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体の強さの違い
人間の体の強さ(生まれながらの免疫力、自然治癒力など)の違いについてですが、その個人差とは一体、何なのでしょうか。 生まれながらに不平等にできているもんだ。というのは分かるのですが、それに生物学的な理由があるのなら、ぜひ知りたいのです。 どうぞ、よろしくお願いいたします。
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人間の体の強さとはなんなのでしょうね。 体の強さとは「病気になりにくい」という機能と「修復力がある」という機能と考えると、個人差とはすなわち「機能の能力差」と考えられるのではないでしょうか。その個人差は、DNAレベルで先天的に規定されている能力差でもあるでしょうし、後天的に自己と環境との関わりの中で「自分の体が創りだした」免疫システムの能力差もあるのではないですか。 それはすなわち、どれだけ外部に対して肉体が変化できるという「強度」差だともいえるかもしれませんね。 そうみると自己と非自己を、自己がどうとらえ、自己をどう変化させるかが個人差であり、DNAを初期値とした変化活動が「肉体と精神」の一生かもしれませんね。
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- dipearl
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環境の急変に適応するためです。 たとえば暑さに強い遺伝子と弱い遺伝子があったとして、暑さに弱い遺伝子を持つ個体が死んでしまうほどの暑い気候の土地に住んでいると仮定すると、暑さに強い遺伝子が優れているように思われます。しかし、ひとたび寒波が来ると、じつは暑さに弱い遺伝子は寒さに強い遺伝子であり、暑さに強い遺伝子を持つ個体は死に、暑さに弱い遺伝子を持つ個体が生き残る、ということが起こるかもしれません。 生物が長期にわたって生き残る方法というのは、このような「多様性」を獲得することです。
お礼
dipearlさま なるほど! 個で考えてばかりいました。 多様性という言葉があるんですね。 ありがとうございました。
面白い質問というか、疑問ですね。確かに、免疫力など、みんな強ければ 良いと思います。ただ、免疫力が強い、と言っても、それは今のこの 環境でだけ強いのかも知れませんね。ということは、何か環境の変化が あった時に、その環境に強い人間(生物)は、今の環境では弱い人間(生物) かも知れないわけです。 もし、免疫力が全員同じだとしたらどうでしょう? 環境が変化して、 その免疫力がその環境に合ってなかったら、その種は全滅してしまうかも 知れません。つまり、同じ種でも、個体毎の多様性があるからこそ、 様々な変化に対応できるということだと思います。 また別の見方をした時に、例えば免疫力の強さというのは、あくまでも 相対的な比較になります。何かのきっかけで免疫力のより強い人が 出て来たとすると、他の人は全員「免疫力が弱い」となるでしょう。 それも「不平等」でしょうか? 平等、不平等という問題ではなく、 人にはそれぞれ「個性」というものがあるということだと思います。 「みんなちがって、みんないい」 まさに、金子みすずの詩の通りです。
お礼
bono_catさま 「みんなちがって、みんないい」そうですよね。 お答えいただきまして、ありがとうございました。
お礼
amelielicoさま キラー細胞、自己マーカーという言葉をみつけました。 糖鎖は自分には難しいです。 自己の変化活動の可能性、まだ全然見てないんだなって感じました。 肉体と精神の可能性、まだまだ見てみたいです。 久しぶりに自分に興味をもてました。 ご回答、ありがとうございました。