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原価計算における「配賦率」の定義について

工業簿記の原価計算の中で「配賦率」という言葉が使われますが、この「配賦率」の定義が、どうも日本語としてなじめずにおります。 「率」という言葉の意味は、国語辞典にも「全体に対する部分の割合」と出ていますので、「配賦率」を文字通りに理解すると、「配賦率=各対象への配賦割合=配賦額/配賦総額」で「単位は常に%で表せる」はずではないでしょうか。 原価計算の教科書には、   配賦基準量 × 配賦率 = 配賦額 のように書かれていますが、この「配賦率」は単位を変換させている係数であるため、   配賦基準量 × 配賦係数 = 配賦額 とすべきだろうと思えてなりません。 決まっている言葉だからつべこべ言わずにそのまま憶えろと言われればそれまでですが、「率」という言葉の使い方が間違っているように思います。 なぜ「配賦総額/配賦基準総量」を「配賦率」という言葉で定義してしまったのか、歴史的な経緯でもあるのでしょうか。

みんなの回答

  • makosei
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回答No.3

No.2 打率 3割5部7厘 (35.7%)の間違いでした

  • makosei
  • ベストアンサー率21% (193/898)
回答No.2

例えば、製造間接費10,000円を工場床面積(A 60m2、 B 40m2、 合計100m2)を配賦基準にして配賦する場合、配賦額はご承知のように下記のようにも求めることがでます  1) A 10,000×60m2/100m2=10,000円×60%=6,000円    B 10,000×40m2/100m2=10,000円×40%=4,000円 ここでの60%や40%こそが本来の配賦率というべきだったかもしれません。 しかし総配賦額10,000円を配賦基準の総面積100m2で割った100円が簿記で言う「配賦率」という言葉で使われています。 2) A 60m2×100円=6,000円   B 40m2×100円=4,000円 1)のように総額に占める配賦割合をかけて計算するよりも、2)の配賦率(100円)をかけてたほうがが配賦先が多くなるほど計算が楽です。  そんなこともあって本来「係数」というべきところが率として用いられるようになったのではないでしょうか。  そのことに気付かれたご質問者は鋭いですね。私などはなんとなく配賦率という言葉を受け入れていました。  おっしゃるように「率」というからには率とつく数字は百分率(%)で表されるものがほとんどかもしれません。 出席率、正答率、投票率、視聴率・・・  打率 3割5部7厘 (357%とは普通言いませんけど意味は同じ)  円周率 3.14 (314%とは普通言いませんけど意味は同じ)

bagooooon
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 配賦率をはじめ、借方・貸方、あるいは資本コストのように、その文字自体の表意と多少かけ離れた意味をもつ単語や複合語に対し、もっと直感的に意味を把握できる言葉がなぜ作られなかったのか、疑問に思ってしまいます。 これらの言葉の理不尽さは些細な問題ですが、ANo.1の回答お礼に書いたように、私自身の実務経験が結構長いだけに、素直に受け入れるには時間がかかりそうです。

回答No.1

木を見て森を見ず。 率でも係数でも余り意味に大きな差はない。 質問の配賦率の定義で間違いではない。

bagooooon
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 私は大手化学プラントの工場経理部で実務経験16年ですが、理系出身で簿記の教科書学習を全くしたことが無いため、改めて簿記の学習を始めたら、その言葉遣いに戸惑うばかりです。 借方・貸方も、私自身は会社での運用上Debit,Creditで身についているため、借方・貸方というと借りる?貸す?の方に気が向いてしまい、配賦率の定義と同様、日本語としてなじめません。 このように表意文字である漢字を使っているにもかかわらず、その文字の表意と多少かけ離れた意味をもつ用語に対し「なるほど、そういう理由でその言葉になっているのか」というような解説を期待している次第です。 質問の根本としては、この簿記特有の言葉の理不尽さを、皆さんどのように克服しているのかを知りたいと思っております。

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