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経済学の入門書を教えてください

歴史・文学・哲学・語学などの素養は大学卒業レベル(大学差はありますが)、しかし経済学の知識がまったくない私に適した書物を教えていただけませんか? 経済学にどんなカテゴリーがあるのかすら解らないのですが、私が知りたいのはどちらかというと、社会思想的なことに関連する部分だと思います。時間さえ許せばマルクス、エンゲルス、ミルなどを読んでみたいのですが、あまり古典すぎるのは素人にはかえって難しいのかな、とも思います。 よろしくお願いします。

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  • gootttt
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回答No.6

経済学には二つの側面が有ります。 一つは思想としての経済学、もう一つは分析の道具としての経済学です。 質問者さんのように、前者の『思想としての経済学』を知りたい人には、ぴったりの本があります。 『名著と現代』 http://tinyurl.com/69vlvv スミス、マックス・ウェーバー、マーシャル、ハイエクなどの偉人たちの社会や経済に対する思想や意見を分りやすく説明しています。 彼らが社会を経済を市場を自由をどのように捉えており、何故それらが必要なのかを説いているので良く分ると思います。 特に、経済学の父であるスミスと、合理性効率性の面から自由の必要性を説いたハイエクの章は素晴らしいの一言です。(経済学では自由がとても重視されています) 経済学が分っている人向けに書いてあるので、素人が読むと所々苦戦するかもしれませんが、新聞の連載を本にしたものなので多少苦戦しても読めないことはないと思います。 個人的には、マルクスは読む価値はないかと思います。 あれは、格差に対する不満を科学的っぽく取り繕っているだけだと思います。 経済力の格差が権力の格差を生み、それが交渉力を歪め、労働者の賃金が不当に抑制されることがある程度の認識で十分かと。

banderson
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 『名著と現代』ちょっと難しそうではありますが、いろんな立場の思想が網羅されているようなので、読んでみたいと思いました。 最近、リバタリアニズムの本を読みました。他と比較するほどの知識がない私にとっては何とも素晴らしいユートピアのように感じられましたが、他の思想も勉強して、自分なりの考察ができるようになりたいと思います。 ありがとうございました!

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  • HANANOKEIJ
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回答No.8

この2週間、アメリカ発の経済危機が世界中をかけまわりました。市場経済万能論は破綻して、国家の介入を必要としていますが、それでも、株価は下がっています。庶民は、毎日の生活に必要なものを、さらに節約しながら、購入して暮らしています。私は、戦後の闇市や、買出しを知りませんが、戦争をはさんで、「サバイバル」生き残りを闘った世代の息子です。庭のみょうがや、きくらげも食べています。 「商品」が売れなくなっています。自然災害ではありません。経済の法則です。物価が下がるかどうか、慎重に見守りたいですね。 現実が、生の教科書です。「100年に一度の危機」と書いた新聞もありました。

banderson
質問者

お礼

お久しぶりです。 経済はあんなだし食糧不足も不安視され、改憲にも近づいている…不安だらけの昨今です。考えてもどうしようもないので文学に逃げています。最近仕事で、ある組合の大会議事録を読むことがあったのですが、みんな頑張っているんだなと思いました。個人の力で出来る事は少ないですがかといって組織に入るのはつらい。文学(芸術)の才でもあれば何か発信していけるのになあなんて思ったりします。

  • HANANOKEIJ
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回答No.7

見当はずれの回答で、すみません。こどもさんが小さいということは、育児の真っ最中ですね。私は、こどもが生まれたとき、絵本のセールスをしていました。絵本の読み聞かせで子育てをしながら、セールストークを磨きました。3年8ヶ月でやめましたが、濃密な時間をすごすことができました。 http://www.h3.dion.ne.jp/~bookslab/kodomo.htm bandersonさんの幼少期をもういちどお子様と一緒に再発見してください。今しかできないことがあります。

  • HANANOKEIJ
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回答No.5

理系、文系という考え方は、やめてください。私は、高校時代、文系でした。大学で自然科学の科目を全部落としました。根っからの文系頭です。ただ、算数、数学は、興味があったので勉強しました。大学1年の数学でとまったままですが。 経済学を何から勉強したらよいか?まず、高校の社会科をNHK高校講座を利用して勉強してください。テキストは、書店で売っています。 経済学を学ぶのは、国民の暮らしが豊かになるためです。賃金があがり、雇用が安定して、過労死、自殺などがなくなる社会をつくるためです。http://www.jah.ne.jp/~gakusyu/kiso.html 通信教育で、経済学の基礎を学ぶことができます。地域で学習会を開いているところもあります。いろんな産業から労働者が集まります。 NHK高校講座を利用するときは、テレビ放送は、ビデオに録画することをおすすめします。とくに、理科、数学は、繰り返しみるとよく理解できます。キーワードは、「科学の目」です。 論語に「われ十有伍にして、学に志し、三十にして立つ」とあるではありませんか。人間は、目の前の課題しか見えないものです。そして、目の前の課題しか解決できないのです。しかし、10年、20年たって、ふりかえってみると、あのときの判断は正しかったのだろうか?と検証してみて、間違いが少ない生き方をしたいものです。

  • HANANOKEIJ
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回答No.4

正社員になる努力をしてください。そのために、情報を収集して、とにかく、正規の労働者の立場を獲得してください。1日8時間労働、週5日(週休2日)、年休、一時金(ボーナス)などなど、学習の時間、人生を楽しむ余裕が生まれます。 現在の状況でも、仕事のしすぎは、よくありません。人並みの賃金がなければ、労働力の再生産ができません。ただ奴隷のように働くというのは、まちがいです。どんな「正義」の仕事でも、休息、休日をとって、自分の時間をもたないと、人間は、消耗していきます。 とくにきつい職場を3年以上、同じ人に続けてさせるときは、見通しを与えないと、同じ仕事の繰り返しで、新しい能力、スキルのアップがないので、仕事をやめたり、転職をします。どこにいても、こつこつ頑張れば、だれかが認めてくれるものです。正規の労働者の場合、同じ仕事の繰り返しでも、賃金があがる、生活していく意欲が持ち続けられる休日、福利厚生などが、保障されています。 情報をさがしてください。人間らしく働ける、正社員、正規の労働者になってください。そのあとで、bandersonさんと、いろんな勉強をしたいですね。

banderson
質問者

お礼

そうですね、正社員として働いた経験はわずかしかありません。組織の中で働くというのは私にとってなかなかの苦行でした。今は経済的基盤を夫に依存しているのでなんとも歯がゆく思うときもあります。今は小さい子どもがおりますので如何ともしがたいのですが、いずれそんな機会が持てるときがくるかもしれません。 しかし、働いていなくともモノは考えられます。むしろじっくり本を読める今は幸せと感じてもいます。

  • HANANOKEIJ
  • ベストアンサー率32% (578/1805)
回答No.3

http://www.jah.ne.jp/~gakusyu/index.html 解散・総選挙の報道も活発になってきました。 「花の慶次」前田慶次郎も、けんかといくさが大好きです。 http://www.9-jo.jp/index.html 青木雄二さんの本を読んでみてください。 「青木雄二のゼニと資本論」ほか。 各政党のホームページを見てください。 選挙になると、更新できなくなるそうです。 政党の機関紙を読むのも勉強になるかもしれません。 「ジャーナリスト」の名前に値するものを、お読みください。 今まで、いろんな仕事(労働)をしましたが、いつも、その場で最善を尽くしたと思います。一つの仕事を続けられなかったのは、「きまぐれ」です。

banderson
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 読むべき本が多岐にわたりすぎていて、せめて20代からやり直したい気分です(ちなみに今は歎異抄を読んでいます)。 ふと思ったのですが、理系の素養がないということはものの考え方にどのような影響があると思われますか? 労働ですか…ここ数年は恥ずかしながらほとんど体を動かしていません。昔は電機工場のライン作業・クラブホステス・塾講師・医局の雑用係…など経験しました。私の人格を形成した良い経験になりましたが、その日の労働に一生懸命で本を読む余裕はありませんでしたね。

  • s_nak
  • ベストアンサー率55% (269/487)
回答No.2

>社会思想的なことに関連する部分 >時間さえ許せばマルクス、エンゲルス、ミルなど マルクスの「資本論」自体は難解なので、とりあえず、岩波文庫の白シリーズの簡単な部類から読むのも手かと思います。 マルクス「賃労働と資本」岩波文庫 白124-6 社会思想的なことに関連する部分ということだと、佐伯啓思の本など思い浮かびます。純粋に経済学というよりは学際的な感じが強い書物になりますが、経済学の知識をあまり前提にせず読めそうな本を紹介してみます。 Karl Polanyi[著]吉沢英成[など訳]「大転換」東洋経済新報社 岩井克人「ヴェニスの商人の資本論」ちくま学芸文庫 岩井克人「資本主義を語る」ちくま学芸文庫 柄谷行人「マルクスの可能性の中心」講談社学術文庫 大内兵衛「マルクス・エンゲルス小伝」岩波書店 など比較的簡単な読物の部類に入ると思います。あとは Todd G. Buchholz[著]上原一男,若田部昌澄[訳]「テラスで読む経済学物語」日本経済新聞社 あたりから経済学説史や経済学史に進めばよいのではないでしょうか? 相応に経済学の知識がないと読むのは大変ですが、 馬渡尚憲「経済学史」有斐閣 はいい本です。関心のある経済学者だけ読むというのもいいかもしれません。マルクス、ミルについてかかれています。

banderson
質問者

お礼

たいへん有益な情報をありがとうございます。 まずは何点か取り寄せてみて、ピンとくるものから読みたいと思います。そして体力があればやはりいずれは『資本論』を読んでみたいです。 岩波やちくまなど、こんなに入手し易い所にあったんですね…自分の無知と怠慢を恥じています。 また質問させていただくかもしれません。ありがとうございました!

  • HANANOKEIJ
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回答No.1
banderson
質問者

お礼

いろいろ有益なサイトを教えていただきありがとうございます。 ところで、HANANOKEIJさんの他の方への回答もいろいろ読ませていただいて非常に関心を持ちました。差し支えない範囲でHANANOKEIJさんはどんな職業に就いていらっしゃるのか教えていただけませんか。というのも、私は30代の主婦なのですが、ここ数年である社会運動(のようなもの)に関わっており、そこで今後どう活動していくかスタンスを決めかね悩んでいたところ、それもこれも自分の不勉強のせいだと気づき、これまで文系に偏っていたのですがやはり科学を知らなければ片手落ちだと気づき先の質問をしたのです。しかし一主婦の私の周りにはそんなことを教えてくれる人は居るはずもなく、私の怠慢もありますが、どんな書物を紐解けばよいかさえ考えあぐねていましたので、世間にはHANANOKEIJさんのような方もいるんだなぁ…インテリジェンスとは、ということについていたく考えさせられました。不破哲三や志位和夫さんが理系だなんて全くの無知でしたし、20代にしておくべき勉強がここにあったのかと青天の霹靂です。

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