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「近代音楽の父」とはバッハへの日本独自の呼称?
バッハを「近代音楽の父」と呼んだのは誰なのでしょうか? そのときの近代音楽とは、20世紀になってからの近代音楽neue Musikとは別の概念ですよね。でも、ウィキペディアではこちらの意味での近代音楽についてしか、述べられていませんよね?
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20世紀以降の近代音楽と混乱しますが, 対位法と和声法(ポリフォニーとホモフォニー)で 「古い時代の音楽」と,「近代の音楽(バッハ以降)」に区分されることから そのような呼び方がされるのではないでしょうか。 ポリフォニーとホモフォニーで検索するといくつかヒットしました。 http://2style.net/misa/kogaku/polyphony.html http://blog.livedoor.jp/ruedesparadoux/archives/50077135.html この規定(概念)で近代音楽と呼ぶなら,日本独自ではないように思います。
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面白い話題ですね。 http://en.wikipedia.org/wiki/Bach wikipediaに Bach has even been referred to as "the father of all music." その"the father of all music."に疑問を持った人 I have read several bios of Bach. I know that he was considered the father of all modern western music. I don't know WHY. Can someone please tell me exactly why? タイトルだけですが、こんなものもありました。 father of classical music http://www.topix.com/de/eisenach/2008/02/remembering-bach-father-of-classical-music The father of music http://www.zunzun.cu/english/leer.asp?Noticias_ID=17
- Mumin-mama
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ANo.3です。 「近代音楽の父」「音楽の父」「音楽の母」と呼ばれるのには、多分音楽家の関係や影響を(特に日本では)家系図のように見ているのでしょうね。 >ちなみに、「近代音楽の父」としてシェーンベルクを 見なすドイツ語頁はありました。 シェーンベルクは「近代音楽の父」”Vater der modernen Musik"と呼ぶのにふさわしいと思います。また、シュッツはバッハより100年前の音楽家で「ドイツの音楽の父」”Vater der deutschen Musik"と呼ばれることもあります。 >バッハの呼称のほうは、日本の西洋音楽教育がドイツ中心で行われたために、ドイツ中心の音楽史観に立った日本人の音楽教育者が、そのホモフォニー主義を無批判自動的に受け入れて造り上げた呼称なのでしょうね。 おそらくそのようなことだったと思います。
- Mumin-mama
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ドイツ語で「バッハは近代音楽の父です」”J.S.Bach ist Vater der modernen Musik.”とか「バッハは音楽の父です」”J.S.Bach ist Vater der Musik."と書いて検索してもヒットしません。"Vater der Musik"でヒットしたものは日本のドイツ学園生徒〈日本人の母親に教わって書いた可能性もあると思います)の書いたものや、中国や韓国ではそう呼ばれると書かれたサイトでした。 おそらく「近代音楽の父」とか「音楽の父」という言い方は日本独特のものだと思います。普通ドイツ語だと「天才」=Genie,「神童」=Wunderkindと言ったような言い方をします。 ヘンデルは「音楽の母」と日本では呼ばれるそうですが、ドイツ語では言いません。 http://walk.gonna.jp/blog/archives/2008/04/bwv1128.html 例えば、エジソンは「発明王」とか「映画の父」と日本語のヴィキペディアには書かれていますが、ドイツではやはり、そういう言い方をしません。 かといって、日本の誰がそう呼んだのかは調べても分りませんでしたが、ここにも「音楽の父、母の呼び名は、日本独自のものだとどこかで読んだ気がします。」と言うコメントがあります。 http://blog.livedoor.jp/sakaiy22/archives/14987152.html なぜドイツでJ.S.Bachを「音楽の父」と呼ばないかと言うと、以下に書かれている最後の一文と全く同じですので、引用させていただきました。 http://homepage3.nifty.com/kazano/diary9801a.html 最近でもそう教えているのかどうかは知らないが、私が小学校に行っていたころには、バッハは「音楽の父」であると教えられていた。で、確かヘンデルが「音楽の母」だったかな。それが古い偏見にすぎないことを知ったのは、ずっとあとのことだ。あたり前のことだが、バッハがいきなり何もないところから西洋音楽を作り上げるなどということがあるわけがない。バッハ以前にも作曲家は山ほどいたのであって、バッハはその歴史の中ほどの一登場人物にすぎないのである。
補足
ありがとうございます。ちなみに、「近代音楽の父」としてシェーンベルクを 見なすドイツ語頁はありました。バッハの呼称のほうは、日本の西洋音楽教育がドイツ中心で行われたために、ドイツ中心の音楽史観に立った日本人の音楽教育者が、そのホモフォニー主義を無批判自動的に受け入れて造り上げた呼称なのでしょうね。でも、バッハに「ホモフォニー音楽の父」という意味付けを するためには有効な呼称であった、とポジティヴに了解しようと思います。
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/28390722 検索したところ、上記のような本があることを知りました。本の中身は知りません。しかしながら原題がなんと言うのか分かりません。慕って”近代音楽の父”と何処で呼ばれているのか分かりません。私は、バッハが近代音楽の父だとは思いません。確かに偉大な音楽家であり、バロック音楽からそれ以降の流れへの繋ぎというような立場にある人だとは思いますが。 特別バロック音楽以降の音楽の唯一の創始者でもないし、むしろその時代では時代遅れの古臭い音楽家として受け取られていたようですね。 あなたへの回答にはなりませんでしたが、私個人の考え方を書いて見ました。J.S.バッハがきらいではありませんし、LPやCDを何枚か持っており割と好く聴いております。
お礼
ありがとうございます。図書館で原題を調べてみようと思います。
補足
ありがとうございました。「近代音楽(ホモフォニー音楽)の父」というのはとても明快です。おそらく、そのニュアンスだと思います。後は、そういうくくりかたを日本以外でも、たとえ名称は近代音楽というのとは違っても、しているかどうかを知りたいので、まだ締め切らないでおきます。