼熱とは、物質1molが完全燃焼した時に発生する熱量 生成熱とは、その物質が1mol生成する時に発生する熱量 この他にも、熱量の種類はありますが、全て1molの状態 で表すということになっています。 H2(気)+(1/2)O2(気) = H2O(液)+286kJ この式では、水素の燃焼熱、水の生成熱が286kJであること を示しています。定義を思い出して下さい。1molの時なので、 わざと両辺を2で割って係数を1にしているのです。 もし仮に、文中にあったように 2H2(気)+O2(気) = 2H2O(液)+286kJ と書いたとすると、286kJとは1molの時なので、この場合は 水素の係数もしくは水の係数が2になっているので、286を2 倍しないと事実上あわなくなりますね。つまり、 2H2(気)+O2(気) = 2H2O(液)+572kJ となるんです。こんな書き方はしませんけどね。
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- Ichitsubo
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係数を最も簡単な整数にするのは化学反応式の場合です。 熱化学方程式では、そんなことよりも、何に注目しているのかを重視し、その物質の係数を1にします。これは物質1molについて熱を考えるものだからです。 なお、大学などでは化学反応式では係数を整数にするということは分かった上で、分数で記述すると言うことが多々あります。
これは「水の生成熱」あるいは「水素の燃焼熱」の熱化学式なので、水、ないし水素の1モルに合わせてあります。 なお、下の式では発熱量も二倍にしないと合いません。
お礼
なるほど!どれかを基準にしてそれを1molと考えた場合のエネルギーなので整数にならないこともあるのですね。 よくわかりました ありがとうございます。