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この心理は心理学用語でなんと言うのでしょうか?
こんばんは。 具体例を書いてしまうと、その具体例自体の真偽を論じられてしまいそうですが、個別論に流れれないで、あくまでも「たとえば」ということで考えていただきたいと思います。 質問は、あること・ある話が、第三者から見て、ほぼ間違いなくウソ、間違いであることが明白であるにもかかわらず、信じ続ける心理を、心理学ではどう説明するか聞きたいのです。 たとえば、こういうのです。 「私は、ロシア・ロマノフ王朝の生き残りの皇女よ」と言い続けていた女性がいましたね。死後、DNA検査によって別人であることは、常識的にはほぼ間違いありません。でも、信じている人もいるそうです。 コナン・ドイルがえらくはまったのですが、妖精が写っているという写真があります。この写真は、写真家はもとより、この写真を出してきた張本人達が捏造を自称したのに、信じる人はまだまだ多いです。ミステリーサークルと言われているものも、似たようなものです。捏造した本人が、あの複雑怪奇な文様を、再現して見せても、本物が別にあると信じてる人は多いです。何のかんのと論を組み立ててその見解に固執しようとしますが、客観的には否定されるものばかりです。こういうのは他にもあります。 普通の人は、多少夢が壊れてもそこに固執しませんが、こういう心理は、どう説明されるのでしょうか?何か専門術語はありますか? それから、上記のような例であげたような事例と、たとえば家族の死を受け入れられないでいる遺族の心理とは同じものなのですか? 家族の死を受容できない心理はまだ分かります。でも、死は事実としては否定できませんから、精神が壊れしまわない限り時間の経過等によって、死を受け入れていこうとすると思いますが・・・。 よろしくお願いします。例自体はあくまでもわかりやすくするための例です。
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#6です. おっしゃるように,「ロマノフ王朝の皇女」という例と,家族の死を受け入れられないでいる遺族の心理とは,異なるでしょう. あることが,第三者から見て間違いであることが明白であるにもかかわらず,信じ続けるということは,病的な場合には,妄想がもっとも考えられると思います. 妖精の写真を信じる,というのは,心霊写真を信じることにもつながるかと思いますが,この場合は,誤った信念をもっていることと言えると思います. 他者が否定しても,それにこだわり続けるという場合,そうすることによって,当人にどのようなメリットがあるのか,あるいは,当人がそうし続けるのに十分な理由があるのか,という点を考えてみる価値があるでしょう. 遺族の心理は,「否認」ということになります. つまり,表面的には,同じように見える現象であっても,それが由来するところ・ものは異なっているということは多々あります. 例が不適切かも知れませんが,発熱する(熱が出る)という現象は,どこかで炎症が起こっていることが多いかも知れませんが,それにしても,いつもひとつの定まったことが原因ではありませんよね? それと同じようなことです.
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さきの曖昧さののこる定義では、頑固一徹なひとが「おれは妄想か!」と口を曲げかねないので、正確な定義に置き換えますと、 1 平均人の確信に比しはるかに強いなみならぬ確信、比類のない主観的確信性。 2 他人の合理的説得によっても、また彼自身のこれまでの人生経験などに照らさせてみても、絶対に訂 正不能であること。一見訂正しうるかにみえることがあっても長続きしないこと。その内容に多少とも現 実にありうべからざる側面を含むこと。 という妄想の定義からみると、ロマノフ王朝の皇女の例は「妄想」。 ミステリーサークルのことは、超常現象を科学的に発生させてみても、それだけでは超常現象の非存在を証明したことにはならず、ただ科学的にもそうした現象を発生させえたということを証明したにすぎない、と考えられるのと同じで、目の前で再現させてみたところが、ほかの可能性を信じてもおかしくないわけで、それはそれで正常な心理だとおもいますが。
お礼
さらなるお気遣い^^ありがとうございます。そうですね、強い信念と、合理性の欠如は感じます。そうしたものを、なぜ人が抱いてしまうのかということも感じます。その辺に注目すると、他の方々の回答内容ともリンクしてきそうに思います。 >ミステリーサークルのことは、超常現象を科学的に発生させてみても、それだけでは超常現象の非存在を証明したことにはならず 妖精やミステリサークルは、そうですね。言い方も悪かったです。ただ、最初の言い出しっぺがウソであることを言い、再現して見せた場合には、「それ自体(つまりことの発端となった写真やサークル)」がウソであることは、通常認証せざるを得ないと思うのですが、「いや、あれは世間の批判をかわすために、本当は妖精なんだけどあえてウソをついてるのだ」とか、通常の人の持たない論理的飛躍やごり押しが多いということがありますので、例としました。 個別例は否定されても、他の事例は可能性として真であることを信じるのはありかもしれませんね。
そうではないとまわりが具体的な事実をいろいろとあげて反証しても、それを受け入れないで自説に固執するのが「妄想」の定義であることからすると「妄想」。
お礼
お礼が遅れがちですみません。回答、ありがとうございます。 妄想の定義も、私達が日常語で使う意味よりも、明確ですね。確かにそう定義すると妄想と言うのが良いのかもしれません。
- vzb04330
- ベストアンサー率74% (577/778)
「ロマノフ王朝の……」は,おそらく妄想といってもよいのではないかと思います. つまり,病的な信念ですね. 虚言症という場合もありかな,と思いますが,心理的リアクタンスや,認知的不協和ではないと,私は思います. 家族の死を受け入れられないでいる遺族の心理は,防衛機制の中の,「否認」という概念で説明できます.
お礼
回答ありがとうございます。 分析には、微妙な点もあるようですね。私の例がまずいというのもあると思うんですが・・・(なにしろ心理学の例として、私の出した例が適切かどうかわかりません)。 家族の死が受け入れられないというのと、私の出した例はまた違うんですね。
- onifan
- ベストアンサー率15% (3/19)
心理的リアクタンス理論なんて考えられませんか? 心理学はとらえかたですから専門家でも意見が一致するとは限らないと思いますよ^^
お礼
回答ありがとうございます。 >理学はとらえかたですから専門家でも意見が一致するとは そうですね^^。それにしても、こんなに違うものだとは思いませんでした。でも、名称そのものよりも、そうやって分析していくことで理解が深められたように思います。補助線を引いてもらったような気がします。
- ultraCS
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「確証バイアス」と「思考停止」かなあ、ちょっと違う気もしますね。 一応、書籍だけ紹介、 「不思議現象 なぜ信じるのか こころの科学入門」 菊池聡、谷口高士、宮本博章編著、北大路書房 例に出たような話を心理学的に解き明かそうという本です。多分、この中に答えがあると思うんだけど、読み返す時間がないので。 是非お勧めします、多分、読めば解決するはずですし、心理学の入門としても大変面白い本です。
お礼
回答ありがとうございます。 いろいろな説明の仕方があるのですね。一度検索もしてみたいと思います。その上で本も読んでみたいと思います。
- myomoto
- ベストアンサー率23% (15/64)
途中でURLが切れてしまいました. こちらに変えさせていただきます http://www.n-seiryo.ac.jp/~usui/deai/012ninchi.html
お礼
URL拝見しました。 強弱こそはあれ、誰にでもある心の機能ですね。防衛規制の一種のようにも見えました。ありがとうございます。
- myomoto
- ベストアンサー率23% (15/64)
恐らく、「認知的不協和」が一番適切ではないかと思います。 http://www.google.com/search?client=opera&rls=ja&q=%E8%AA%8D%E7%9F%A5%E7%9A%84%E4%B8%8D%E5%8D%94%E5%92%8C&sourceid=opera&ie=utf-8&oe=utf-8
お礼
回答ありがとうございます。
- pekomama43
- ベストアンサー率36% (883/2393)
これではないでしょうか? きょげん‐しょう【虚言症】 ---------------------------------------------------------------- 自己の境遇を願望に基づいて空想し、現実と混同する病的な傾向。神経症などでみられる。 違ったらごめんなさい
お礼
虚言症というのもあるのですね。 世間的な意味で使う意味とは少し定義が違っていそうですね。 回答ありがとうございました。
お礼
再回答ありがとうございます。 身内の死を受け入れられないというのとは、違うのですね。身内の死は、妄想しているということではないから、ですね。否認という概念も初めて知りました。日常の言葉の意味とは別に、心理学上の定義・用法がありそうですので、また調べてみたいと思います。現れた現象(言動、様子)が似ているようにも思いましたので、違うのかなと思いつつも、どこが違うか分からなくて、比較をお願いしましたが、背景にあるものが違うと言うことがよくわかりました。