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「逆マザコン」というのはなぜ心理学用語にないのか?

「マザコン」の概念は一般的になりましたが、その反意というのはどうしてないのでしょうか? なるべく母親とは違ったタイプにあこがれる←母親への嫌悪がある。もう子供時代からの関係にいやになった、新しい歴史を作りたい。。。 というような概念「逆マザコン」なるものがなぜないのか不思議です。もちろん「逆ファザコン」「逆ブラコン」「逆シスコン」でもいいわけですが、それらもありません? むしろ実態はそっちの件数のほうが多いのではないでしょうか?ないとは腑に落ちないのですが、なんでなんでしょうか? もちろん、多くはシンプルな感情ではなく、愛憎一体となったものだとは思うのですが、しかし、実例があるのですから、そういう割合が多いほう(嫌悪)を問題にしてもいいはずだと感じます。

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回答No.10

こんばんは。 基本的には#1様、#3様に賛成なのですが、 細かく分析すると、いろいろな名前が付けられているようですね。 興味深くこのスレッドを拝見させていただいております。 他の回答者様と重複する部分もあると思いますが、 まず「コンプレックス」というのは、 「情緒的に強く色づけされた表象の複合」と定義されていて、 抑圧されながら無意識のうちに存在し、 現実の行動に影響力を持つ体験・それに起因する心理状態のことです。 ある「もの」や「こと」や「ひと」に「こだわる」こと、「執着する」こと、 「気になって仕方がない」こと、とも言えます。 ですから、 「大好きすぎて、あるいは依存しすぎて、他のことに影響が出る」というのも、 「大嫌いすぎて、あるいは回避しすぎて、他のことに影響が出る」というのも、 どちらも「コンプレックス」と言ってよいと思います。 正反対の事象のようにも見えますが、 共通しているのは、「無関心ではない」ということです。 無関心ではないからこそ、いろいろな感情が発生します。 「愛」か「憎」か、 慢性的にどちらかの感情しか持つことができない人、というのは、 そんなにいないんじゃないかと思います。 もし、「愛」か「憎」かどちらかの感情しか認識できないのだとすると、 その人は、自分が傷ついたり混乱したりしないよう、自分を守るために、 あるいは、自分が納得できるように、 わざわざ一方の感情を認識しないようにしているのではないか、とも思います。 garconさんがおっしゃるところの「逆マザコン」に付けられている 名称についてはよく分からないのですが、 あえて大ざっぱな捉え方をすると、 「防衛機制」の中の「反動形成」に該当するのではないかと思います。 本当は、母親に愛されたくて仕方ない、 本当は、こんな風に愛されたい、 だけど、思うように愛してもらうのは、なんとなく無理な気がする。 だから、自分の「本当は愛されたい」という感情は、無かったことにしよう。 いや、それだけじゃ足りない。 自分は、この女を憎んでいる、ということにしておこう。 憎んでいる、と思い込むことに「決めた」のだから、 正反対の人を求めている、と思い込むことにしよう。 このような経緯でこのような結果になっていることが案外多いと思うのです。 「防衛機制」というのは、 自分を守るために、無意識的に行われるため、 本人も「防衛機制」が働いていることに気付かない場合が多いと思うのです。 余談ですが、この質問を拝見して 「すっぱいぶどう」 「あまいレモン」という言葉を思い浮かべました。 http://www8.plala.or.jp/psychology/topic/gourika.htm 今回のご質問のケースの場合、 求める愛情が手に入らないとき、 そしてその現実を受け入れるのが困難なとき、 「あんな愛情なんか欲しくなかったんだよね。あの女キライだし。」 というような「合理化」が行われている、とも思えます。 しかしこのような「どうしようもない人間らしさ」を眺めていると、 人間おもしろいな~健気だな~と思いませんか?

garcon2000
質問者

お礼

どうもありがとうございます。 深いところの感情問題と、表面的に現れるちょっとした苛立ちやらマイナス感情と、つながっているようで断絶しているのか、よくわかりません。「合理化」という心理学的定義は、でたらめではないと思いますが、手放しで信じるわけには行かない気がしています。それよりは、もっと表面的な満足の方が影響が大きいのではないだろうかと。

その他の回答 (13)

  • hakobulu
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回答No.3

基本的には#1さんがおっしゃっている通りだと思います。 コンプレックスは錯綜、あるいは複合などとも訳されますし、本来そうではない(母親ではない)のに、そうだ(母親だ)と錯覚することとも言えるでしょう。 ただ、マザコンという正式な心理学用語はたしか無かったと思います。 母親に良くない感情が刷り込まれていれば、全く別の女性を嫌悪するようになることもあるでしょう。 これも錯綜ですから本来はコンプレックスと呼べるはずですし、過去に固執し過ぎる(固執せざるを得ない)ということでは共通点があると思います。 ただ、マザコンという語が母親への好意的面だけを捉えた一般的造語であることもまた確かでしょう。 では、なぜ嫌悪的な意味合いは注目されなかったのか。 おそらく、母親への嫌悪から発するであろう反発とか反抗とかいうことが男性的な要素であって、 あえて「コンプレックス」という造語を駆使してまで特筆すべき事柄であるという認識がなされなかったからではないでしょうか。 それに反して好意的な面は、「男らしくない」「軟弱である」といった結果につながりやすいわけで、世間一般でいうところの男性らしさとは異質のものであるという認識につながるでしょう。 この点を注目されて、このような造語が誕生した。 ということではないかと推測します。  

garcon2000
質問者

お礼

コンプレックスという用語はどうもはっきりしないですね。なにか「劣等感」と誤訳せれたのでおかしくなったのでしょうか。 母親によくない感情が刷り込まれれば、ここが問題なのですが、逆に「まったく別の女性」に惹かれるというのがあるのです。 ここ、重要だと思っています。 もっとも、感情は裏腹で同じものの違う現われだといえないことはないかもしれませんが、表面的には、教養のない母親だったから、才気あふれる女性にころっと惹かれてしまうとか、飲んだ暮れの荒れた父親を嫌悪していたから、品行法制で筋が通った男性にいちころという例もあります。 つまり、なにかそれによって「ばね」が蓄えられる。普通の人は「まあいいんじゃない」くらいの評価要素を「絶大絶対」の要素として惹かれる。そういうコンプレックス「逆コン」というのについて、どうなのだろうと考えます。 しかし、おっしゃるように、反抗反発はあえて「普通のこと」的な社会認知があるのかもしれませんね。

  • SAYKA
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回答No.2

え? 子供 →(好き)→ 母親 これの逆だから 子供 ←(嫌い)← 母親 こうでしょ? ええと・・・・・虐待?

garcon2000
質問者

お礼

よくわかりません。

回答No.1

それ自体がマザーコンプレックスだからです。 「母親への嫌悪」これ自体がコンプレックスです。 母親に対して、子供が強い愛着・執着を持つ状態を指すので 逆も何もないのです。

garcon2000
質問者

お礼

執着というのは、「嫌悪」でもかまわないわけですね。

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