「Amy」という映画のサントラCDに入っている「You&Me」という歌の歌詞で、サビの部分にある「That」の意味がわからないので教えてください。
以下は歌詞と日本語訳の引用です。
You know that there's nothing else
That I would rather do than be with you
訳)あなたと一緒にいる以外
したいことなんてひとつもない
知りたいのは、2行目の文頭にある「That」についてなのですが、これは文法的にどんな役割をしているのでしょうか?
「else」の後につながる文において必要な単語なのか判断できなくて困っています。
また、問題のthatの頭が大文字になっていますが、そもそもこの2行の文はひとつながりではないのでしょうか?(上記の歌詞の表記は原文の通りです。)
こういったところに投稿するのは初めてなので、何か失礼があったり、常識的なことを聞いてしまっていたらすみません。
本当に困っているので、よろしくお願いします。
はじめまして。
ご質問1:
<そもそもこの2行の文はひとつながりではないのでしょうか?>
ひとつながりです。
1.2行目がThatと大文字になっているので、そのような印象を持たれたのだと思いますが、歌詞や詩などでは、段落を変えて記された最初の文字は通常大文字にするという、表記上の決まりがあります。
しかし、文法上は、この2行で1文になります。
2.ちなみに最初のthatは接続詞で、knowの目的語として名詞節になります。直訳は「~であること(を知っている)」と名詞のように訳します。
ご質問2:
<2行目の文頭にある「That」についてなのですが、これは文法的にどんな役割をしているのでしょうか?>
目的格の関係代名詞になります。
1.このthatは関係代名詞で先行詞はすぐ前のnothing elseになります。
2.先行詞に否定詞が使われているため、わかりにくいのだと思いますが、ここを肯定のsomethingに置き換えて、最初のthat節内を考えてみるとわかり易いでしょう。
例:
there's something else that I would rather do than be with you
「あなた一緒にいる以外に、したいことが何かある」
このsomethingをnothingにすると意味が「~何もない」となります。
3.thanは前にあるelse「他に」と呼応し、else~thanでother~thanのような関係になっています。意味は「・・・以外に他に(ない)」となります。
4.先行詞nothing elseは関係詞thatの中に戻すと、doの目的語になります。それで、thatは目的格の関係代名詞と分類されるのです。先行詞を戻してみます。
例:
I would rather do nothing else than be with you
「あなた一緒にいる以外に、他に何も、したくない」
否定文になるのは、nothingを受けているからです。
ここでは、他動詞doの目的語nothing elseが先行詞として前置されているだけなのです。
以上ご参考までに。
つながってます。歌詞の上で分けているだけです。
1、2番のthatとも代名詞で、関係代名詞は略してます(thatの場合、略すのが普通ですよね)。あと口語でhadが略されてます。
You know that there's nothing else
that I would (had) rather do than be with you
直訳(?):
むろんあなたと一緒にいること以外、したいことは1つもないよね。
Amy見たいけど(DVD)、子供がいるから、どうかしら。
>You know that there's nothing else
>That I would rather do than be with you
普通は、nothing にかかる関係代名詞がthat I would のthatだと解釈すると思います。elseがあるため、普通は省略しないので、必要な単語です。
I would rather do nothing than be with you. と言う文が元にあって、nothing がthatになり、You know that there's nothing else. のnothingに付いたものですね。
お礼
丁寧かつ的確なご説明、ありがとうございました。 まるで教科書のような(というかそれ以上の)ご回答が素晴らしく、つい短大時代の、講義が面白くて好きだった英語講師の方を思い出してしまいました。 言葉足らずな私の「1」に対して「10」のお答えをいただき、非常に助かりました。