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一年を二年とする暦
- 昔のインドでは一カ月を二カ月と数えていたことが予想される
- 現在の一カ年を二カ年と数える暦法が存在するか疑問
- 昔の人は長寿が多かったため、暦の考え方も異なっていた可能性がある
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日本の話になりますが、「古代からの伝言」という本に面白い記述があります。 中国の歴史書魏略(三国志に引用されている)に [(倭人は)春耕秋収を計って年紀となすのみ。] という記述があるそうで、著者によるとこれは [春分秋分の頃を一年の初めとして現在の一カ年を二カ年と数えていた。] ということらしいです。 原資料を見たわけでもないですし、解釈もあっているのかわかりません。 私としてはやはり農業のサイクルを二つに分けるという事に疑問を感じます。 しかし 三国志の魏志倭人伝には [その人(倭人)は長寿(寿考)にして、あるいは百年、あるいは八、九十年なり。] 後漢書には [多くは長寿にして、百余歳に至る者、はなはだ衆し。] とあるそうです。 これは昔の日本人は記紀にしるされる天皇などだけでなく、皆が長生きだったという事を示唆していると思われます。 記紀によって天皇の歳がいじられているわけではないことになります。 だとすると今とは違った暦法をもっていた可能性はあるかも知れませんね。 まとまりがなくて申し訳ないですが参考までに。 ちなみに出典は 古代からの伝言 日本建国 (角川文庫 八木荘司) のP348、349です。
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- at9_am
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> 私の質問は「インドでは現在の一か月が二ヶ月のような暦があったようなので」、地球上のどこかに「現在の一年が二年」になるような暦があっただろうか、ということです。 ないです。 勿論、現在のところ知られていない物であれば別ですが。 ただ、これも微妙なところですけれども、二期作が可能な地域であれば、一年の中に収穫サイクルが二回あるわけですから、存在する可能性は、無いわけではありません。 しかし、そのような数え方をしている暦は見たことがありませんね。 ただ、1年が今の暦の様に365日ではない(したがって季節と月がマッチしていない)暦は、例えばイスラム歴の様に存在します。 また、乾期と雨期のある東南アジアなどでは、その二つを区別する暦というのは存在します。が、1セットで1年です。 因みに言えば、質問文の平家物語の記述から言えば、たとえば上旬・中旬・下旬をそれぞれ一ヶ月として数えていると主張している様な物です。単に、太陰暦なので満月と新月を数えて今が何年何月かを数えている、という程度の記述です。まあ実際問題、当時は太陰暦なので閏月の関係など、難しいんですけれどもね。
- jula721
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ずっと以前に読んだ、記憶だけの回答で申し訳ないですが。 古田武彦さんが、九州古代王朝か邪馬台国について書かれた本のなかに「〇〇国(覚えてませんが、昔日本にあったであろう国)では現在の一年を、二年として数えていたので、当時100歳なら現在の50歳になる」 とかいう内容の話がありましたね。 これが、どのような歴だったのかも忘れてますが、件の本には書かれていたと思います。
- glenotokun
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専門家ではありませんが・・・ 1年を2年とする暦とは、例えば今の1月から6月を1年、7月から12月を1年とすると言う意味ですよね。 暦の成り立ちから考えると、そのような暦法はないというのが答えだと思います。 暦は生活の必要があって作られたものです。 (ナイル川の氾濫の時期を知るとか、農業、漁業に使うとか) 大きくは太陽暦と太陰暦に分かれますが、太陰暦でも1年の季節とズレてしまい、そのままでは役に立たない為結局は太陽暦(つまり今の1年間)と齟齬をきたさないように調整しています。 農作物の多くは1年に1度収穫されるのでわざわざ(今の)1年を2つに割って考える必要なありません。 したがって、平家物語の記述からは、1年を2年とする暦があったと考えるより1年が24ヶ月ある暦があった、と考える方が自然だと思います。 少し意味は違うようですが、日本の暦でも二十四節気というのがあり、1年24ヶ月に近い考え方もありました。 ご参考まで。
補足
私の質問は「インドでは現在の一か月が二ヶ月のような暦があったようなので」、地球上のどこかに「現在の一年が二年」になるような暦があっただろうか、ということです。解答されてる方は「太陰暦」といってますが、これは「太陰太陽暦」のことでしょうね。季節感にまったく関係のない純粋な太陰暦はイスラム世界にあります。私は農業にもかかわりのない全地球上の歴史的な問題としてお聞きしているのです。
お礼
大変参考になりました。どうも有り難うございます。