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「海軍善玉説」「陸軍悪玉説」
皆さんこんにちは。 先の大戦で、「海軍善玉説」「陸軍悪玉説」 と言うのをよく耳にしますが、どういった理由で 善玉、悪玉と評価されているのでしょうか? よろしくお願いいたします。
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この場合善玉も悪玉もありません。 大体参謀本部が陸軍と海軍に分かれていて事有るごとに対立してました。普通は陸主海従が基本であり海軍国のイギリスだってそんなアホな事はしてません。この辺りは日露戦争での活躍した海軍の増徴が原因なんですけどね。 それに開戦にしたって確かに陸軍は満州抑えるだけで良しとしてれば良かったのに支那本土まで出張ってますから愚かの極みなんですが海軍にしたって山本五十六提督からして「1~2年は暴れ回って見せますがそれ以上は・・・」と言ってる側から真珠湾へ出張ですからこれ以上の猪突猛進は無いでしょう。しかもこれはアメリカ留学経験者が率先しての話ですよ? 陸軍は玉音放送盤を奪おうと叛乱寸前までいってますが海軍は海軍で食料その他物資を運ぶ輸送船団護衛部隊の燃料使ってまで何やったかご存知ですか?戦艦大和の特攻ですよ!燃料無くてまともに船も動かせないし食料は底を尽いて国民の大量餓死及び叛乱一歩手前までいってる状態で「水上部隊の誇りを示す!!」とか言ってるわけです。これには流石に同じ海軍で輸送船団の護衛部隊の参謀は電話口で「大バカヤロー!!」と絶叫するほどにイカレていたんです。まぁ陸軍は陸軍で竹やりでB-29を本気で打ち落とすつもりだったらしいのでどっちもどっちもですけどね。 笑えないジョークとして ドイツ軍はソ連軍とアメリカ軍とイギリス軍と戦争した。 イタリア軍はイギリス軍と戦争してからドイツ軍と戦争した。 日本軍は陸軍と海軍がそれぞれ互いに戦争しながら暇を見つけて米・英・中・ソと戦争した。 なんて事も一部で言われています。 海軍善玉説は戦後に海上自衛隊を創設するときに専門性が高く旧海軍士官をリクルートするのに悪玉だと余計な邪魔が入るからと後付けした話というのが私の見解です。
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- yto11786
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陸軍には牟田口廉也という軍人がいてインパール作戦というたくさんの犠牲者を出した作戦を指導した人物がいるのですが彼の存在も悪玉論のひとつとして挙げることができると思います。一方、海軍は山本五十六・山口多聞といった実際にアメリカに居た経験があり、武官勤務や大学へ留学した経験からアメリカとは戦争するべきではないと言う開明的な考えを持っていた人もいて善玉といわれているのかもしれません。しかし、海軍も全員がそういう考えだったとは言えず海軍も場合によっては悪玉ともいえる場合があります。その根拠として石川信吾という人物をご紹介しておきます。かれの海軍内でのあだ名は「不規弾」。つまり、一斉射撃をした時にへんな方向へ飛んでいく弾の事を不規弾といったのですが、彼はその通りの人物でした。昭和15年に海軍国防政策委員会というのが出来てその第一委員会に彼は所属したのですが、他のメンバーは全て対米強硬派で固められていました。この委員会で南部仏印進駐が推し進められたのですが、実はこれには陸軍は反対してました。南部仏印に進駐すれば、アメリカは強硬な手段を用いてくると。既に、前年に北部の仏印に進駐していた日本はこれ以上米英を刺激する事は危険でしたが南部仏印に進駐した事でアメリカは予想通りに在英米蘭の日本資産凍結、日英通商条約廃棄、アメリカの対日石油禁輸などの強力な制裁を発動してきて、いよいよ対米戦争へと突き進んでしまったのです。 太平洋戦争で日本が優勢であった時には、酒席において「この戦争は俺がはじめさせたようなもんだよ」と言っていたようですが、その勢いもミッドウェーの敗戦以降はご存知の通りの展開となっていきこの石川という人物は海軍善玉のなかでも隠れた悪玉的な存在だと思います。 自分は、大学で海軍について研究しているのですが、この石川や嶋田繁太郎などの人物はどうしても海軍を誤った方向へ導いた人物として認識してます。それでも、山本や山口と言った魅力的な人物も多く、悪玉と言われている陸軍も栗林忠道・今村均などの人物もいて海軍・陸軍とも悪名の高さが差をつけているかと思います。ながながとすいません。
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こんにちはー 栗林さんは硫黄島での戦いで有名ですよね。 名将だそうですね。映画で観ました。 陸軍の中にも海軍の中にもいろいろな人が いるということですね。 ご回答ありがとうございました。
- tanuki4u
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海軍の主敵は アメリカ と イギリス 陸軍の主敵は 中国 と ロシア(ソ連) これに伴い、海軍は出世コースはアメリカ・イギリス留学とか駐在武官になります。陸軍は中国とソ連、あと伝統時にドイツ。 これが何をもたらしたかというと、海軍はアメリカと交渉チャネルを持っているが、陸軍はアメリカと交渉チャネルを持たないと言うことになります。 開戦時の駐米大使が元海軍大将である野村吉三郎であることが典型的です。 終戦を迎えて、米軍と敗戦処理の交渉チャンネルは海軍が主体となりました。そのため 海軍が善玉 陸軍が悪玉とされました。 陸軍が海軍のために生け贄にされたということです。 上記は旧陸軍の方の見解 太平洋に消えた勝機 という著書からの私なりの要約です
お礼
こんにちはー なるほど、海軍がアメリカとの交渉チャンネルを もっていたために、陸軍が悪者になってしまった。 ということですね。 ご回答ありがとうございました。
- nishikasai
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陸軍は勝手に中国で戦争を始めたし、終戦の時も最後まで抵抗した。御前会議で阿南陸軍大臣は天皇陛下のお言葉があるまで徹底抗戦を訴え続けた。天皇陛下のご聖断があった後も一部の過激陸軍将校は録音盤を奪おうと反乱を起こした。海軍はその点、認識派が多く、猪突猛進の陸軍と比べるとかなりインテリタイプが揃っていた。
お礼
こんにちはー >海軍はその点、認識派が多く、猪突猛進の陸軍と比べるとかなりインテリタイプが揃っていた。 ある戦争映画で芸者さんが山本五十六に、海軍はスマートだが、陸軍はやぼったい人が多い。というようなことを言っていましたが、そういう イメージも女性から見ればあったのかもしれませんね。 ご回答ありがとうございました。
お礼
こんにちはー 陸海軍に悪玉も善玉もないということですね。 >戦艦大和の特攻ですよ! 私は戦争映画が好きで、映画だけはよく 観ているのですが、大和を題材にした映画も多いですねー ご回答ありがとうございました。