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while I go scot-free myself. このscot-freeは無罪放免以外の意味ですか?
こんにちは! お世話になります。 ホメロス著 オデッセイア Robert Fagle訳を今読んでいます。 そこで出てきたタイトルの通りの台詞なのですが、英語力の不足なのか国語力の不足なのか分からないのですが良く分かりません。 背景:父オッデッセウスがトロイ戦争が終わっても中々帰ってこない。そんな中、オデッセウスの妻ペロネペイアには求婚者が群がり、しかもオデッセウスの屋敷の食べ物を貪り食い毎日どんちゃん騒ぎ。息子テレマコスはさすがに参ってアテネのアドバイスに従い、イタケ島の長老達を集め近況の報告と解決を求めるも、助けを得られない。 そこでテレマコスが叫んだセリフ、 But I'll cry out to the everlasting gods in hopes that Zeus will pay you back with a vengeance - all of you destroyed in my house 『while I go scot-free myself』. 自分なりの訳: しかし、私は不滅の神に希望を抱いて叫ぶ、ゼウスがおまえ達に激しく報いてくれるように、おまえ達全員私の家で殺されるだろう、『私が私自身を無罪放免にしている間に(???)』。 質問:この文章のwhile I go scot-free myselfがご覧とおり全く理解できていません。 教えてください、よろしくお願い致します。
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「オデュッセイア」にしては口語的な言い回しが出てくるのが面白いのですが、それはともかくテレマコスには罪を問われて、放免されるような必要は見受けられません。ですから scot-free は「害を受けない」というような意味だと思えます。go は「ある状態である」myself は再帰ではなく強調 while は対照でしょう。 状況が相変わらず好転しないのでとうとうブチ切れて叫んだ様子が分かります。 「ゼウスがお前らにひどい報いをくれてやるように、不滅の神々に俺は叫んでやるぜ!俺だけは何の咎めも報いも受けることなく暮らしているときにこの俺の家でお前らみんな殺されちまえ!」 all of you と destroyed の間に be動詞かそれに助動詞がついたものがありませんが、それを抜くことであえて強い感情をあらわしているようです。
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- flareskirt
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「一方で、私は無事でいられるだろう」ぐらいの意味だと思います。 普通は、「無事に逃げおおせる」というニュアンスがあると思うのですが、この文脈に合うかどうかはわかりません。 参考:「無事に逃げ出す escape unhurt [unharmed, without harm, with a whole skin]; make good one's escape; get off scotfree [unhurt]」(研究社 新和英大辞典)
お礼
ご回答ありがとうございます。 <「一方で、私は無事でいられるだろう」ぐらいの意味だと思います。> なるほど! おまえ達は神の報いを受けるが自分は「無事にいる」ということだったのか! 分かりました。 scot-freeなんて言葉は今回始めて見た単語だったので、戸惑ってしまいましたが、 <普通は、「無事に逃げおおせる」というニュアンスがあると思うのですが、> と仰っているという事は、じつは意外とよく使われている単語なんですかね? 私の持っているジーニアス英和辞典にもよくよく見てみると、 <<略式>>害を受けないで;罪を免れて と、載っていました。 うっかり、見落としていました。 というか、どっちの意味が使われているのか、Whileの用法を誤解していたためにさらに混乱していました。 なんとか分かりました。 ご多忙の中、ご回答ありがとうございます。
お礼
今日は2っの質問にご回答いただきありがとうございます。 <「オデュッセイア」にしては口語的な言い回しが出てくるのが面白いのですが、> 気が付きましたか! さすが達人です。 このRobert Fagles訳はちょっと一般的に出回っている英語のオデッセイアとは文章の雰囲気が違いますね。 オデッセイアが大好きで今まで5通り位の別の訳者によるものを読んだことがありますが、古文ポイ雰囲気がする文章のものが多く、私的には、この訳が今のところ一番気に入っています。 <ですから scot-free は「害を受けない」というような意味だと思えます。> そうじゃないかとも、一瞬思ったりもしたのですが、それ以上にwhileと、goと、myselfを大いに間違った解釈をして、余計に混乱してwhile I go scot-free myselfが理解できていませんでした。 <go は「ある状態である」myself は再帰ではなく強調 while は対照でしょう。> このご解説を、拝読し、やっとどうして意味が分からなかったのか分かりました。 一つの文で、ほぼ全ての単語の意味を間違えて解釈したのは本当に久しぶりです! <状況が相変わらず好転しないのでとうとうブチ切れて叫んだ様子が分かります。> やっと英語カテでも封印を解いてくれそうな気配・・・。 <「ゼウスがお前らにひどい報いをくれてやるように、不滅の神々に俺は叫んでやるぜ!俺だけは何の咎めも報いも受けることなく暮らしているときにこの俺の家でお前らみんな殺されちまえ!」> これです! このようなご回答を待っていました! <all of you と destroyed の間に be動詞かそれに助動詞がついたものがありませんが、それを抜くことであえて強い感情をあらわしているようです。> ここも、ご解説いただくまで、気が付きませんでした! 確かに平凡な文章だったら、all of you will be destroyed in my houseと、受動態にする筈ですよね。殺されるのは『お前ら』なのですから。be動詞を抜いて強い感情を表していたんですね! 文脈から、殺されるのがどっちだか分かっていたのですが、このような強調が使われている事に気が付きませんでした。 それにしても私が理解していない所を全て見抜きましたね!さすが達人です。 今日は、すごい勉強になりました。 ご多忙の中、ご回答ありがとうございます。