- ベストアンサー
東京裁判
皆さんこんにちは。 東京裁判で絞首刑になった方々の中で、 海軍出身の方はいないと思うのですが、 それはどうしてなのでしょうか? それは「海軍善玉説」に関係するのでしょうか? よろしくお願いいたします。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
東京裁判とは、敗者への報復儀式であり、悪玉を殺し善玉を助けた と言う性格のものではありません。 ましてや、国際法に照らして疑義だらけの裁判劇なのです。 海軍関係者がいなかったのは、支那事変から満州国崩壊に至る支那大陸での 戦闘において、陸軍(関東軍)が中心だったことと、比島のアメリカ軍を退却させた 主力が陸軍だったからに過ぎないと思います。 中華民国の国民党軍と米軍の屈辱感を満たすための生贄が7名の絞首刑者です。 東京裁判の判事のうちただ一人の国際法専門家であるパール博士は 被告全員に無罪を言い渡しております。 そして、『時が熱狂と偏見を和らげた暁には、また理性が虚偽から その仮面を剥ぎ取った暁には、その時こそ、正義の女神はその秤を 平衡に保ちながら、過去の賞罰の多くにそのところを変えることを 要求するであろう』と結んでいます。 いろいろの方々の努力で賞罰の所を変えるべき証拠が発掘されながら 日本のマスコミは、保身第一の思惑から、戦勝国ベッタリで日本国民 の洗脳に協力してきたことが障害となり、これらの情報にスルーを 決め込んでいるのが、現下の言論空間と言えましょう。
その他の回答 (2)
簡単に言えば海軍がうまく立ち回ったってことだと思います。 戦争前の段階において、陸軍と比べて対米開戦に消極的だったということもありますが、何より東京裁判において東条英機を初めとする陸軍が 諸悪の根源として担ぎ上げられたことが大きいと思います。 東京裁判に当たっては、日本の側としてはなんとしても天皇や皇室に対する訴追だけは避けなければいけませんでしたし、一方のGHQも天皇や皇室の権威を用いたほうが占領統治に好都合だと言う判断をしていたため、天皇に戦争責任を取らせることはしたくなかったのです。(ちなみに、当時の戦勝国の世論では、天皇も罰するべきだと言う意見が大勢でした) そこで開戦時の首相であり、戦勝国の間でも「悪の親玉」とイメージされていた東条英機を中心とする陸軍軍人たちに責任を取らせてしまおうという流れが、日米双方のある種共犯的な関係の中で構築されていったのです。海軍はうまいことこの流れに便乗し、日米開戦は陸軍が一方的に主導したという筋書きを作り上げることで、訴追者を減らすことに成功したのです。(対米開戦以前の中国戦線については、そもそもその主体が陸軍であったために必然的に陸軍軍人が訴追されています) こうした海軍側の振る舞いに対しては、当然陸軍側は不満を感じていましたし、日記などであからさまにそれを表した者もいました(畑俊六など)。
お礼
こんにちはー そうでしたか。 陸軍は責任を押し付けられたという 感じなのですね。 開戦の理由はいろいろあるとは思うのですが、 結果的に海軍も同意したから、戦争になった ので、陸軍としては不満でしょうね。 ご回答ありがとうございました。
- kantansi
- ベストアンサー率26% (658/2438)
添付Q&Aが参考になります。 http://soudan1.biglobe.ne.jp/qa1657596.html
お礼
こんにちはー 大変参考になるサイトをありがとうございます。 ご回答ありがとうございました。
お礼
こんにちはー アメリカと主に戦っていたのは、海軍だという イメージがあり、東京裁判のときにアメリカと しては、陸軍よりも海軍を懲らしめてやりたいと 思うのではないかと、疑問に感じました。 しかし、実際にA級戦犯とされたのは陸軍ばかりで、 不思議に思ってました。 ご回答ありがとうございました。