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バッハのクラヴィア曲は、どの楽器で演奏するものですか?
バッハのクラヴィア曲は、どの楽器で演奏するのが適当なのですか? やっぱりピアノなのでしょうか? また、クラヴィア曲とは別に、ハープシコードやチェンバロ様の曲、 というのもあるのでしょうか? それとも、キーボードを使う楽器の曲は「クラヴィア曲」で、ひとくくりなのですか? 疑問に思ったので、どなたか教えていただきたいです。 それから、「オルガン曲」というのはあると思いますが、 クラヴィア曲をオルガン(の音)で弾くのは、おかしいでしょうか? パイプオルガンではなく、電子オルガン等で、という意味です。 ピアノとオルガンでは、弾き方にも違いがあると思うので、 気になりました。 音楽の知識も乏しく、的外れな質問かも知れませんが、 よろしくお願いいたします。
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素人の感想です。 「クラヴィア」に該当する「鍵盤楽器」の選択が、「演奏解釈の大前提」でしょう。 ・“バッハの想定楽器(≒指定楽器)”と“現在演奏するのに妥当な楽器”は、同等では無い! もし同等なら「古楽器」として「バッハ使用の鍵盤楽器」を「忠実に復元・再現した楽器」が「演奏するのに最適な楽器」と確定しているでしょう? 「クラヴィア」については、他の方の回答があるでしょう。 (自分は「フォルテ・ピアノ」さえ触れた事無し。) ただ、「バッハがクラヴィア曲」としたものは「同一楽器範疇」で問題無しでしょう? あとは「オルガン曲」を「電子オルガン」で演奏とか、「他楽器」(弦楽器、シンセザイザー等)、「パイプオルガン」でさえ「バッハのオルガン」とは次元が違う楽器の演奏なので 【演奏者の曲解釈の範疇。極端な(鍵盤→弦楽器)編曲の一種と「五十歩百歩」では?】 (ようは、演奏の出来栄え次第!) >ピアノとオルガンでは、弾き方にも違いがあると思うので…。 「現代で、バッハ時代の楽器復元して演奏する」ことと「現在使用されてる楽器で、工夫して演奏する事」の比較という『数十年決着着かない堂々巡り』になる。 (どちらが“適当か”ならまだ良い。“真否、正解か誤解か”という論争にもなる) 結局は「演奏者が、バッハの作曲意図を如何に、どの程度汲み取り、数世紀に渡る音楽史&演奏史を踏まえて、また敢えて“演奏する意味”をどう解釈したか?」 その結果として「様々な楽器選択」が「各演奏者の回答」として存在する。 故に「どれが適当か?」という問いは、「楽器選択を基底とした表現の出来」に言い換えられる(しかない、正解が無い) この質問にはどうしても「G.G.」の影がチラつく。「表現行為」を究極まで追及した彼のバッハ演奏。 「ピアノかチエンバロか」と人気投票でいつも2分され、「ピアノ選択の代表」たる彼の答えが 「フーガの技法」にある。(幼少期にオルガンも習ってた) (質問のピアノ?オルガン?にはこの演奏が“一方の答え”を提示している) 以上、下手くそな上に解り難い文章でスイマセン! では~!!!
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- jaygraydon
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オルガンは鍵盤を押している間だけ音がでますが、ハープシコードは押したときに弦をはじきます。ピアノは押したときにハンマーを鳴らしてはなすとミュートします。この特性で弾き方が違います。 ただ、バッハの当時はピアノはありませんから、ハープシコードかオルガンですね。オルガンと言ってもパイプオルガンの場合は押してから音が鳴るまで少し遅れがありますし、特に鍵盤を離してから鳴りやむまで少し音がでているはずです。 もし、当時の弾き方を気にして電子オルガンで弾くのであれば、少しリバーブをかけて離した後に多少音が残るようにしたらいいかもしれません。 楽しみで弾くだけなら、個人的にはピアノでもいいと思いますよ。 バッハの曲は同じ曲をピアノ、ハープシコード、オルガンで録音がありますから、ご自分で聞き比べるのがいいと思います。
お礼
同じ曲で、違う楽器の演奏があるのですね。 クラシックを聴き始めたばかりなので、知りませんでした。 今日、バッハのCD名盤を紹介している本を買ったので、調べてみます。 特に、当時の弾き方を気にしているわけではないのですが、 以前はピアノを習っていて、最近電子オルガンを始めたので急に色々疑問に思いだしたのです。 オルガンの楽譜が少ないので、ピアノの曲を弾いても良いのかな?とか、 でも、当時はピアノもなかったと思うけど、、、などなど。 これを機に、少しずつ勉強していこうと思います。 どうも、ありがとうございました。
- ejison16
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バッハの時代にクラビーアというと、チェンバロやクラビコードの ことをさしていたようですね。まだピアノは登場してきませんが、 チェンバロは弦を引っかいて音をだすのに対して、クラビコードは ピアノと同じように、弦をたたいて音を出す鍵盤楽器でした。 クラビコードはとても家庭的な楽器で、バッハは奥さんにもこの 楽器を買ってあげて、そのための曲も沢山作ってあげました。 ですから、クラビーアのために書かれた曲は、現代ではピアノか チェンバロで演奏するのが適当だと思います。バッハは、「クラ ビーアのための」ということを、「こういった鍵盤楽器で」という 意味で使っていたのだと思いますから、現代では電子オルガンも 含まれるのではないでしょうか。ただし、音色としてはピアノや チェンバロの音色を選択すべきで、オルガンの音色ではバッハの 意図とはちょっと違ってくると思います。(ご質問の「電子オル ガン」の意味がちょっと微妙ですが・・)
お礼
電子オルガンの音を、どういった音色に設定するか、 それも疑問のひとつでした。 いかにもオルガンという音色では、ちょっと違うなあと。 ピアノやチェンバロに近い音も試してみたいと思います。 どうも、ありがとうございました。
お礼
なるほど。 私は、以前ピアノを習っていて、最近電子オルガンを始めたので、疑問が出てきたわけなのですが、 楽器選択というのは、昔からの「大問題」だったのですね。 興味深い回答を、ありがとうございます。 「G.G.」とは、グレン・グールドの事ですか? グールドの演奏はとても好きです。 クラシックを聴き始めたのも、グールドがきっかけ。というぐらい好きです。 でも、オルガンの音も好きで、「オルガンで弾いてもいいのかな?」と思った次第です。 色々教えていただき、ありがとうございました。