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接続助詞「たり」について
「車にひかれ……したらたいへんだ」の「たり」ですが、 いかにも副助詞的です。 これも、やはり「接続助詞」とするべきなのでしょうか?
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答えになっていないかもしれませんが、現代文法は諸説紛々で明快な答えというものがあまりありません。 そのため、「学校文法」では、【たり】は接続助詞あるいは副助詞としています。 【たり】には、[並立]と[例示]の用法があり、[並立]は接続助詞[例示]は副助詞というように分ければよいのに、そのいずれも「接続助詞あるいは副助詞」というのが学校文法の立場です。 なお、学校での小論文では、【たり】を単独で用いる[例示]は、望ましくない用法として指導する学校が多いようです。
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- jo-zen
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以下のURLを参考にしてみてください。 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%81%9F%E3%82%8A&dtype=0&stype=1&dname=0na&pagenum=1&index=12969011675600 2の用法になります。辞書にも、「副助詞的に用いられ」という説明がありますが、文法上は「接続助詞」であることに変わりありません。なお、3は「終助詞的に用いられ」る用法となっています。 文法があって、言葉があるのではなく、まず言葉ありきです。文法は、合理的に仕組みを説明しようとしたものですが、必ずしも合理的に説明できるものばかりでもありません。
お礼
おっしゃるとおりです。ありがとうございました。
- sanori
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こんにちは。 理系のおっさんです。 なるほど。鋭いですね。 しかし、やはり接続助詞です。 元々は、「お菓子を食べたりジュースを飲んだり」という、2つ以上の事柄を列挙する使い方であると考えてください。 「たり」が1つしか登場しないときは、2つめ以降の存在を暗示しています。 すなわち、「車に引かれたりしたら大変だ」は、具体的に明示はしないけれども、車に引かれる以外の悪いこともありうる、ということです。 「車に引かれたり、○○したり、××したりしたら大変だ。」 (例) 「車に引かれたり、バイクがぶつかってきたり、通り魔に襲われたりしたら大変だ。」 こちら(大辞林)では、並立助詞「たり」の副助詞的用法とされています。 http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%A4%BF%A4%EA&kind=jn&mode=0&base=1&row=3 ただし、大辞林は、品種の分類が細かすぎるきらいがあります。 実際、手元の広辞苑を引くと、上述と同様の説明が載っています。 余談ですが、 「お前、彼女とかいる?」 というような若者言葉がありますよね。 本来、「とか」は、2つ目以降も列挙するときに使う言葉です。 このような表現を「とか弁」と呼ぶそうです。 http://www.nhk.or.jp/a-room/kininaru/2003/10/1014.html これも具体的に2つ目以降は示さなくても、暗にあるような言い方をすることにより、表現を柔らかくしています。 「お前、彼女とかセフレとかホモダチとかいる?」 の略とまでは言いませんが。(笑) 将来、「たり」と同様に「とか」を列挙以外で使う用法も辞書に載るのではないかと、私は予想しています。
お礼
参考になりました。ありがとうございます。
お礼
ありがとうございました。 諸説紛々なのが、学問の世界。特に国文法はややこしいです。 問題は、「学校ではどう教えるか」に尽きます。